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証券業界の就職人気度No.1、大和証券グループの新卒採用情報とエントリーシートなど対策を紹介!

証券業界の就職人気度No.1、大和証券グループの新卒採用情報とエントリーシートなど対策を紹介!

文化放送キャリアパートナーズの「就職人気企業ランキング」の中で、証券業ではトップ、全業種内でも4位にランクインしたのが大和証券グループです。

 

2009年には大手金融機関で初の女性社長を誕生させて話題を呼んだ大和証券グループですが、ワーク・ライフ・バランスへの取り組みにも意欲的です。

多様な休暇制度があるほか、手当も充実していて、この辺りが人気のポイントなのかもしれません。

 

エントリーシートや筆記試験などの採用ステップや対策を見ていきましょう。

 

1.大和証券グループ採用職種と初任給、平均年収など待遇

 

大和証券グループが求めるのは

「誠実で、常に新しいものを見出し、より高い目標に向かって強いマインドを持ってチャレンジできる人材」

です。

 

グループ5社がそれぞれに新卒採用を実施していますが、グループを通じて

「総合職(全国転勤型)」

「エリア総合職(地域限定型)」

「カスタマーサービス職(地域限定型)」

に分かれています。

会社ごとに見ていきましょう。

 

①大和証券

・総合コース(総合職・エリア総合職)

入社後は原則リテール部門の配属。個人・未上場法人の資産運用コンサルタントや相続・事業継承などの提案。

・コンタクトセンター(カスタマーサービス職)

オペレーター業務。

・部門別コース(総合職)

金融商品開発やリサーチ業務、IT業務など、入社後から専門性の高い特定部門での業務

 

②大和アセットマネジメント

・総合職

資産運用、ファンド管理、マーケティングなど投資信託業務。

 

③大和総研グループ

・総合職

経営・事業戦略、M&Aやアジア進出などに関するコンサルティングや、システムコンサルタントなど。

 

④大和証券ビジネスセンター

・カスタマーサービス職

金融サービスのバックオフィス部門。東京本社が主な勤務地。

 

⑤グッドタイムリビング

・総合職

有料老人ホーム事業。入社後は介護スタッフとして勤務。

 

 

そして初任給は、

 

総合職・エリア総合職:大学卒 255,000円/月

カスタマーサービス職:大学卒220,000/月

 

となっています。

 

なお、2020年卒はグループで450名の院卒・大学卒業者を採用しています。

社員の平均年収は1,057万円、有給取得年平均日数は15.2日、平均残業時間は月22.8時間です。

 

 

2.大和証券グループの選考ステップと試験内容

 

選考は、エントリーシート→筆記試験、面接→内々定、という流れです。

 

20年卒のエントリーシートの出題内容は、

・これまでの学生生活で最も力を入れたこととその理由(学業以外のことでも可、200字)
・当社及び選択したコース・部門を志望する理由、入社後のキャリアプラン(総合コース300字、部門別コース800字)

でした。

 

そして筆記試験は、一つはGABです。

GABは総合商社や証券会社などで総合職用の検査としてよく採用されており、言語理解と計数理解、パーソナリティの3つで構成されています。

 

言語理解では文章読解力を求められます。

数百文字の文章を読み、その文章に関する問題が出されるといった具合です。

英語の場合は英文です。

また、計数理解は図表を見て問題を解く形式の試験で、軽い暗算を頭の中で素早くこなさなければなりません。

 

出題形式に慣れておくためにも、問題集や対策本などで勉強しておくのが良いでしょう。

パターンを掴んでおくのは重要なことです。

 

 

次に、適性試験としてOPQが採用されています。

OPQは他の適性検査と違い、複数回答の場合もあるという特徴があります。

そのほうが被験者の特性がより正確にわかるから、という理由もあります。

 

そして、適性検査で探し出すのは「企業風土にあう人材」ですから、OPQの準備としては「企業についてよく知る」ことが重要になってきます。

 

 

3.大和証券グループの傾向と対策

 

大和証券は、立ち位置としては野村に次ぐ業界2位です。

どの事業部門でも「真ん中あたり」といったところですが、その最大の特徴はオリジナリティだと言えるでしょう。

 

採用で重視しているポイントは「志望動機、誠実さや向上心・チャレンジ精神」です。

 

早くからオンライン証券やネット銀行といった業態にも乗り出し、グループで「ハイブリッド型の総合証券」を標榜しています。

従来の証券ビジネスもそうですが、多様な事業ポートフォリオを展開しようという旺盛な意欲が見られます。

 

デジタル部門に強みがあり、2020年4月にはスマホ証券「コネクト」を設立。

こちらは月10回程度まで売買手数料を無料にするというユニークな取り組みで販売チャネルの拡大をはかっているところです。

 

かつては三井住友フィナンシャルグループと提携し、大和証券SMBCとしていた時期もありましたが、経営方針の違いなどを理由に関係を解消し、現在の独立系証券の形に戻っています。

「自分たちらしさ」を大切にする一面がありそうですので、志望動機や「なぜ大和証券なのか」という点は、選考にあたっても重視されそうです。

 

また、掲げている基本理念は「信頼の構築」「人材の重視」「社会への貢献」「健全な利益の確保」です。

社風としては、就活が解禁されると説明会や座談会を実施して社員が学生とコミュニケーションを取る機会を積極的に作られています。

 

証券会社の社員となるとどこに行ってもある程度のタフさは求められますが、その中では比較的フレンドリーな面があります。

 

女性の活躍する企業として働きやすさを前面にアピールしているのも大きな特徴です。

出産一時金は、3人目以降にはお祝い金として200万円を上乗せするという手当の他、通常の有給に加え「ファミリーデー休暇」「キッズセレモニー休暇」「親の長寿祝い休暇」と、ユニークな名前の休暇システムがあります。

 

4.大和証券グループの新卒採用情報と対策まとめと参考情報

 

2020年度の大和証券グループの経営方針が、「Passion for the Best」として公表されています。

コロナ禍の混乱の中で、

「この様な時こそ、117年もの長きに亘りマーケットと真摯に向き合ってきた当社グループが、これまで培ってきた経験とノウハウを最大限に活かす局面」

だとして、攻めの姿勢を見せています。

 

・2020年度 大和証券グループ経営方針

https://www.daiwa-grp.jp/about/management/strategy/

 

また、2020年度の経営戦略説明会では、新型コロナウイルスへの対応や、従来から掲げている「ハイブリッド戦略」の進捗状況などについて詳細に説明する資料を配布しています。

これは必見です。

動画も収録されていますので、雰囲気を垣間見ることもできるでしょう。

 

・大和証券グループ本社 2020年度経営戦略説明会資料

https://www.daiwatv.jp/daiwa-jp/epre/ir/21346-001/download/21346-001.pdf

 

・2020年度経営戦略説明会収録動画

https://www.daiwatv.jp/daiwa-jp/epre/ir/21346-001/index.html

 

また、SDGsへの取り組みについても知り、話題の一つにしたいところです。

 

・SDGsブックレット

https://www.daiwa-grp.jp/sdgs/data/pdf/daiwa_sdgs_booklet_2020.pdf

・大和証券グループ SDGsデータブック2019

https://www.daiwa-grp.jp/sdgs/data/pdf/daiwa_sdgs_databook_2019_sec.pdf

 

 

「新しいものを創り出す」ことに重きを置いている大和証券についてさらに知るためには、グループ各社で実施されるインターンや懇談会に積極的に応募してみましょう。

 

これからの日程としては、夏季インターンが8月と9月の2回予定されています。

インターン申込みの締切りは2020年8月3日です。

 

大和証券グループ本社 採用情報:https://www.daiwa-grp-recruit.jp/2021/

大和証券グループ 新卒採用情報:https://www.daiwa-grp-recruit.jp/2021/business/

 

なお、グループ会社ごとにスケジュールが異なる場合がありますので、チェックしてみてください。

 

大和証券 採用情報:https://www.daiwa-grp-recruit.jp/2021/business/ds_dscm.html

大和アセットマネジメント 採用情報:https://www.daiwa-am.co.jp/recruit/index.html

大和総研グループ:https://www.dir.co.jp/recruit/

大和証券ビジネスセンター(受付停止中):http://www.daiwa-dsc.co.jp/recruit/information

グッドタイムリビング:https://www.gtl-daiwa.co.jp/recruit/newgraduate/

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執筆者 清水

2002年京都大学理学部卒業後、TBSに主に記者として勤務。社会部記者として事件事故やテクノロジー、経済部記者としては企業活動から金融まで経済全般を幅広く取材。CSニュース番組のプロデューサーも務める。フリーライターに転向後は、取材経験や各種統計の分析を元に、お金やライフスタイルなどについて関連企業に寄稿。趣味はサックス演奏。自らのユニットを率いてライブ活動を行う。

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