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大きく違う3種類の応募コース、富士通の採用情報と就活対策や通年採用について

大きく違う3種類の応募コース、富士通の採用情報と就活対策や通年採用について
法人向けITサービスで国内トップ、世界でも上位に食い込む富士通の新卒採用には、全く性格の異なる3種類のコースが設定されています。 そして現在は管理職が対象になっているジョブ型人事管理を拡充するほか、通年採用も導入するなど人事面での変革の最中にある企業です。 募集コースのそれぞれの特徴と面接対策などについてみていきましょう。

1.富士通が募集する「3つのコース」と職種

富士通は、3種類のコースで新卒の募集をしています。 ①スキルマッチングコース:希望する本部・職種が決まっている人で、学校推薦。 ②通常コースのうち 職種約束コース:希望する職種が決まっている人。内定時に配属職種を約束。自由応募と学校推薦があります。 ③通常コースのうち OPENコース:具体的な仕事は、応募以降じっくり考えたい人。自由応募と学校推薦があります。 なお、②③で受け付ける学校推薦は次の職種です: ソリューション&サービスエンジニア、ソフトウェア開発、ハードウェア開発 通常コースは毎月21日を締め日として、通年エントリーが可能です。また、通常コースの学校推薦枠は、計画採用数に達した段階で、募集は終了します。 募集職種は多岐にわたっています。 セールス&マーケティング/ソリューション&サービスエンジニア/開発/研究/ コーポレート(サプライチェーンマネジメント、購買、法務、知的財産、 財務・経理、総務・人事) 全学部全学科からの応募を受け付けています。文系学部出身者がエンジニアになることもあり得ます。 なお、初任給は 修士了:240,000円 学部卒:225,000円 高専卒:190,500円 となっています。

2.富士通の選考ステップと通年採用の対象

選考ステップは、応募コースによって異なります。

①スキルマッチングコース(学校推薦)

まず、自分の希望する本部・職種を絞り込みます。 こちらのサイトで出身学部や希望などを入力すると条件検索ができるようになっています。 FUJITSU Job & Department GUIDE: fujitsu.recruiting.jp.fujitsu.com/jobguide/ 各業種の職務内容もそれぞれ紹介されています。これらをしっかり見て、情報を叩き込んでおきましょう。 その上で、エントリーシートと成績表の提出、適性検査の受検をして書類選考となります。 書類選考通過後は希望する部署とのマッチング面談です。保有スキルと希望部署がマッチングするかどうかの確認という色合いの濃いものになります。 また、この段階でマッチングできなければ、通常コースへの切り替えが可能です。 マッチング面談を通過してからが本選考で、この段階までに推薦書を用意しなければなりません。

②通常コース(職種約束コース)

先ほどの「Job & Department GUIDE」のサイトや、職種紹介ページなどでまず希望職種を決め、エントリーシート、成績表の提出と適性検査を受検して書類選考となるところまでは同じです。 なお、学校推薦の場合は、書類選考は免除されます。 書類選考後の面接は、学校推薦であれは1回で内々定となりますが、自由応募の場合はグループディスカッションなどを含む複数回の面接が予定されています。

③通常コース(OPENコース)

書類選考、その後の面接までは②と同じです。 その後、学校推薦の場合は必要手続きを、自由応募の場合は人事との最終面談があります。

3.富士通の採用の傾向と対策

富士通は事前に職種について詳細に情報を出しています。 そして実際、面接では「なぜ富士通のこの職種を希望するのか」他社との比較も含めて深堀されます。 それぞれの本部や職種について、詳細に知ってから面接に来て欲しいということの現れです。勉強が足りないと、特に職種が約束されているコースで志願する場合は、「よくわかっていない仕事を希望しているのか」という悪印象を与えてしまいます。 また、OPENであっても、富士通の中にはどんな種類の仕事があり、どんなことをしているのか、それぞれの業種の違いについて知らなければなりません。 しっかり勉強して、深堀りされても堂々と答えられるようにしておきたいところです。登場する専門用語に対する理解も必要です。 もちろん、志望と自分のエピソードがどう関係するのかもしっかり繋がっていなければなりません。「頑張ったこと」はどの企業でもよく質問されますが、それについてもその時何を考えて行動したのか、といったところまで説明できるようにしましょう。 「なんとなく」の要素はすぐに見透かされてしまいます。何より自分の話し方や態度に出てしまいます。 雑談に近い内容の質問は、純粋に人となりを見ているだけなので、リラックスして答えましょう。

4.富士通の通年採用の注意点

富士通の通年採用は今のところ「通常コース」の「OPENコース」が対象です。 就活をする側から見ると、授業などのスケジュールを犠牲にせずにすむことや、内定した場合、入社まで(4月入社と10月入社があります)何をするか、といった予定を立てやすいというメリットがあります。 ただ一方で、企業としては無限に人員を採用するわけではありません。それなりに採用予定人数の「枠」があります。 ですから、通年といってもあまりのんびりしていると、厳しくなっていく可能性があります。 特に学校推薦には明確な枠がありますので注意が必要です。

5.富士通の採用情報と就活対策や通年採用の参考書籍やサイトとまとめ

まず、富士通の組織や事業について知るために必須なのが、「富士通グループ統合レポート」と「富士通データブック」です。 いずれもIR資料として公表されていますので、目を通しましょう。 富士通 IR資料室:pr.fujitsu.com/jp/ir/library/ そして先ほども紹介しましたが、どのような職種や部署があり、自分はどういうところが良いのかを見るためのサイトがあります。 出身学部やどんなテクノロジーに関わりたいかなどを選ぶと、該当する本部の情報が出てくるというとても便利なサイトです。 FUJITSU Job & Department GUIDE:fujitsu.recruiting.jp.fujitsu.com/jobguide/ また、おすすめの書籍として「ICTだけじゃない!富士通の働き方改革」(富士通エフ・おー・エム株式会社)があります。 ICTのトップ企業がまさに自社内でICTを導入したというもので、具体的事例やそこに至るまでの社内ででの出来事などが綴られています。各部門の状況についても触れられています。 まずはよく知ること、から始まるのが富士通の就活です。 本気度をしっかりと高めてから臨みましょう。
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執筆者清水

執筆者 清水

2002年京都大学理学部卒業後、TBSに主に記者として勤務。社会部記者として事件事故やテクノロジー、経済部記者としては企業活動から金融まで経済全般を幅広く取材。CSニュース番組のプロデューサーも務める。フリーライターに転向後は、取材経験や各種統計の分析を元に、お金やライフスタイルなどについて関連企業に寄稿。趣味はサックス演奏。自らのユニットを率いてライブ活動を行う。

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