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ビジネスマナーは挨拶から!挨拶の基本を解説

 

新卒入社であなたの印象を左右するといっても過言ではないのが、挨拶のマナーです。たかが挨拶と思ってないがしろにしていると、礼儀がなっていない人と思われ、評価が下がってしまうかもしれません。

 

それでは、できる新卒の挨拶とはどういったものなのでしょうか?

 

この記事では、挨拶の基本と覚えておきたい挨拶ことば、挨拶で周りと差別化するコツなど、挨拶のビジネスマナーについて解説します。

 

 

 

 

 

1.ビジネスマナーの基本!挨拶のポイント

 

 

ビジネスマナーにおいてきちんとした挨拶は基本的なこと。恥ずかしがらず、相手の目を見て自分から挨拶をすることが大切です。

 

相手に挨拶していることが伝わらなければ「挨拶」とは言いません。明るく元気な声で「おはようございます」などと挨拶をし、お辞儀をします。

 

この挨拶とお辞儀をセットで行なうことを「後先後礼」といい、マナーに沿った挨拶の仕方です。加えてビジネスシーンに合わせて挨拶の言葉を使い分けていきましょう。

 

 

 

2.覚えておきたい挨拶ことば

 

 

それではビジネスシーンごとによく使う挨拶の言葉を見ていきましょう。

 

 

①社内でよく使う挨拶

 

社内で使う挨拶は上司や同僚に向けたものが主となります。基本的なものとして、出社したときは「おはようございます」、社内で誰かとすれ違うときは「お疲れさまです」、退社するときは「お先に失礼します」を忘れないようにしましょう。

 

離席・外出する際は「○○に行ってまいります」「ただいま戻りました」と声をかけてどこに行くのか、また戻ってきたことがわかるようにします。

 

反対に誰かが外出するのを見送る場合は「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」と返答します。退社する人を見送る際も「お疲れ様でした」と挨拶しましょう。

 

また、社内の仕事中に使う挨拶としては「失礼いたします」があります。例えば、入室時は入る前に「失礼いたします」、作業をしている人に何か聞きたいことがあるときは、突然話しかけるのではなく「失礼いたします。今、お時間よろしいでしょうか」などと言うのがビジネスマナーです。

 

<社内でよく使う挨拶ことば>

  • おはようございます
  • お疲れさまです
  • お先に失礼します
  • 行ってまいります
  • 行ってらっしゃい
  • ただいま戻りました
  • お帰りなさい
  • 失礼いたします

 

 

②社外でよく使う挨拶

 

社外で会社の人や取引先など仕事関連の人に会ったときも、きちんと挨拶することを忘れてはいけません。

 

取引先の人なら基本的な挨拶に加えて、「先日はありがとうございました」や「いつもお世話になっております」などと付け加えると良いでしょう。久しぶりに会った相手だった場合は「お久しぶりでございます。お変わりはございませんか?」「大変ご無沙汰をいたしました」という言い回しもあります。

 

ただしあえて挨拶をしないという状況もあるのが社会人の世界です。

 

相手がプライベートの時間で、誰かと一緒にいるなら、目が合ったときに軽く会釈する程度の方が良い場合もあります。特に、相手が異性といるときは慎重さが求められます。目が合っても相手が挨拶をしたくなさそうにしたときは、見なかったことにしてその場をさっと離れましょう。

 

<社外でよく使う挨拶ことば>

  • いつもお世話になっております
  • 先日はありがとうございました
  • お久しぶりでございます
  • ご無沙汰しております

 

 

 

2.挨拶と一緒に覚えておきたい3種類のお辞儀

 

 

挨拶の後に行うお辞儀にもマナーがあります。頭を下げる角度によって3種類あるので、挨拶する状況に合わせてきちんと使い分けるようにしましょう。

 

 

①.会釈(15度)

 

腰を15度曲げた、角度の浅いお辞儀が会釈です。視線は斜め下にして、1秒ほどと短くお辞儀します。

 

人とすれ違ったときなど軽く挨拶をする時のお辞儀で、きちんと腰から曲げることが綺麗に見せるポイントです。

 

 

②.敬礼(30度)

 

上司や取引先の人などにきちんと挨拶をするときは30度まで腰を曲げる敬礼を行います。会釈よりもフォーマルなお辞儀で、3秒ほど長めに頭を下げましょう。

 

他にも、お客様への挨拶や名刺交換といったシーンでも敬礼でのお辞儀が適切です。会釈と同じようにきちんと腰から上半身全体を倒すようにしましょう。

 

 

③.最敬礼(45度)

 

最敬礼はもっともフォーマルなお辞儀で、謝罪やお礼、無理なお願いをするときに最大限の誠意を伝えるものです。

 

45度という深い角度で頭を下げ、視線は足元に落とし、指先までしっかり伸ばしましょう。最敬礼をするときは誠意を伝えたいシーンなので、表情もへらへらせず真剣な気持ちを表すことが大切です。

 

 

 

3.周りと差別化できる!?気が利く人の挨拶

 

 

挨拶の基本を押さえたら、さらに相手に気配りが伝わるような素敵な挨拶を目指しましょう。最後に、普段の挨拶が鮮やかになるちょっとした一言の添え方を紹介します。

 

 

①名前を呼ぶ

 

人は自分の個人名を呼ぶ人に親しみを覚えるものです。ただ挨拶のフレーズを言うだけでなく「○○さん、こんにちは」と名前を呼びかけると、形式的な挨拶からその人だけにあてた挨拶となるため印象がぐっと良くなります。

 

 

②相手の好きな話題を付け加える

 

挨拶と一緒に相手が興味のある話題に触れることで、新たな会話が生まれることがあるかもしれません。

 

持ち物に猫グッズが多いのを見て「こんにちは、猫がお好きなんですか?」と、相手の持ち物や以前の会話から好きなものについて聞いたり、イベントを成功させたという情報から「お疲れ様です。この前のイベント、評判が良いですね」と、最近その人が行ったことに触れたりするのがポイントです。

 

少し高度な技だと、相手の関心のあるものから何かおすすめの情報を提供するというテクニックもあります。相手との距離がぐっと縮まる挨拶となるでしょう。

 

 

③過去と未来について触れる

 

相手の好きな話題に触れる、と近いテクニックですが、相手と共有している過去の出来事や、これからの予定などを添えると仲間意識が生まれ、好印象を与えます。

 

大切なのは、相手への関心を示すこと。「この前の○○はその後どうなりましたか」「今週は外回りご一緒することが多いのでよろしくお願いします」など簡単なものでも自分に当てた挨拶であると感じてもらえるようにしょう。

 

 

 

4.まとめ

 

 

挨拶ができていないと社会人としての評価は下がってしまいます。またちょっとした一言を添えることで挨拶が相手とのコミュニケーションを円滑にし、仕事の成果が上がるきっかけになることも。

 

たかが挨拶と思わずビジネスマナーをわきまえ、相手の気持ちを考えた挨拶ができるようにしましょう。

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編集者 渡辺

人材業界の大手転職メディアの企画/編集を15年、そして10年以上新卒・中途採用の面接官を行い、年300人以上の就職者に耳を傾けてきました。特異分野は、各業界や企業の分析、データに基づいた役立つ記事を更新していきます。

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