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冬の転職はコートマナーに注意!面接でのコート選びとたたみ方マナー

冬の転職はコートマナーに注意!面接でのコート選びとたたみ方マナー

・コートを無理バッグへ詰め込んでいる人

・コートをどこに置けばいいか迷っている人

・寒いのにコートを着てこない人

 

転職は季節を問わず行われるため、コートが必要な時期に面接に行くことがあります。しかし冬になるとコートにまつわる面白い選考者(応募者)をよく見かけます。

 

これは、「面接でのマナーがわからない」から起こっている事象になります。そのため今回は面接でコートを着ていくときにおさえておくべき、コートに関する面接マナーを見てみましょう。

 

1.面接はビジネススタイルのコートを選ぶ

 

転職の面接ではきちんとしたビジネススタイルの身だしなみが求められます。

コートは面接中に着ていないとはいえ、持ち物の1つとなるので、ビジネスシーンを重視したデザインを選ぶのが好ましいです。

 

通勤の際はダウンコート、Pコート、ダッフルコート、フードやファー付きのコートを着るケースがありますが、カジュアルスタイルに分類されてしまうため面接向きではありません。面接のときは避けた方がいいでしょう。

 

面接に着ていけるコートとして、チェスターコート、ステンカラーコート、トレンチコートがあげられます。無地の黒やベージュ、紺、グレーなどベーシックでスーツに合わせやすい色がいいでしょう。白も問題ありませんが、汚れが目立ちやすいという欠点があります。汚れていると清潔感に欠けてしまうため避けた方が無難です。また脱いだ後、たたむことが多いため、シワができにくい素材を選ぶことをおすすめします。

 

編集渡辺
たかだか面接で、そこまで意識しすぎではと思われるかもしれませんが、大手企業の面接官はおじさんが多いので、少し古いなとは思うかもしれませんが、悪目立ちをするリスクは取らない方が無難という事です。

 

2.コートマナーをおさえて面接に臨もう

 

転職では、ビジネスマナーを気にする採用担当者がいます。

とくに営業出身の方が多いのですが、どんなコートを持っているか、どう扱っているかという細かい部分も意外と見られているものです。そのためマナーを押さえておくのが望ましいです。

 

①.コートは外で脱ぎ着する

コートは建物の外で脱いでから内に入るのがビジネスマナー(特に営業マナーです)です。コートについたホコリなどの汚れを手で軽くはたいてから、エントランスでコートを脱ぎ、鞄を持っていない方の腕にかけた状態で受付に向かいましょう。

 

悪天候のため外でコートを脱げない場合は、そのまま入り、入り口の近くですぐに脱ぐようにします。面接後もコートは手に持ったまま退室し、外に出てから着るようにしましょう。

 

②.裏返してたたむのがマナー

脱いだコートは裏面が表にくるよう裏返してたたみます。これはコートの表面についているホコリや花粉、汚れを室内に落とさないよう配慮するというビジネスマナーです。裏地が表面にくるので、転職活動のコートを選ぶときは、裏地の色や柄が派手すぎて悪目立ちしないよう注意しましょう。

 

【コートのたたみ方】
・内側から袖の部分を持ち裏返すようにしてコートを返し、裏地が表面になるようにします。

・身ごろを揃えて縦半分に折りたたみます。袖は内側に畳み込まれている状態です。

・そのまま上下を半分に折ります。

 

着席時は椅子の横に鞄を置き、その上にたたんだコートを乗せます。綺麗にたためばバランスよく鞄の上に置くことができます。

また、企業によってはハンガーラックが用意されている場合があります、

どうすればいいのかな?と不安に思う場合は、面接官に「コートを椅子に掛けてもよろしいでしょうか?」と聞いてください。

 

※ハンガーラックなどは何か言われる前に使用するのは避け、面接官から使うよう勧められたら、お礼を述べてから使うようにしましょう。

 

面接は相互理解の場所です。

気持ちのいいコミュニケーションが取れるかも重要ですので、「これを聞いてマナーがなっていないと思われるのでは?」と変に難しがらず、気軽に聞いてみるのがおススメです。

 

 

③.コートを着ないのもあり

転職の面接に適したコートがない、またはコートのマナーが不安なら、コートを着ないという選択肢もあります。自宅からは好きなコートを着ていっても、最寄り駅のコインロッカーに預けてしまえば、コートマナーを気にせずに面接へ臨めます。

 

コートを着なければマナー違反になるわけではないので、より面接に集中できるのなら、その方が良いかもしれません。

 

ただし寒さが厳しいときや駅まで遠いときに、無理をしてコートを羽織らず体調を崩してしまっては転職活動に支障が出ます。寒さで顔色が悪くなってしまえば、面接にも悪影響を及ぼすでしょう。コートを着ないときは、そういった点も考慮してください。

 

3.防寒グッズや傘の扱い方も気を付けよう

 

マフラーや手袋など防寒用の小物を使用するときは、コートと同様に玄関前ではずして鞄にしまうようにします。

面接で必要な書類を取り出しにくくなってしまわないよう、鞄がパンパンになるほどボリュームのあるものは避けた方がいいでしょう。

 

雨天時、傘を持っているときは、外でしっかり水気を切り、室内をぬらさないように気を付けます。着席時は、鞄の横に倒した状態で置いておきます。ビニールの傘袋や玄関に来訪者用の鍵付き傘立てが用意されているなら、利用すると親切です。

 

4.まとめ

 

コートが必要な時期の転職は、通常の面接マナーに加えてコートの扱い方も重要なポイントです。コートに関するマナーは取引先への訪問などビジネスシーンで必要な知識なので、採用担当者へも好印象を与えられます。「仕事ができる人」と思ってもらうためにも、スマートにコートを扱えるように練習しておきましょう。

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編集者 渡辺

人材業界の大手転職メディアの企画/編集を15年、そして10年以上新卒・中途採用の面接官を行い、年300人以上の就職者に耳を傾けてきました。特異分野は、各業界や企業の分析、データに基づいた役立つ記事を更新していきます。

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