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「コミュニケーション創出カンパニー」ミクシィの採用情報や傾向・就活対策について

「コミュニケーション創出カンパニー」ミクシィの採用情報や傾向・就活対策について

 

SNS「mixi」の運営だけでなく、「モンスターストライク」などスマホアプリ、コミュニケーションロボットなども手がけるミクシィは、「デジタルエンターテインメント」「スポーツ」「ライフスタイル」の3本柱での事業を展開しています。

 

「コミュニケーション」にこだわりを持ち、2020年6月には東証一部への上場も果たしています。

 

ミクシィの採用情報や傾向、就活に当たっての対策をみていきましょう。

 

 

1.ミクシィの募集職種と初任給など

 

ミクシィの事業領域は「デジタルエンターテインメント」「スポーツ」「ライフスタイル」の3つです。

 

デジタルエンターテインメント領域では「モンスターストライク」などスマホアプリのほか、e-スポーツなどのリアルイベント、アニメ・映像コンテンツの製作や配信事業を展開しています。

 

また、スポーツ領域ではFC東京などプロスポーツのサポート、ライフスタイル領域では「mixi」の運営や会話型ロボット事業を行っています。

 

 

新卒の募集職種は大きく分けて

・デザイナー職

・ビジネスプランナー職

・エンジニア職

の3種類で、初任給は月給30万円〜となっています*1。

 

また、エンジニア職に関しては、インターンシップに参加し、その内容によっては直接役員面接に進める「Dive into mixi」という経路もあります。

 

通年採用を実施しており、選考フローは職種などによって異なりますが、基本パターンはエントリー→書類選考→面接(2~3回)→内定となっています。

 

 

2.ミクシィの求める人材、傾向や面接

 

ミクシィは、自らを「コミュニケーション創出カンパニー」と表現しています。

デジタルエンターテイメントであれ、スポーツであれ、ライフスタイルであれ、すべての領域で軸になっているのが「コミュニケーションサービス」です。

実際、SNSやオンラインゲームは人と人をつなぐ場所です。様々な「コミュニケーション」のツールを提供し続けている会社と言えるでしょう。

 

そして、「ミクシィの価値観」として次の3つを掲げています。

 

私たちの理念:ユーザーサプライズファースト
私たちのやるべきこと:フォー・コミュニケーション
採用ポリシー:チャレンジする人にはチャンスがある

 

 

この価値観に共感しているか、会社の目指す方向と合致する人材かどうかが重視されます。

 

求める人物像については、

 

ミクシィグループでは、新しい価値を生み出すためにチャレンジする人材を求めています。
柔軟に取り組み学ぶ姿勢、成し遂げたい強い思い、独自の工夫を加えて周囲を巻き込む行動力を持っている方と一緒に働きたいと思っています。

 

 

としています。

 

積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢が大切です。また、「人と人とのつながり」「コミュニケーション」ということについて、何かアイデアを携えて臨むのも良いでしょう。

 

面接では、リラックスできるように雑談から始める、という面接官の配慮があります。打ち解けて会話を楽しむこと、表情豊かであることが大切です。

面接も「コミュニケーション」であり、それを楽しむ意識を忘れないようにしましょう。

 

なお、オンライン面接についての注意点をミクシィの採用担当者が紹介しています。このような準備をしてくれていると面接をやりやすい、というポイントは以下のようなものです。

 

 

・マイク付イヤホンを着用
・求職者自身が落ち着いて話しやすい環境で実施
・使用しないWEBページやアプリは落としておく
・事前にWebカメラでの見え方を確認しておく

 

 

SNSやコミュニケーションツールは今後いくらでも開発の余地がある分野で、新しいものをどんどん作り上げていかなければならない業界とも言えます。

 

そのために必要なのはアンテナの高さ、周囲を巻き込む力と忍耐力です。

自由な社風ではありますが、これらの軸だけは押さえておきたいものです。

 

 

3.ミクシィの「クローズド」SNSという特徴

 

さて、多くのSNSがある中で、mixiの特徴は「クローズド」なSNSであるという点です。

 

Twitterは匿名ですがオープンな場所であり、Facebookはクローズドですが実名という特徴があります。

その中間、「匿名でクローズドな空間」という特徴を持つのがmixiです。

 

投稿内容をインターネット全体に公開にするのか、mixiの利用者だけに公開するのか、あるいは交友関係にある相手にだけ公開するのか選べる、という機能があり、「クローズドコミュニティは狭いくらいがちょうど良い」という考えを持っています*2。

 

インターネットサービスでありながら、「リアル」「リアルに限りなく近い」形での人の繋がりを重視しているという特徴は独自路線とも言えるでしょう。

 

実際に様々なSNSを利用・比較し、考えをまとめておくのも良いでしょう。

 

 

4.ミクシィへの就活で参考にしたいサイトとまとめ

 

 

ミクシィは、社員の様子や事業などについて紹介するメディア「ミクシル」を運営しています。

社員へのインタビューや会社の価値観、カルチャーなど、多くの情報が掲載されていますのでチェックしてください。

 

「ミクシル」:リンク

 

ストリートビューでオフィスを見て回ることもできます。

 

「ストビューで訪問?“オフィスで働く1日”をオンラインで疑似体験してみた」:リンク

 

また、ミクシィの事業内容や最新情報がわかる「アニュアルレポート」はこちらからダウンロードできます。意外な事業展開もありますので、ここで詳しく知りましょう。

 

「アニュアルレポート(2020年3月期)」:リンク

 

また、サービスの一覧を見ることでミクシィという企業の「軸」について考えてみるのも良いでしょう。

 

「サービス・グループ会社一覧」:リンク

 

様々なことをやっているように見えても、そこに一本の分かりやすい「軸」が通っているという特徴がある企業です。

 

まずはそれを感じ取って、その上で自分なりのアイデアや考えをまとめて臨むと良いでしょう。

 

 

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執筆者 清水

2002年京都大学理学部卒業後、TBSに主に記者として勤務。社会部記者として事件事故やテクノロジー、経済部記者としては企業活動から金融まで経済全般を幅広く取材。CSニュース番組のプロデューサーも務める。フリーライターに転向後は、取材経験や各種統計の分析を元に、お金やライフスタイルなどについて関連企業に寄稿。趣味はサックス演奏。自らのユニットを率いてライブ活動を行う。

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