企業研究
携帯回線契約で国内2位!「KDDI」の採用情報や就活対策を詳しく解説

 

KDDIは、auブランドで有名な携帯回線契約国内2位の通信事業者。

 

あらゆる産業に変革をもたらす「5G大戦」が開幕する中、政府が推進している「携帯通話料値下げ」の政策により、新しい低価格プランを打ち出すなど、常に変革を目指している企業です。

 

これから、KDDIを含む3大キャリアの通信事業者は、スマホの契約数が頭打ちになる中で、5Gを活用した法人向け事業の拡大をしていく兆しを見せています。

 

また、2024年には全体の約3割が5G回線になると予測されているます。*1

 

今回は、国内携帯市場で2位の「KDDI」の採用情報について、詳しく解説をしていきます。

これから、KDDIで就活することを検討している方は、ぜひ、本記事を参考にしてください。

 

 

 

1.KDDIの概要

 

 

ここでは、KDDIの概要について簡単に解説をしていきます。

 

 

①KDDIの企業理念

 

KDDIの企業理念は「KDDIグループは、全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、お客さまの期待を超える感動をお届けすることにより、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献する」というもの。

社是には「心を高める~動機善なりや、私心なかりしか~」を掲げています。*2

 

このような社是を背景に、KDDIは豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献することを、企業理念として掲げてきました。

近年では、5GやIoT、AI・ビッグデータなどの技術が急速に発展し、世界は本格的なデジタル化社会へと進化しています。

 

こうした中、KDDIは、いよいよ2020年3月に、第5世代移動通信サービス「au 5G」の提供を開始し、あらゆる「モノ」に通信が溶け込む時代になりました。

人々のライフスタイルや価値観、ビジネスのあり方がさらに変化していく、新しい時代の幕開けにグループの力を結集し、生活や産業を支え続けることを社会的使命としている企業です。*3

 

 

②2021年には中途採用4割増で過去最大190人に

 

日本経済新聞によると、KDDIは2021年1月14日、同年度の中途採用を2019年度比4割増の190人に増やすと発表しました。

コロナ禍で、他企業が人員削減を進めているところ、KDDIは過去最大規模で人員を増やす計画です。

 

狙いとしては、高速通信規格「5G」を使った新規事業や、金融・決済など非通信事業の拡大に向けて即戦力を確保することが挙げられています。

また、2022年度の新卒採用は、初期の配属先を確約する採用枠を5割に増やし、人材の専門性を高めていきます。*4

 

 

 

2.KDDIの採用情報・従業員データ・待遇面

 

 

ここでは、KDDIの採用情報・従業員データ・待遇面などについて詳しく解説をしていきます。

 

 

①KDDIの新卒採用情報

 

KDDIで募集されている新卒向けの職種は、KDDIの幅広い事業領域・技術領域で経験を積みたい人向けの「OPENコース(技術系、業務系)」と、これまでの経験やスキルを活かしたフィールドで経験を積みたい人向けの「WILLコース」で採用を行っています。

 

ここでは、募集要項をご紹介していきましょう。

 

【採用情報】

職種OPENコース・WILLコース
応募資格・大学、高専専攻科を卒業(見込み)、大学院修士・博士課程を修了(見込み)
・既卒者も応募可能、就業経験は不問
募集学科大学・専攻・国籍・性別等、一切不問
初任給大学卒 270,000円〜
勤務時間9:00~17:30(うち60分休憩)
休日休暇完全週休2日制(土日祝)※部署/業務性質による
福利厚生・健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険
・各種財形貯蓄制度、社員持株会
・KDDIグループ共済会 (相互援助給付、生活支援制度、団体保険、団体扱い生命保険、各スポーツクラブ、ゴルフ場、百貨店優待、テーマパーク・リゾート施設利用割引など)
・提携住宅ローン
・全国約75カ所の契約保養所
・フレックス制度
・テレワーク勤務 

図3 参考)KDDI「新卒採用サイト」を参考に筆者作成

 

 

②従業員のデータ

 

KDDIの2019年における従業員データは下図4の通りです。

 

【KDDIの従業員データ】

従業員数全体10,968人(平均年齢42.5歳・平均勤続年数17.7年)
男性8,574人(平均年齢43.4歳・平均勤続年数18.2年)
女性2,394人(平均年齢39.4歳・平均勤続年数15.7年)
一般社員 離職率2.10%
3年後新卒 離職率3.60%
平均年収(総合職 平均42.5歳)952万円

図4 参考)就職四季報 総合版 2021年 「KDDI」P131を参考に筆者作成

 

 

図4のデータを参照すると、KDDIの平均年齢は全体で42.5歳、平均勤続年数は17.7年となっています。

男女別では、男性の平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は18.2年。女性の平均年齢は39.4歳、平均勤続年数は15.7年となっており、ともに15年以上となっています。

 

従業員数は、男性が全従業員数の約78%を占めており、女性より多めです。

総合職の平均年収(平均42.5歳)は952万円と高年収です。

 

 

③KDDIへ入社後の休暇・育休の実態

 

KDDIに入社した後の、有給などの取得日数、育休の取得者数などをまとめた表は下図の通りです。(下図5)

 

夏季休暇は有給で取得し、有給取得率は71%、育休取得者数は216名で、男性の取得者は27名となっています。

 

【KDDIに入社後の休暇・育休の実態】

夏季休暇有給で取得
年末年始休暇連続6日
有給取得14.2/20日
育休期間と取得者数・1歳になるまで
・取得者数は216名(男性は27名)

図5 参考)就職四季報 総合版 2021年 「KDDI」P131を参考に筆者作成

 

 

 

3.求める人材や採用・試験情報

 

 

ここでは、KDDIが求める人材像やエントリーの流れ、試験情報などについて詳しく解説をしていきます。

 

 

①KDDIが求める人材像

 

KDDIが求める人材像は

「あるべき姿に目を向け具体的な目標を立ててやり抜く力のある人」

「周囲と真摯に向き合い思いを1つにし変革していく力のある人」

です。*5

時代に合わせて柔軟に、やるべきことを自ら探り当て、実現する力がある人を求めています。

 

 

②新卒採用エントリーの流れ

 

エントリーの流れとしては、こちらの順番で行っていきます。

 

【3月~継続中】

  1. ES提出・適性検査(3月~)
  2. 面接(6月~)
  3. 内々定(6月~)*6

(3)試験情報

試験において重視される科目は「面接」です。

 

【選考ポイント】

過去のESテーマには「当社で実現したいこと チームで取り組んだ経験」などが出題されました。*7

 

 

④新卒採用数と採用実績校

 

KDDIにおける各部門の採用数をまとめた表がこちらです。(下図6)

 

【採用数:総合職】

年度総合職
2018年297名(男185 女112)
2019年294名(男203 女91)
2020年288名(男194 女94)

図6 参考)就職四季報 総合版 2021年 「KDDI」P131を参考に筆者作成

 

採用実績校は非公開です。

 

 

 

4.携帯電話料金値下げを政府が推進

 

 

2020年9月16日に発足した菅義偉内閣の目玉政策の一つに、「携帯電話料金の引き下げ」が挙げられました。

政権発足後、政府の行動はすばやく、武田良太総務相が同年10月に、政府が考える具体策を「アクション・プラン」としてまとめ、主力ブランドの値下げを迫ったのです。

 

それを受けて3大キャリアのトップ企業である「NTTドコモ」が、2020年12月3日、20ギガ(ギガは10億)バイトのデータ容量で月2,980円(税抜き)の新プラン「ahamo(アハモ)」を2021年3月から提供すると発表。*8

追随する形で、「KDDI」は2021年01月15日に新プラン「povo(ポヴォ)」*9を発表し、「ソフトバンク」は、2020年12月22日にSoftBank on LINE」*10を立ち上げました。

 

下図7を参照すると、月額料金はKDDI(月額2,480円)以外は、2,980円となっています。

 

 

 

 

②KDDIのプランは実質的には他社と同じ

 

上図7を参照すると、一見、KDDIのプランが他社より500円安く設定されています。

しかし内容をよく見ると、KDDIの「国内音声通話のかけ放題」は、月500円をプラスしないと1回5分までが無料になりません。

他社は2,980円で1回5分までが無料なので、実質的には同じといえるでしょう。

 

低価格プランではNTTドコモが先陣を切り、ソフトバンクも2020年12月末には低価格プランを打ち出しました。

しかし、KDDIは先行する2社に出遅れた形で、2021年1月にプランを発表しています。

 

ただ、若者層は「音声通話はほとんどしない」「LINEの通話機能しか使わない」といった利用者が多く、音声通話はなしで料金を抑えるというプランに魅力を感じる人も少なくなさそうです。*11

 

 

 

5.KDDIの就活対策まとめ

 

 

今回は、携帯回線契約で国内2位である「KDDI」の採用情報について、詳しく解説をしていきました。

 

KDDIは、通信の顧客基盤を軸に、金融、コマース、エネルギー、エンターテインメント、教育など、多彩なライフデザイン事業のサービス拡大につなげています。

 

このような非通信分野がますます成長を遂げており、多様性を大切にしている社風が魅力の企業です。

 

参考資料/参考サイト

*1会社四季報「業界地図」2021年版「5G」 P14-15

*2参考)KDDI「企業理念 | KDDIについて

*3 参考)KDDI「社長メッセージ | KDDIについて

*4参考)日本経済新聞「KDDI、中途採用4割増 21年度、過去最大190人に

*5・6 参考)就職四季報 総合版 2021年 「KDDI」P131

*7 参考)就職四季報 総合版 2021年 ES出題テーマ「KDDI」P986

*8 参考)日本経済新聞「1. ドコモ新プラン「ahamo」発表 狙いは20代

*9 参考)日経クロストレンド「KDDIが本当に最安? ドコモ「ahamo」など低価格プラン4社比較

*10 参考)日本経済新聞「8. ソフトバンクが格安と無制限 ドコモ対抗に死角なし

*11 参考)最安プランのKDDIが抱える「携帯大手3社でひとり負け」となるリスク むしろ競合2社より消極的にみえる

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