企業研究
JT(日本たばこ産業)の採用情報と傾向・就活対策 「ありのまま」を最重視する社風に注目を!

 

JTは、国内外で大きなシェアを占めるたばこ事業を中心に、傘下では加工食品や医薬品事業も展開する企業です。

 

選考は年2回で学生が自分のスケジュールに合わせて就活に当たれるほか、女性活躍推進やLGBTへの取り組みでは高い評価を得ていて、一人一人の価値観を大切にし、多様性を認め合う社風を持っています。

 

JTの採用情報や傾向、対策などを見ていきます。

 

 

 

1.JTの募集職種と初任給など

 

JTの募集職種は、大きく分けて総合職と医薬品研究開発職とがあります。

医薬品研究開発については、2022年度新卒採用の応募は受け付けていないと公表されています。(2021年1月18日現在)*1。

 

総合職は以下の職種に分かれています。エントリー時に選択する仕組みです。

 

①たばこ営業:国内市場のたばこの販売・流通、喫煙環境整備、たばこの販売にかかわるスタッフ業務など

 

②たばこ製造:生産工程エンジニアリング業務、設備投資管理、品質管理、生産管理、原材料調達、製造工程開発など

 

③葉たばこ調達:葉たばこ農家耕作支援、葉たばこの鑑定および買い付けなど

 

④たばこR&D:紙巻たばこおよび電子/加熱式たばこにかかわる基礎/応用研究、技術/製品開発など

 

⑤スタッフ業務:経理財務、人事総務、サプライチェーンにかかわる業務など、各事業所運営を始めとしたたばこ事業の基盤形成にかかわる業務、経理財務、人事総務など、JTグループの事業の基盤形成にかかわる業務

 

 

そして基本初任給はこのようになっています*2。

・博士卒:249,200円

・修士卒:225,500円

・学部卒:208,000円

 

実際は、基本給に地域手当が加算されます。

 

選考は3月と6月の年2回あり、選考フローは、

 

プレエントリー → 本エントリー(プロフィールシート提出、Webテスト、大学成績データ提出) →書類選考 → 一次面接 → 最終面接

 

となっています。

 

 

2.JTの社風〜「ひとのときを、想う。」の真意

 

JTのコーポレートスローガンとして、TVCMなどでも流れる「ひとのときを、想う」というのがあります。

 

JTの中核事業であるたばこをはじめ、その他JTが展開している商品は「嗜好品」であるというところからスタートしているのがこのスローガンです。

 

ひとにはそれぞれ違う価値観がありますが、嗜好品はその最たるものと言えます。

たばこを吸うか吸わないか、それぞれの立場の人たちは何を「価値」としているかというのは良い一例でしょう。

 

そこで、社内でもひとりひとりの価値観を大切にする風土があります。

JTは「採用活動で大切にしていること」として、以下のようなメッセージを発信しています。

 

 

「採用活動で大切にしていること」JT採用サイト
ありのままで、自分らしくいるということ。
それは、一人ひとりが個性を発揮できるということ。

JTには多様な仲間がいます。
そして、それぞれがそれぞれの個性を尊重する風土があります。
考え、伝え、議論し、受け入れることで、互いに刺激や気づきを与え合う。

こうやって、“一人ひとりがありたい未来”を実現していきたい。
こうやって、“ひとのときを、想う”を実現していきたい。

<引用「採用活動で大切にしていること」JT採用サイト>
www.jti.co.jp/recruit/fresh/sogo/message/thinking/index.html

 

 

自分の価値観はもとより、自分と違う価値観についても”ひとのときを、想う”姿勢を表しています。

女性活躍推進については経済産業省から「なでしこ銘柄」として選定されている*3ほか、LGBTについての取り組みの指標である「PRIDE指標」でも、最高評価である「ゴールド」を獲得しています*4。

 

3.JTの傾向と面接対策

 

「ひとりひとりの価値観を大切にする」JTの採用活動は、学生ひとりひとりとじっくり対話することを重視しています。

JTの採用研修チームの楢崎哲也氏は雑誌のインタビューに対して、このように語っています。

 

 

JTの採用研修チームの楢崎哲也氏インタビュー
「今の学生はしっかり準備をして面接に臨むので、例えば志望動機などはみんな上手に話せます。なので、それを聞いたとしても、その人自身がどういう人か、あるいは他の人とどこが違うのかを判断するのは難しい。
定型的な話ではなく、その人が持つ価値観をきちんと知り、それがJTの価値観と合うかどうかをお互いが判断することを大切にしています」(楢崎氏)

<引用「息子・娘を入れたい会社2021」ダイヤモンド社、p60>

 

 

志望動機はそう重視しないということです。

 

現代社会について語る時によく出てくるキーワードに「多様性」というのがありますが、これを他人事として捉えていては自分の価値観を表現するのは難しいでしょう。

まずは自己分析ができていることが大切です。

日頃の生活、特に他者との出会いや対話の中は自分の価値観を再発見する良い機会です。

そして、自分について自分の言葉でアウトプットする能力が求められます。

 

難しいことを語ろうとするより、自分をきちんと出せているかが見られています。

同時に、JTは面接の場所を、自社のビジョンについて理解してもらう場所であるとも捉えています。「相互理解のための対話の場所」と考えましょう。

 

 

4.参考にしたいサイトや書籍とまとめ

 

JTの採用傾向のユニークさを語る書籍としては、「JTの変人採用『成長を続ける人』の共通点はどこにあるのか」(KADOKAWA)があります。

 

たばこに限らず、日本経済そのものが縮小している中でいかに次世代を想像していくか、それには「普通」のままではいけない、といったJTの人材戦略について書かれています。

また、JTの事業展開や戦略について知るために、統合報告書は必読です。

JTの風土や将来への考え方も綴られています。

 

JT 統合報告書:www.jti.co.jp/investors/library/integratedreport/index.html

 

 

形式ばったやりとりに与しないのがJTの採用方針で、「自分がどうありたいか」を聞かせて欲しいというメッセージを随所で発信しています。

嗜好品という「心の豊かさ」を追求する企業ですから、年2回の選考実施という柔軟なスケジュールもうまく利用して、自分を表現するスキルを磨いてから臨んで下さい。

自分の価値観を表現するという能力は、入社後も立場を超えた意見交換をしていくために必要なものでもあります。

 

JTのビジョンはこちらにまとめられています。

 

「ひとのときを、想う。JT」:www.jti.co.jp/cw/index.html

 

また、「変進力診断」というサイトがあります。様々なタイプが紹介されており、純粋に楽しめますので、息抜きに試してみるのも良いでしょう。

ちなみに筆者は、だいたい自己イメージ通りの結果が出ました。

 

変進力診断:www.jti.co.jp/coexistence/shiftopi/henshinryoku/index.html

 

 

参考資料/参考サイト
*1「医薬研究開発職採用HP」JT
www.jti.co.jp/recruit/fresh/rd/pharmaceutical/index.html
*2「2022年度新卒採用」JT
www.jti.co.jp/recruit/fresh/sogo/recruit/requirement/index.html
*3「女性活躍に優れた上場企業を選定『なでしこ銘柄』」経済産業省
www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/diversity/nadeshiko.html
*4「PRIDE指標2020 レポート」work with Pride事務局
workwithpride.jp/wp/wp-content/uploads/2020/12/prideindex2020_report.pdf p9

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