働くコラム 副業に挑戦

サラリーマンも在宅でできるおすすめの副業とは スキマ時間を利用してがっつり稼ごう

サラリーマンも在宅でできるおすすめの副業とは スキマ時間を利用してがっつり稼ごう

 

2016年に政府が「働き方改革」を提唱してから、残業時間や雇用形態の見直しを行う企業が増えてきました。

 

残業時間も少なくなり、また、一流企業でも副業を認める動きが活発化し、帰宅した後の時間を副業に利用している人も多数います。

 

今回は、帰宅後や休日の空いている時間に「在宅でできるおすすめの副業」について詳しく解説をしていきます。

 

スキマ時間を利用して、少しでも収入を得たい方は、ぜひ、最後までご覧になってください。

 

 

1.在宅での副業とは?

 

ここでは、在宅での副業について、簡単に解説をしていきましょう。

 

①空き時間を利用して自宅で仕事を請ける

 

在宅副業とは、空き時間を利用しながら自宅で仕事を請けて、利益を得ることを指しています。

 

土日の休日や帰宅後の自由時間に、クラウドソーシングなどを利用して、スキマ時間に仕事をして報酬を得るのです。

 

2013年時点での在宅ワーカーの数は、約126万4千人と推計されており、そのうち副業で在宅ワークを行う人は34万8千人というデータが発表されました。(下図1)

 

新型コロナウイルスの感染拡大を機に、在宅でのテレワークを基本とする働き方は、ますます増える見込みであり、空いた時間に副業をする人も増えていくことでしょう。

 

また、一流企業でも、社員の副業を解禁する企業が続々と出始め、本業の傍ら、自分の好きな仕事を楽しんでいる社員が増えています。

 

在宅就業(在宅ワーク)の現状

図1 引用)厚生労働省「在宅就業(在宅ワーク)の現状」P1(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12602000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Roudouseisakutantou/0000116818.pdf)

 

 

 

②お堅いメガバンクも兼業・副業を解禁

 

先述した通り、近年では一流企業でも副業を認める動きが活発化し、「ロート製薬」でも正社員の副業を解禁する「社外チャレンジワーク制度」を2019年までに約70人が利用しました。

 

人事総務部の山本明子副部長によると「本業への支障は出るどころか、むしろ相乗効果が出ている」とし、「個人の自立が会社の成長につながる」と話しています。

 

今後は副業制度を利用する社員を100人にまで増やしていきたいという考えを持たれています。*1

 

同じ2019年には、みずほフィナンシャルグループ(FG)が社外兼業・副業を認める新人事制度を導入。

背景には、ロート製薬と同様に、社外で様々な経験を積むことで、社員の成長を支援するという期待があります。

さらに、目まぐるしく変動する金融界を生き抜いていくために、従来とは違う人材像が求められているという事情もあります。*2

 

 

 

 

2.在宅副業のメリット5つ

 

 

在宅で副業をすると様々なメリットがあります。

ここでは、代表的な5つのメリットについてご紹介をしていきましょう。

 

 

①空いている時間を活かして仕事ができる

 

土日の休みや、会社から帰宅後のフリーな時間を利用して、月に数万円~数十万円(場合によってはそれ以上)と給与以外の収入を得ることができます。

新型コロナの影響で外出も以前に比べると、減ってしまった方も多いかもしれません。

お家でゆっくり過ごすのも良いですが、空いている時間を有効活用して、お小遣い稼ぎできるのが副業の良い点でしょう。

 

 

②人間関係の面倒臭さがない

 

人間関係が面倒臭くないという点も、大変大きなメリットです。

在宅ワークは、基本的に一人で作業を進めるものが多いので、他の人と必要以上に接触する必要がありません。

業務連絡も、メールやチャットワーク、Slackなどのチャットツールで事足りますので、電話などで話すこともない場合がほとんどでしょう。

したがって、人間関係が煩わしいというような心配は、ほぼ皆無といえます。

 

 

③自分のペースで好きな仕事ができる

 

副業は本業ではないので、「自分の好きな時間に、好きな仕事ができる」というのがメリットです。

一度やってみて合わなかったら切りのいいところで辞めてしまい、他の仕事に気軽にチャレンジもできます。

本業の場合は、疲れていたり体調が良くなかったりしても働かざるを得ないものですが、副業の場合は自分のペースで働けますから、自由度が高いのも大きな魅力でしょう。

 

 

④好きな場所で仕事ができる

 

在宅での副業の仕事場は、基本的に自宅にしている方がほとんど。

小さなお子さんがいるキャリアウーマンの方は、自宅で子どもの面倒を見ながら、仕事ができるのがメリットです。

また、たまには気分を変えて、オシャレなコーヒーストアなどで、美味しいコーヒーを飲みながら、作業ができるのも、在宅ならではの自由さといえるでしょう。

いつでも、どこでも、仕事ができるのがメリットです。

 

 

⑤頑張れば本業以上の収入が得られる

 

副業といえど、頑張り次第によっては本業以上の収入を得られることもあります。

スキルを上げていくうちに、次第に納品スピードが速くなり、たくさんの仕事ができるようになるからです。

営業以外の会社員は年収を上げる事は、なかなかできません。

その点、在宅副業は、やった分だけ稼げますので、頑張れば頑張るほど収入が増えるのが、大きなメリットといえます。

 

 

 

 

 

3.在宅副業のデメリット5つ

 

 

在宅副業は、様々なメリットがありますが、デメリットもいくつか存在します。

ここでは、在宅で副業をすることのデメリットをお伝えしていきましょう。

 

 

①仕事が急になくなることもある

 

副業は、基本的に、自分から案件を取りに行って受注するものですが、営業したからといって、いつもすんなり仕事をもらえるとは限りません。

また、しばらく継続的に発注してもらっていたクライアントでも、突然、先方の都合で契約を切られてしまうこともあるのです。

会社員と違って、副業はフリーランス的な要素があるため、安定しているとは限らないのがデメリットといえるでしょう。

 

 

②最初の内は報酬が安い

 

当たり前のことではありますが、スキルが低い初心者の段階では安い報酬しかもらえません。

ライターの場合ですと、0.1円~0.3円など低い単価の仕事が「未経験者でもOK」ということで募集されています。

ただ、全くの未経験者でも仕事を受注することはできます。

最初の内は、安い案件でも受注数を積み重ねて、スキルを磨かなくてはならないため、それなりの報酬が得られるまでには、多少の時間がかかるでしょう。

 

 

③時間管理能力が求められる

 

本業の他に副業として仕事を受注する場合は、時間の使い方が上手ければ、たくさんの仕事を受注することができます。

平日は本業の方で、1日の大半の時間を取られてしまうわけですから、メリハリを効かせて副業をしないと、納期までに間に合わないということにもなりかねません。

副業といえど、クライアントは「ビジネス」として仕事を発注していますので、納品スケジュールをきちんと組み立てないと、信頼をそこねてしまうので注意しましょう。

 

 

④システム手数料が思いのほか取られてしまう

 

在宅副業で仕事を受注する場合には、クラウドソーシングのサイトを利用する人が多いのですが、その際に発生する手数料が、思いのほか多いことにも留意してください。

登録自体は無料ですが、仕事が完了してクライアントから報酬を受け取る際には、5~20%程度のシステム手数料を引かれた金額が振り込まれます。

ただ、請求書などを発行する手間もなく、仮払い制度なども利用できるため、クライアントに「納品したのに報酬をもらえない」というトラブルが避けられています。

 

 

⑤本業以外の所得が20万円以上を超えたら、確定申告をしなければならない

 

副業の所得が20万円を超えたら、確定申告をする義務が発生します。

 

ここで注意していただきたいのは「所得が20万円以下」という点で、アルバイトやパートの場合のように収入ではありません。

 

国税庁では、「給与所得者で確定申告が必要な人」の要件として、

「2か所以上から給与の支払を受けている人のうち、給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、年末調整されなかった給与の収入金額と給与所得及び退職所得以外の所得金額との合計額が20万円を超える人」*3

と規定しています。

 

ちなみに所得とは、売上から経費を引いて残った金額を指すものであり、例えば、売上が50万円あった場合でも、経費に35万円かかっていれば所得は差し引くと15万円になるので、確定申告をする必要はないのです。

 

基本的に、会社員は会社が年末調整をしてくれるため、確定申告はしなくても良いのですが、副業の年間所得が20万円を超えたら、自分で確定申告をする必要があるのを覚えておいてください。

 

 

 

 

4.在宅でできるおすすめの副業9選

 

 

①フリーライター

 

フリーライターの仕事は、執筆するメディアによって様々な種類があり、雑誌などの紙媒体だけでなく、近年ではWEBメディアや電子書籍などで活動する人が多くいます。

未経験の方におすすめするのは、WEBメディアの記事を執筆するWEBライターです。

クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトでは、未経験者でもOKとする案件が多数募集されています。

フリーライターを目指している方は、まずクラウドソーシングで仕事を受注し、実績を重ねていくと、次第に受注量が増えていくでしょう。

 

 

②データ入力・文字起こし

 

データ入力・文字起こしもフリーライターと同様に、クラウドソーシングで仕事を受注することができます。

こちらもスキルを磨くと顧客がしっかり付きますので、在宅でそれなりに稼ぎたい方におすすめの副業です。

 

 

③プログラマー

 

プログラマーは、システムエンジニアが作成した仕様書をもとに、プラグラムのコードを記述するのが仕事です。

近年では、パソコンさえあれば自宅にいても作業ができるため、副業として在宅で仕事をする人が増えています。

必要とされるのはプログラム言語の知識であり、自分が仕事をするジャンルでのスタンダード言語は学習しておかなければなりません。

常に新しい知識を更新していかなければならず、高度なスキルも必要とされますが、IT人材不足が懸念されている昨今では、将来性のある仕事であるといえるでしょう。

 

 

④Webデザイナー

 

ホームページやWEBサービスなどのデザインをすることが仕事です。

他にも、企画設計やコーディングなどの作業があり、様々な仕事があります。

クライアントの要望をしっかりと反映させる必要があるため、密にコミュニケーションを取らなくてはいけませんが、基本的にチャットやメールなどで済むため、在宅でも特に問題はありません。

デザイン性の高いサイトを構築するために、デザインセンスはもちろんのこと、トレンドなどの流行をしっかり捉える能力が必要でしょう。

 

 

⑤イラストレーター

 

絵を描くのを得意とする方は、イラストレーターはいかがでしょうか。

在宅で一人で行う作業であり、空いた時間を利用してイラストの仕事をすることができます。

業務内容としては、雑誌や書籍などに掲載するイラストや、キャラクターやロゴマークの作成など様々です。

クラウドソーシングサイトにはイラストレーターの募集が多数掲載されているので、気軽にお仕事をスタートさせてはいかがでしょう。

 

 

⑥ブログ・アフィリエイト

 

ブログやアフィリエイトで副業収入を得ている人も多くいます。

自分のブログを公開し、記事をアップしていくことで、広告収入を得ることができます。

スキマ時間を利用して、いつでもどこでも作業ができるので、在宅での副業に大変おすすめです。

また、自分のブログ記事に商品のリンクを貼り、そのリンクを経由して商品を購入した人がいると報酬が発生する「アフィリエイト」で、収益を上げる方法もあります。

利益が出るまでには時間がかかることが多いですが、軌道に乗れば本業を超える収入も決して夢ではありません。

 

 

⑦ハンドメイド制作

 

手先が器用でモノを作るのが好きな方は、ハンドメイドがおすすめでしょう。

ネットショップで販売したり、フリマアプリなどで販売したりしている人は、年々増加している傾向です。

制作する物としては、アクセサリーからグッズ、ぬいぐるみ、衣料品など様々で、自ら起業して出店する人も現れています。

 

 

⑧ネットショップ

 

ネットショップは、個人でできる仕事として以前から有名です。

サイト上に自分の店を持ち、安く仕入れた商品に利益を上乗せして様々な商品を販売したり、自分で作成したアクセサリーなどのハンドメイド作品を販売したりする方法もあります。

 

最近ではBASEなど、無料で簡単にネットショップを作成できるサービスも増えてきました。

本業の傍ら、ショップオーナーとして、事業が成長する楽しみも見つけられるかもしれません。

 

 

⑨動画配信

 

近年では、自分で撮影した動画をYouTubeなどで配信し、広告収入を得ることを副業にしている人も増えてきました。

動画の内容は、エンターテインメント系から学習の仕方、メイクの方法など様々な動画が公開されています。

実際に看護師として働いている女性が、看護師だからこそ知っている内部事情など、ホンモノだから知っている情報コンテンツも人気です。

 

このように、自分が実際に働いている職種を利用して、副業として稼いでいる方も少なくありません。

 

 

 

 

5.まとめ

 

 

今回は、在宅でおすすめの副業について、詳しく解説をしていきました。

 

新型コロナの影響もあり、近年では、様々な企業で副業解禁の動きが見られています。

また、社会の風潮として、会社員であるとしても「自由な働き方」や「自分自身のスキルアップや経験を増やすこと」を求めている人が増えています。

 

在宅で行う副業でしたら、心身に過剰な負担をかけるだけでなく、本業ではできない貴重な経験を得られることもできます。

 

ぜひ、スキマ時間を有効活用して副業にチャレンジし、新しい世界を覗いてみてはいかがでしょうか。

 

 

参考文献/参考サイト
*1 参考)日本経済新聞「正社員の副業解禁 ロート製薬」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45529090R30C19A5AA1P00
*2 参考)経済産業省ウェブサイト METI Journal「メガバンクが兼業・副業を解禁 その裏にある成長戦略」https://meti-journal.jp/p/9680/
*3 参考)国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1900.htm
  • この記事を書いた人
  • 最新記事

Editor14

フリーランスの転職・不動産ライター。複数のメディアで執筆中です。宅建の資格を活かし、家族が所有する投資用不動産の入居者管理もしています。住まいに関する資格である整理収納アドバイザー1級、福祉住環境コーディネーター2級も取得済みです。趣味は整理収納と料理。

-働くコラム, 副業に挑戦
-