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転職活動を成功へ導くWEB履歴書の書き方のポイント

転職活動を成功へ導くWEB履歴書の書き方のポイント

WEB履歴書とは、転職エージェントや求人サイト内にあるフォームに入力する履歴書のことを指します。

 

転職活動のはじめに書類選考がありますが、WEB履歴書はまさに転職活動の出発点です。WEB履歴書は紙の履歴書と比べて簡単に入力が出来ますが、その分スピードと分かりやすさが求められます。

 

今回は、転職活動を成功へ導くWEB履歴書の書き方についてご紹介いたします。

 

 

1.誤字脱字や変換ミスに気をつけよう

 

WEB履歴書はPC上で簡単に作成できる反面、気をつけなければならないのが、誤字や脱字、そして変換ミスです。

 

編集渡辺
変換ミスをしている人、かなり多いですよ。そして改行が乱雑な人も多いですね。

 

 

WEB履歴書では、環境依存文字や旧字体がPCの環境によって文字化けしてしまうケースがあります。

 

企業も誤字脱字や変換ミス、改行の乱雑は人間であるため、完璧して欲しいとまでは求めていませんが

疑似脱字も1つや2つだけではなく複数あったり、要点をまとめず長文を改行せず打ち込む場合、

 

「きちんと見直ししなかったのかな」「丁寧さのかける人かな」

と思われます。

 

最低限、提出前に最低でも2回は見直しをしてください。

チェックポイントは3点です

・誤字脱字

・変換ミス

・第三者が見ても見やすくわかりやすい内容になっているか

 

プルダウン形式で選択する項目も注意をしてください。

生年月日や転職回数といった数字はプルダウンから選ぶケースが多いのだと思いますが

経歴と年齢・経験者数が異なる人が散見されます。

数字の間違いは気づきにくく見逃しやすいミスのひとつです。

 

2.フリー入力欄は文字数と空欄に注意

 

転職サイトにあるWEB履歴書では、フリー入力欄といって、志望動機や職務経歴、質問等を自由に入力できるフォームが用意されています。

 

フリー入力欄には文字制限があり、限られた文字の中で、読み手が読みやすいように文章をまとめる必要があり、相手の質問意図を読み取り簡潔に回答できるかといったポイントがチェックされる箇所です。

 

資格や趣味・特技などの項目は、書く内容が思い浮かばないという方が多いかと思いますが、空欄にするのはやめてください。

どうしても見つからない場合は、特になしと一言でも入力しておくようにしましょう。

 

編集渡辺
企業の担当者も、どういう人が選考を希望しているか知りたいのです。なので空欄は避けてください。

 

3.職歴は分割して簡潔に

 

WEB履歴書で職務経歴を記入する際には、アピールしたいポイントごとにまとめ、簡潔に記入するようにします。

 

例えば、「事業概要」「経験内容」「担当部署」「資格」「実績」などに分けて、読み手が分かりやすい様に項目ごとに分割して記入します。

 

ダラダラと長い文章が続くと、伝わりにくい上、複数の応募者の履歴書を見ている採用担当者が、途中で読むのをやめてしまうかもしれません。箇条書きにする、あるいは項目ごとに分けるといった工夫で、読みやすい文章を意識してください。

 

編集渡辺
企業が知りたいのは、「どんな経験をしてきたのか」「その中でどんなスキルを身に付けたのか」の2点です。なので長文は必要ありません。箇条書きが最適です。

 

4.志望動機はポジティブに

 

皆さん何らかの理由があり、転職活動をされていることと思います。もっと自分に合った仕事を見つけたい、能力を高めたいといったポジティブな内容ばかりとは限らず、残業が多い、人間関係に疲れた、などのネガティブな理由で転職を考えた方もいらっしゃるでしょう。

 

ただし、後ろ向きな文章は前職への不満や愚痴だと捉えられ、採用担当者に悪い印象を与える恐れがあります。転職活動中の志望動機を記入する時は、前向きな転職だということを伝えるようにしてください。

 

MEMO
志望動機とは、あなたの社会人としてどう生きていきたいかというビジョン(ゴール/目的)と、今転職をしようとしている考え(手段)をセットにしたものになります。

第二新卒で多いのですが「貴社の●●領域を伸ばそうとしている所に共感し、私も貴社の一員としてその分野で成長したいと考えています」といったゴマすり動機を記載しいる人がいますが

論外です。その人のビジョン・意志・思考の足跡がまったくありません。

 

第二新卒の場合:人柄による選考(将来のビジョンやコンピテンシーが重要視されます)

第二新卒以外の場合:スキル・経験による選考(既に出来上がった人であることが重視されます。)

 

企業は、採用後どのような活躍をしてくれる人物なのかを見ています。企業理念を事前にしっかりと調査し、自分の経歴が活かせる事、企業の未来を考えている人物だということを、伝わる内容にすることが大切です。

 

5.自己PRが多い場合はピックアップしよう

 

職務経歴が多く、職務経歴や自己PRが書ききれないと言う方もいらっしゃるでしょう。そのような場合は、応募職種に見合った内容のみを抜き出して、簡潔に書くようにします。

 

やってしまいがちな失敗としては、すべての経歴を長く詳細に書いてしまうことです。経歴が多い方は、経歴を省略しながら応募職種に役立つスキルをピックアップして書いていきましょう。

 

編集渡辺
たまに2000文字の文字数上限いっぱいで入力される方がいらっしゃいますが…残念ながらそういう場合は、ほぼ読みません。

 

例えば、営業職を希望している場合、今までの経歴のなかから接客に関する業務や、ノルマ達成といった実績のPRが有効的です。事務職希望なら、PCスキルやタスク調整能力をアピールする方法もあります。

 

長くなりすぎないように、500文字程度に収めるように記入すると、読みやすくなります。

 

 

6.保存はこまめにしよう

 

転職サイトのWEB履歴書でよくやりがちなミスとして、保存せずに閉じてしまい、入力内容が消えてしまうといったケースが考えられます。また、タイムアウトといって、入力時間に時間がかかりすぎたり途中で離席したりして、一定の時間が過ぎてしまうと、内容が消えてしまう機能があります。

 

その他にも、誤って更新する、誤作動で入力内容がすべて消えて応募締め切りに間に合わないというケースも考えられます。

 

面倒でも、入力しながらこまめに保存作業を行うようにしましょう。

 

 

7.まとめ

 

紙の履歴書と比べ、転職サイトのWEB履歴書は軽視されてしまいがちですが、WEB履歴書も面接に行くための重要なステップです。

 

長い文章は箇条書きにする、応募職種に合わせた志望動機にするといった工夫でグッと採用担当者の印象は良くなります。

 

またどんなに良い経歴や資格があっても誤字脱字がある履歴書では、相手にミスが多い人物だと思われてしまう可能性もあります。保存をこまめに行い、読み手に伝わりやすい内容か、ミスがないか何度も確認をしてから応募するように心がけましょう。

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編集者 渡辺

人材業界の大手転職メディアの企画/編集を15年、そして10年以上新卒・中途採用の面接官を行い、年300人以上の就職者に耳を傾けてきました。特異分野は、各業界や企業の分析、データに基づいた役立つ記事を更新していきます。

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