企業研究
「よろこびをつなぐ企業」キリンビールの就活対策や履歴書対策、採用情報を詳しく解説!

キリンビールは、ビール類シェアで国内2位が続いていましたが、2020年にはアサヒを抜いて首位になり、清涼飲料も展開している有名企業です。

 

近年では、オーストラリアやミャンマーなどで海外進出も推進しています。

 

今回は「よろこびがつなぐ世界へ」を掲げながら躍進を続けている「キリンビール」に関する、採用情報や就活対策について詳しく解説をしていきます。

 

キリンビールに新卒採用として就活をお考えの方は、ぜひ、この記事で情報収集をしてください。

 

1.キリンビールの概要

 

ここでは、キリンビールの概要について簡単に解説をしていきます。

 

(1)キリンビールの企業理念

キリンビールの経営理念は「よろこびがつなぐ世界へ」というものです。

 

世の中の一人ひとりが、「心も身体もすこやかに、生き生きと暮らすよろこび」を持てるように、商品を通して実現していくことを「大切な想い」として企業活動をしています。

 

「食と健康」の新たなスタイルに挑戦し、世界の人々の健康・楽しさ・快適さに貢献していくことが信条です。

 

2027年までに達成したいこととして、「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となる」という目標を掲げ、グループ一丸となって、グローバルな視点から事業を発展させていくことを目指しています。*1

 

②キリンビールは2020年にはビール類で11年ぶりにアサヒを抜いて首位

 

キリンビールは、2020年1~6月のビール類(ビール、発泡酒、新ジャンル)シェアでアサヒビールを抜き去り、11年ぶりに首位の座に躍り出ました。

 

前年同期で2位だったキリンビールが、37・6%を獲得して34・2%のアサヒビールを追い抜いたのです。

 

新型コロナによる影響で業務用に強いアサヒが苦戦。対して、巣ごもり消費で家庭用を伸ばしたキリンビールが優位に立った模様。*2

 

ビール類市場は昨年までに15年連続で縮小していましたが、更に今年はコロナ禍で、キリンビール、サントリー、サッポロでは上半期の販売数量が前年同期比で1割減少しています。(アサヒは2020年から販売数量の公表をやめて売上金額を公表)*3

 

コロナ禍により新しく生まれたライフスタイルの変化を機に、ピンチをチャンスに変えられる強みを持っている企業です。

 

2.キリンビールの採用情報・従業員データ・待遇面

 

ここでは、キリンビールの採用情報・従業員データ・待遇面などについて詳しく解説をしていきます。

 

①キリンビールの募集要項

キリンビールで募集されている職種は、「技術系」と「事務・営業」です。

 

ここでは、それぞれの募集要項をご紹介していきましょう。

 

【募集要項】

職種研究コース生産研究コースエンジニアリングコース事務・営業
応募資格・大学または大学院を卒業見込み
・全国転勤可能
・大学または大学院を卒業見込み
・全国転勤可能
・普通自動車免許を保有もしくは取得可能
募集学科・大学院修士課程・博士課程在学中または博士研究員(ポスドク)
・現在、化学、情報科学、統計学、細胞工学(動物、植物、微生物)、食品学等の研究開発に携わっている
生物系、化学系、農学系、薬学系、工学系等の自然科学、応用科学およびこれらに類する学科機械工学系、電気工学系、化学工学系、電子工学系、情報工学系およびこれらに類する学科全学部全学科
初任給学部卒 232,000円
修士卒 252,000円
勤務時間勤務地により異なる(一部フレックス勤務あり)
休日休暇週休完全二日制(土日祝)
福利厚生各種保険・寮・社宅制度その他

図2 参考)キリンビール「募集要項」(https://www.kirin.co.jp/company/recruit/freshers/recruitment/data/)を参考に筆者作成

 

②キリンビールの従業員のデータ

キリンビールの2019年における従業員データは下図3の通りです。

 

【キリンビールの従業員データ】

従業員数全体6,160人(平均年齢43.0歳・平均勤続年数19.4年)
男性4,697人(平均年齢43.9歳 平均勤続年数20.0年)
女性1,463人(平均年齢40.4歳 平均勤続年数17.2年)
離職率1.90%
3年後新卒 離職率6.60%
平均年収(総合職 平均43歳)1,001万円

図3 参考)就職四季報 総合版 2021年 「キリンビール」P452を参考に筆者作成

 

図3のデータを参照すると、キリンビールの平均年齢は全体で43.0歳、平均勤続年数は19.4年となっています。

 

男女別では、男性の平均年齢は43.9歳、平均勤続年数は20.0年。女性の平均年齢は40.4歳、平均勤続年数は17.2年です。

 

従業員数は男性の方が多く、全従業員数の約76%を占めており、男女ともに、平均年齢が高く、平均勤続年数が長い傾向が見られます。

 

総合職の平均年収(平均43歳)は1,001万円です。

 

③キリンビールへ入社後の休暇・育休の実態

キリンビールに入社した後の、有給などの取得日数、育休の取得者数などをまとめた表は下図の通りです。(下図4)

 

夏季休暇は有給で取得となっており、有給取得率は約75%と高い方です。

 

育休取得者数は141名で、男性の取得者は67名となっています。

 

【キリンビールに入社後の休暇・育休の実態】

夏季休暇有給で取得
年末年始休暇4日以上
有給取得14.9/20日
育休期間と取得者数・2年間
・取得者数は141名(男性は67名)

図4 参考)就職四季報 総合版 2021年 「キリンビール」P452を参考に筆者作成

 

3.求める人材や採用・試験情報

 

ここでは、キリンビールが求める人材像やエントリーの流れ、試験情報などについて詳しく解説をしていきます。

 

①キリンビールが求める人材像

キリンビールが求める人材像は「高い志を持ち、どんな環境にも前向きに取り組み、お客様に新しい価値を提供するためにリーダーシップを発揮できる人材」です。*4

 

熱意、誠意、多様性を併せ持ち、一人一人が新たな価値創造に挑んでいく。

 

会社やブランドに誇りを持って、謙虚な気持ちで確かな価値を提供し、「違い」をより良い結果として生み出せる、信念を持った人材を求めています。*5

 

②キリンビールの新卒採用エントリーの流れ

エントリーの流れとしては、こちらの順番で行っていきます。

 

【総合職:3月~4月】

  1. ES提出・WEBテスト(3月~4月)
  2. 面接(4回)・適性検査(6月)
  3. 内々定 *6

 

【技術職:3月~4月】

  1. ES提出・WEBテスト(3月~4月)

  2. 面接(3回)・適性検査(6月)

  3. 内々定 *7

 

③キリンビールの試験情報

試験において重視される科目は、総合職・技術職ともに「面接」です。

 

【選考ポイント】

a.総合職

過去のESテーマ:「リーダーシップを発揮した経験」「人生で最もチャレンジした経験」「キリンビールで成し遂げたいこと(手書きのため字数制限なし)」*8

 

ESでは、これまでに培った経験や能力などを問われ、面接ではリーダーシップや挑戦する姿勢、やりきる力などを評価されます。*9

 

b.技術職

過去のESテーマ:

「現在の研究内容及び学業で力を入れて取り組んでいること(400字以内)」

「学業以外の取り組み(400字以内)」

「リーダーシップを発揮した経験(500字以内)」

「キリンビールで成し遂げたいこと(400字以内)」*10

 

ESでは、研究内容とこれまでに培ってきた経験や能力をチェックされ、面接では総合職と同様に、リーダーシップや挑戦する姿勢、やりきる力などを評価されます。*11

 

④キリンビールの採用数と採用実績校

 

キリンビールにおける各部門の採用数をまとめた表がこちらです。(下図5)

 

【採用数:総合職】

 

年度

総合職

2018年

71名(男42 女29)

2019年

73名(男44 女29)

2020年

99名(男57 女42)

 

図5 参考)就職四季報 総合版 2021年 「キリンビール」P452を参考に筆者作成

 

採用実績校は下記の通りです。

 

【2020年 採用実績校】

文系:【大】早大・慶大・同大・神戸大・明大・立命館大・関西学大・京大・九大など

 

理系:【院】京大・阪大・東大・九大・神戸大・北大・早大・慶大・東理大など *12

 

4.キリンビールは女性活躍推進とSDGs経営に優れた企業

 

キリンビールは「なでしこ銘柄」に選出された実績を持ち、女性が活躍できる企業として社会的に認知されています。

 

また、日経が調査した「SDGs経営」では偏差値70以上に格付けされており、持続可能な社会への目標(SDGs)に向けて、積極的に推進している企業です。

 

これから、この2点について詳しく解説をしていきましょう。

 

①女性活躍推進に優れた上場企業65社の中にランクイン

キリンビールは、平成29年・30年と連続で「なでしこ銘柄」企業に選出されました。(下図6)

 

なでしこ銘柄とは、経済産業省が東京証券取引所と共同で、2012年度より女性活躍推進に優れた上場企業を「なでしこ銘柄」として選定し、発表しているものです。

 

女性活躍推進に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、企業への投資を促進するとともに、各社の取組を推進させていくことを狙いとしています。*13

 

キリンビールでは、2013年に策定した「キリングループ女性活躍推進計画(KWN2021:キリン・ウィメンズネットワーク2021)」に基づいて、計画的に女性の育成や登用を推進してきました。

 

今後も、出産や育児などの女性のライフイベントを両立しながら、キャリアを形成していける職場環境の整備を進め、女性を含めた全社員が強みを生かしながら働いて行ける会社組織を目指していきます。*14

 

なでしこ銘柄

図6 引用)経済産業省「令和元年度「なでしこ銘柄」「準なでしこ」を選定しました」(https://www.meti.go.jp/press/2019/03/20200303006/20200303006.html)

 

 

②日経「SDGs経営」調査では偏差値70以上に格付け

 

日本経済新聞社が調査した「SDGs経営」において、キリンは偏差値70以上に格付けをされました。

 

「SDGs経営」とは、事業を通じて社会・経済・環境の課題解決に取り組みながら経営をしていくこと。

 

近年では、この「SDGs」への貢献度が高いほど、企業価値が高い企業とみなされています。

 

キリンでは「SDGs戦略・経済価値」が星5つで満点、「社会価値」「環境価値」「ガバナンス」の点でも星4つという高評価です。

 

貧困や気候変動など、世界が直面する課題を解決するための「SDGs」においても、キリンはレベルの高い取り組みを実践していると言えるでしょう。

 

日経「SDGs経営」調査 調査内容解説 P7

図7 引用)日経「SDGs経営」調査 調査内容解説 P7(https://smartwork.nikkei.co.jp/survey/images/20200512-2.pdf)

 

 

 

5.キリンのまとめ

 

今回は「よろこびをつなぐ企業」キリンビールについて、採用情報や就活対策を詳しく解説をしていきました。

 

キリンビールは、2020年度にはビール類でのシェア首位を獲得し、コロナ禍における不透明な景気情勢の中でも、ピンチをチャンスへと変えていく底力を持っている企業です。

 

近年では、女性の活躍を積極的に推進し、持続可能な社会に向けて「SDGs経営」にも優秀な取り組みを見せています。

 

これからも、消費者がよろこびを感じられる商品を開発し、提供していくことを誇りとして持ち続ける企業でしょう。

 

参考文献/参考サイト
*1 参考)キリン「企業方針」https://www.kirinholdings.co.jp/company/philosophy/
*2 参考)日経ビジネス「ビール類11年ぶりアサヒ抜きキリン首位、巣ごもりで本麒麟躍進」https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00097/071300005/
*3 参考)週間エコノミスト「キリンが首位奪還、11年ぶりにアサヒ抜く ビール類シェア=永井隆・ジャーナリスト」
weekly-economist.mainichi.jp/articles/20200710/se1/00m/020/001000d
*4・6・7・9・11・12 参考)就職四季報 総合版 2021年 「キリン」P452
*5 参考)キリン「キリンが求める人材について」https://www.kirin.co.jp/company/recruit/freshers/recruitment/personality/
*8・10 参考)就職四季報 総合版 2021年 「キリン ES出題テーマ」P1001
*13 参考)経済産業省「女性活躍に優れた上場企業を選定(なでしこ銘柄)」
www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/nadeshiko.html
*14 参考)キリン「平成30年度「なでしこ銘柄」に2年連続選定」
www.kirinholdings.co.jp/news/2019/0322_01.html#:~:text=「なでしこ銘柄」とは,で実施しています。

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