面接で遅刻はあってはなりませんが、いろいろな理由でやむを得ない場合もあります。
在職中の方は、仕事の都合がつかず面接時間に間に合わないというケースも考えられます。では面接の時間に遅れそうになった場合、どのように対処したらいいのでしょうか。
ここでは、転職活動中の面接時間に遅刻してしまいそうになった時の対処法についてご紹介します。
1.遅刻しそうな時の対処法の流れ
なんらかの理由で面接の時間に遅れてしまいそう…そんな時の対処法を流れに沿って3段階に分けご紹介いたします。遅刻は避けなければならないですが、移動中のアクシデントなどでやむを得ない場合もあるので、覚えておきましょう。
①.まずは電話で謝罪、後から理由
転職活動中、面接の時間に間に合わないことが分かった時点で、相手先に連絡を入れます。

まずは約束の時間に遅れてしまいそうなことを電話で伝えて謝罪しましょう。基本的に連絡は電話で入れるようにします。
謝罪後、電車の遅延や車の渋滞など簡単に遅刻の理由を述べます。遅刻してしまう理由としては、電車やバスなど公共交通機関の遅れや交通渋滞、その他在職中の方は仕事の都合や体調不良などいろいろな理由が考えられます。
どのような理由であっても、相手に失礼にならないように誠意を持って簡潔に伝えましょう。
②.謝罪後はおおよその到着時間を述べる
謝罪と理由を簡潔に述べたあと、だいたいの到着時刻を伝えます。伝えた時間よりさらに遅れてしまうと、再度の連絡が必要だったり、面接官が他の応募者との時間調整をしないといけなくなったりしますので、少しゆとりをもった到着時刻を伝えるようにします。
あまりにも面接時間より遅れてしまう場合、お相手の都合を尋ねるようにします。面接官や他の応募者との時間の関係から、他の日に振り替える可能性もありますし、当日他の時間に変更になる場合も考えられます。
面接日は予想できないアクシデントも考えられますから、転職活動中の面接日はゆとりをもったスケジュールを組むのが常識です。

③.面接後に再度感謝の気持ちを伝えるメールを送る
遅刻してしまったが何とか面接を受けてもらえた場合、面接後にあらためて採用担当者宛に、面接して頂けた感謝の気持ちを伝えるようにします。
その際、採用されたら会社へ貢献したい気持ちを付け加えるといい印象を持ってもらえるかもしれません。
2.連絡手段は電話が基本、電話が不可能な時はメール
繰り返しになりますが、面接に遅刻してしまいそうだと判明した段階で、面接先の企業へ一報を入れますが、連絡するときの手段は電話が基本です。

電話して採用担当者へ取り次いでもらい、謝罪と遅刻の理由、到着時間を伝え、当日面接を受けてもらえるかどうかの指示を仰ぎます。
転職活動中だと在籍会社の仕事の状況によっては、すぐに電話が掛けられない、電車から降りられず電話ができない、という場合もあるでしょう。そのような時はひとまず採用担当者宛にメールを入れるようにします。
電話ができる状況になった段階で、すみやかに面接企業へ連絡を入れましょう。
3.遅刻しそうな時の電話やメールの例文
実際に遅刻してしまいそうな時の、電話の掛け方やメールの例文をご紹介いたします。
①、事前に電話する時の例文
(△△様が電話をつないでもらったら)本日10時に面接予定の○○です。申し訳ありません。現在電車が事故のため遅れており、御社への到着時刻が10時30分頃になる予定です。このまま面接会場へ向かわせて頂いても、よろしいでしょうか。
②.電話が出来ずメールをした時の例文
採用担当 △△様
お世話になっております。
本日10時より面接を予定しております○○です。
大変申し訳ございませんが、電車が事故に合い、停車してしまっている状況です。次の駅で降りてタクシーで向かう予定ですが、到着が10時30分頃になりそうです。
現在電車内のため、メールにて取り急ぎご連絡させて頂きます。駅に到着次第あらためて電話をさせて頂きます。
よろしくお願いいたします。
③.面接後に送るメールの例文
採用担当 △△様
お世話になっております。
本日はお時間を頂いていたにも関わらず、面接時間に遅れてしまいまして、大変申し訳ありませんでした。あらためてお詫び申し上げます。
またこのような事態にも関わらず、貴重なお時間を割いて面接の機会を設けていただきまして深く感謝しております。
(面接の感想や入社意欲について簡潔に述べる)
4.まとめ
今回は、転職活動時の面接で遅刻してしまいそうな場合の対処法について、ご紹介してまいりました。
面接に関わらずビジネスシーンでは、時間を守ることはとても大切です。ただしやむを得ない事情で遅刻してしまいそうな場合、すぐに電話で連絡し、謝罪と理由を述べ、到着時間を入れるなど、相手に誠意をもって対応する姿勢を見せるように心がけましょう。