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新卒で「仕事ができない」と悩んだときにやるべき5つのこと

新卒で「仕事ができない」と悩んだときにやるべき5つのこと

新卒で入社してしばらくすると、「仕事ができない」と悩む人が増えてきます。入社したらバリバリ働いて、活躍する自分を夢見ていたのにそうではない自分にガッカリしてしまい、落ち込む人も多いのが現実です。

 

「自分はダメかも」と思って落ち込む前に、仕事ができるようになる努力をしてみませんか。

 

この記事では、仕事ができないと悩んだときにやるべきことを5つ紹介します。

 

 

1. 新卒は「仕事ができない」と悩みやすい

 

新卒で入社すると、「自分は仕事ができない」と落ち込む人は多くいます。特に、学生時代に成績が優秀だった、部活やサークルで活躍して注目を浴びていた人にその傾向が強くあります。

 

思った通りにできないと落ち込んでしまい、同期はみんなうまくやっている気がして焦りばかりがつのってしまいます。しかし、そんな風に感じているのは自分だけではなく、うまくやっているように見える同期も、きっと同じように感じているのではないでしょうか。

 

心配しなくても、実際は「仕事ができない」のではなく、ただ単に「まだ仕事を覚えていない」だけのことがほとんどです。つまり悩みを解決するたったひとつの方法は、できるだけ早く仕事を覚えることなのです。

 

 

 

2. 新卒で仕事を早く覚えるための5つの方法

 

新卒で「仕事ができない」と悩んだときには、できるだけ早く仕事に慣れ、仕事を覚えることです。ここからはそのためにやるべきことを、5つ紹介します。

 

 

①.分かったふりをしない

 

新卒で「仕事ができない」と悩んでいる人の中には、分からないことを分からないと言えず、そのまま放置している人がいます。中には「分かったふり」をしている人もいるのではないでしょうか。

 

初めて仕事をするときに、分からないことがあるのは当たり前です。先輩社員は、「分からない」と言ってもらわなければ分かっていないことに気がつきませんし、分かったものとしてどんどん先に進めていきます。

 

「こんなことを聞くのは恥ずかしい」「何度も聞いたら怒られるのでは」などと考えて、分からないまま仕事を進めるほうが後々迷惑をかけることになります。

 

分からないことは分かったふりをせず、分かるまで何度も聞きましょう。

 

 

②.資料やマニュアルを読み込む

 

分からないことは質問する、とはいっても資料やマニュアルを読めば分かることを何度も聞いてはいけません。新卒で入社したばかりの頃は、与えられている仕事の量もそう多くないはずです。まずは仕事に関係する資料やマニュアルをとことん読み込むようにしてください。

 

資料を読み込み、実際にやってみて分からないことがあれば、積極的に質問をしましょう。質問をするときには、「どこが分からないのか」を明らかにしたうえで、ピンポイントで質問することが大切です。

 

 

③.理想や目標を下げる

 

入社したらこうしたい、ああしたいと思い描いていた理想や目標が高すぎる場合には、いったん目標値を下げてみることもおすすめです。

 

高い理想を持つのは良いことですが、それは実現可能なものでしょうか。例えば、「入社から3カ月で契約を10本取る」といった目標が現実的でないのであれば「入社3カ月で○○の仕事をマスターする」など、頑張れば手の届く範囲まで下げたほうがよい場合もあります。

 

小さな目標を少しずつクリアして、成功体験を積み上げていきましょう。

 

 

④.メモをもとに自分オリジナルの「仕事マニュアル」を作る

 

先輩社員から仕事を教えてもらってメモを取ってはいるものの、それをそのままにしてはいないでしょうか。メモを取ったら、それを次に活かせるように、きちんとまとめていくことが重要です。

 

業務の内容ごとにメモをノートにまとめて、自分オリジナルの「仕事マニュアル」を作りましょう。自分のマニュアルを見れば誰に聞かなくてもできる仕事を少しずつ増やしていくことが、仕事ができるようになる秘訣です。

 

 

⑤.タスク管理をマスターする

 

仕事を与えられたら、それを細分化してタスク管理する能力を身に付けましょう。たとえば「来週までにこの資料をまとめておいて」と言われたら、その仕事を小さなタスクに分けていきます。

 

「データを集める」「エクセルに入力する」「グラフにする」「パワーポイントでまとめる」と小分けにして、順番にこなしていきましょう。「資料にまとめる」と聞くと、1つの大きな仕事と感じて「できない」と思ってしまいますが、小さなタスクに分ければ自分の能力で遂行できる業務である可能性が高いです。

 

タスク管理ができるようになると、仕事の効率があがるため、新卒で入社して仕事の量が少ないときから少しずつ練習していくとよいでしょう。

 

 

 

3.どうしても仕事ができなければ転職も考える

 

いろいろなことを試しても、それでも仕事ができるようにならない場合には、そもそもその仕事が合っていない可能性も考えられます。仕事には向き、不向きがあるため、努力してもできないことはあるものです。

 

どうやってもよい結果がでない、できるようにならなくて仕事に行くのが辛いような場合には、もっと自分にあった仕事を求めて転職を検討してみてもよいかもしれません。

 

 

4.まとめ 

 

新卒で「仕事ができない」と思う人の多くは、ただ単に仕事に慣れていない、仕事を覚えていないだけのことがほとんどです。先輩社員に教えてもらいながら、やり方を早く覚える努力をすれば、やがて解決していきます。

 

それでもどうしてもできるようにならない場合は、仕事そのものへの適性を考え、転職も検討してみましょう。

 

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編集者 渡辺

人材業界の大手転職メディアの企画/編集を15年、そして10年以上新卒・中途採用の面接官を行い、年300人以上の就職者に耳を傾けてきました。特異分野は、各業界や企業の分析、データに基づいた役立つ記事を更新していきます。

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