企業研究
携帯電話業界で国内シェアNO.1!NTTドコモの就活情報や離職率などを詳しく解説

今や人々の生活に一番なくてはならないツールと言っても過言ではない携帯電話ですが、NTTドコモは、携帯電話で国内シェアNO.1の地位を保ち続けている企業です。

 

今回は、これからNTTドコモに就活を検討している新卒の方に向けて、採用や試験の情報、現在NTTドコモが置かれている携帯電話料金に関する状況などを詳しく解説をしていきますので、ぜひ、参考にしてください。

 

1.NTTドコモの概要

 

ここでは、NTTドコモの概要について簡単に解説をしていきます。

 

①NTTドコモの企業理念

NTTドコモの経営理念は「新しいコミュニケーション文化の世界の創造に向けて、個人の能力を最大限に生かし、お客様に心から満足していただける、よりパーソナルなコミュニケーションの確立を目指す」というもの。*1 

 

サービス品質の改善をはかり、より多彩なサービスの企画開発を積極的に進めるとともに、より広いエリアでサービスを提供していくことを目的としています。

 

②NTTがドコモを完全子会社化

2020年9月29日、NTT持ち株会社社長の澤田純氏はオンライン会見で

「完全子会社化によって、NTTドコモの競争力強化・成長を図る。ドコモはNTTコミュニケーションズ(NTTコム)、NTTコムウェアの能力を活用して、総合ICT企業として成長してほしい」

とNTTドコモを完全子会社化する狙いについてこのように力説をしました。

 

買収総額は約4兆2500億円となる見通しです。

 

NTTドコモを完全子会社化する狙いとしては、契約数シェアでは国内首位にもかかわらず、営業利益ではKDDIやソフトバンクに次いで3番手という点から脱却するというものも含まれています。

 

NTTドコモの澤田社長は今回の完全子会社化について、

「5Gを活かし、グローバル市場で戦っていくために必要。次なる6GやIOWN構想を見据え、NTTコミュニケーションズやNTTコムウェアが強い法人向けビジネスを移管させ、新しい事業を創出していく」

という意向を示しています。*2

 

2.NTTドコモの採用情報・従業員データ・待遇面

ここでは、NTTドコモの採用情報・従業員データ・待遇面などについて詳しく解説をしていきます。

 

①NTTドコモの募集要項

NTTドコモの新卒採用に関する募集要項は下記の通りです。(図1)

 

学部・学科は不問、短大・専門卒から博士了まで幅広い層で募集をしています。

 

【募集要項】事務系総合職・技術系総合職

応募資格・待遇概要
応募資格大学・大学院・専門・高専・短大を卒業(修了)見込み、もしくは卒業(修了)済み ※学部・学科は不問
初任給大学卒 217,960円 修士了 240,020円 博士了 289,820円
高専卒 194,020円 短大・専門卒 191,470円
勤務地全国各地 海外(アメリカ・ブラジル・イギリスなど10か国)
勤務時間9:30~18:00(標準勤務)部署によりフレックスタイム制(1日の標準労働時間7.5時間)、交替勤務制あり
休日休暇週休2日制(4週につき8日)、祝日、年末年始の休日(12月29日~1月3日)
福利厚生社会保険(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険)
NTTベネフィット・パッケージ、健康ポータルナビ、確定拠出年金、企業年金基金、社員持株会、財形貯蓄制度、慶弔金など

図1 参考)NTTドコモ「新卒採用 募集要項」(https://information.nttdocomo-fresh.jp/information/requirement/)

 

②NTTドコモ採用の募集コース

新卒採用の募集コース(総合職)は、事務系と技術系に分かれています。

 

a.事務系総合職

事務系総合職は「コンシューマコース」「ビジネスコース」の2種類に分かれています。

 

「コンシューマコース」は代理店コンサルティング営業とコンシューマ(消費者)企画を行い、「ビジネスコース」は法人向けのソリューション(問題の解決)営業や企画を担当するものです。

 

共通したワークフィールドとしては、サービス企画とマネジメントがあります。

 

b.技術系総合職

技術系総合職は、エントリーする際に入社後に希望したいワークフィールドをまず、選択します。

 

技術系総合職の場合、1つのワークフィールド内には様々な業務があり、担当業務は入社前に実施する内定者面談を行ってから決定されます。

 

その後のキャリアは、社員一人ひとりの希望や適性、会社の方針などを考慮しながらトータル的に判断される傾向が強いです。

 

③NTTドコモで働く従業員のデータ

NTTドコモの2019年における従業員データは下図2の通りです。

 

【NTTドコモの従業員データ】

従業員数男性6,118人(平均年齢41.0歳・平均勤続年数17.8年)
女性1,766人(平均年齢37.5歳・平均勤続年数14.7年)
全体7,884人(平均年齢40.2歳・平均勤続年数17.2年)
一般従業員の離職率2.1% 166名
新卒の3年後定着率92.00%

図2 参考)就職四季報 総合版 2021年 「NTTドコモ」P130を参考に筆者作成

 

図2のデータによると、従業員の男女比は男性が78%、女性が22%で、男性の方が約4倍ほど高い数値となっています。

 

良い特徴としては、一般従業員の離職率が2.1%となっており、令和元年の日本の一般労働者の離職率が11.4%(男女合計)であるのと比較すると、非常に低い数値と言えるでしょう。(図3)

 

2019年(令和元年)雇用動向調査結果の概要 入職と離職の推移

図3 参考)厚生労働省「2019年(令和元年)雇用動向調査結果の概要 入職と離職の推移」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/20-2/dl/kekka_gaiyo-01.pdf)

 

④NTTドコモへ入社後の給与・休暇・育休の実態

NTTドコモに入社した後の、有給などの取得日数、育休の取得者数などをまとめた表は下図の通りです。(下図4)

 

有給取得率は約92%の取得実績があり、付与日数20日のうち18.3日取得されています。

 

また、育休期間が長く、子どもが3歳になるまで取得可能なので、子育て世代にとって非常に強い味方と言えるでしょう。

 

【NTTドコモに入社後の休暇・育休の実態】

夏季休暇5日
年末年始休暇12月29日~1月3日
有給取得18.3日/20日
育休期間と取得者数・3歳になるまで
・330名取得(男性は26名)

図4 参考)就職四季報 総合版 2021年 「NTTドコモ」P130を参考に筆者作成

 

3.求める人材や採用・試験情報

 

ここでは、NTTドコモが求める人材像やエントリーの流れ、試験情報などを詳しく解説をしていきます。

 

①NTTドコモが求める人材像

NTTドコモが求める人材像は

「現状に甘んじず新しいことにチャレンジできる人」

「大きな壁を乗り越えて最後まで情熱を持ってやり遂げられる人」

です。

 

世の中になかったものを生み出す時には、様々な壁が立ちはだかるものです。

そこで諦めることなく、未来や自分の力を信じ、困難を乗り越えていく「挑戦心」と「行動力」を持つ人材をNTTドコモは必要としています。*3

 

②NTTドコモ採用のエントリーの流れ

NTTドコモのエントリーの流れは、こちらの順番で行っていきます。

 

  1. WEBでESシートなど応募書類を提出(3~5月)
  2. 適性検査
  3. 面接(複数回)
  4. 内々定 (6月~)*4

 

③NTTドコモ採用の試験情報

NTTドコモでは「面接」を最も重視しており、重視されるポイントは「挑戦力」と「行動力」です。内定に至るまで複数回実施しています。

 

過去に出題されたES(エントリーシート)の内容は、「学生時代のチャレンジエピソード」「ドコモで叶えたい夢」などです。*5

 

④NTTドコモの男女別採用数と採用実績校

NTTドコモにおける各部門の採用数をまとめた表がこちらです。

 

【男女別採用数】

年度総合職
2018年336(男226 女110)
2019年421(男275 女146)
2020年400(男280 女120)

図5 参考)就職四季報 総合版 2021年 「NTTドコモ」P130を参考に筆者作成

 

4.携帯電話業界はこれからが正念場

 

菅首相が就任後の記者会見で、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの大手3社を

「世界でも高い料金で20%もの営業利益(率)を上げ続けている」*6

と批判したことから端を発し、大手3社が値下げに応じる見通しとなりました。*7

 

総務省が調査した「情報通信機器の世帯保有率の推移」(図6)によると、2017年の世帯における情報通信機器の保有状況は、「モバイル端末全体」及び「パソコン」の世帯保有率は、それぞれ94.8%、72.5%となっています。

 

また、「モバイル端末全体」の内数である「スマートフォン」は、75.1%(前年差3.3ポイント上昇)と上昇しており、「パソコン」の世帯保有率を上回っている状況です。

 

第2部 基本データと政策動向 主な情報通信機器の保有状況(世帯)

図6 総務省「第2部 基本データと政策動向 主な情報通信機器の保有状況(世帯)」(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h30/html/nd252110.html)

 

 

図6のデータによると、2010年には9.7%の保有率であったスマートフォンが、その後右肩上がりに数字を伸ばし、2017年には75.1%の保有率となっています。

 

電話としての機能だけでなく、パソコンとしての性能も持ち合わせているスマートフォンが躍進し、ついには固定電話、パソコンの保有率を抜き去ってしまいました。

 

国民の大多数がスマートフォンを持つようになった今、家計における通信費もウェイトを占めるようになり、今まで高い利益を確保してきた携帯電話業界は、これからが正念場とも言える様相を呈しています。

 

5.NTTドコモの就活情報や離職率などまとめ

 

今回は、「世界のあらゆるものをつなげ、豊かな未来を創っていく」企業であるNTTドコモについて詳しく解説をしていきました。

 

今や、携帯電話は国民生活になくてはならないものであるとともに、ネットショッピングや動画視聴など、様々な楽しみやサービスを提供してくれる夢のあるツールです。

 

NTTドコモは、これからも人々の生活や心の中に、満足感を与えてくれるサービスを実現していく企業でしょう。

 

参考文献/参考サイト
*1 参考)就職四季報 総合版 2021年 「NTTドコモ」P130
*2 参考)日経クロステック「NTTがドコモを完全子会社化、さらなるグループ再編の布石に」https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/04652/
*3・4 参考)就職四季報 総合版 2021年 「NTTドコモ」P130
*5 参考)就職四季報 総合版 2021年 「NTTドコモ ES出題テーマ」P986
*6 参考)読売新聞「携帯電話料金 値下げへの具体策が問われる」
www.yomiuri.co.jp/editorial/20200927-OYT1T50213/
*7 参考)時事通信社「携帯料金、大手3社引き下げへ ソフトバンクも追随―8日に総務相が利用者意見聴取」
www.jiji.com/jc/article?k=2020100700990&g=eco

 

執筆者
名前:矢口ミカ
プロフィール:フリーランスの転職・不動産ライター。複数のメディアで執筆中です。宅建の資格を活かし、家族が所有する投資用不動産の入居者管理もしています。住まいに関する資格である整理収納アドバイザー1級、福祉住環境コーディネーター2級も取得済みです。趣味は整理収納と料理。

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