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転職面接でプレゼンテーション?採用直結プレゼン資料作りへの道

転職面接でプレゼンテーション?採用直結プレゼン資料作りへの道

転職活動中の面接で、プレゼンテーションを求める企業があります。もし、転職面接でプレゼン資料作りを求められたら、どのように作ればいいのでしょうか。

 

プレゼン資料作りは、あらゆる分野の職業で必要とされる能力であり、転職活動では整理力やアウトプット力で他の選考者と差をつけるチャンスでもあります。

 

今回は、採用に近づく効果的なプレゼン資料の作り方とポイントについて、ご紹介してまいります。

 

1.企業が面接でプレゼンテーションを行う理由

 

面接でプレゼンテーションを導入する企業は、応募者の構成、内容、シミュレーション方法など、テーマの内容を相手にどれだけ効果的に伝える能力があるかを、総合的に見ることを目的としています。

 

また職種によって、面接官が見るポイントが変わります。クリエイティブ系の職種であればプレゼン資料のクオリティが重点的にチェックされ、営業職であればプレゼン資料より話し方や表情といったポイントを見られるます。

 

プレゼンに挑む前に、企業がなぜプレゼン面接を行うのかを考え、しっかりと対策することがおすすめです。

 

2.転職面接のプレゼン資料はどうやって作る?

 

転職面接でプレゼンテーションが課題としてある場合、事前に資料やテーマが渡されるケースが多く、テーマに沿ってPowerPointなどのスライド機能を使って資料を作成します。

 

それでは、プレゼン資料を作成するときのポイントを5項目に渡り、見ていきましょう。

 

①.構成はPREP法を使おう

プレゼンテーションを行う時は、PREP法を使用するとテーマが効果的に相手に伝わりやすくなります。

 

PREP法とはPoint(結論)、Reason(理由)、Example(事例や具体例)、Point(結論)の略で、テーマに対しての結論を先に伝え、後から理由や具体例を述べる方法です。

 

結論から述べることで要点が分かりやすく、面接官にプレゼン内容が伝わりやすくなります。

 

②.1つのスライドに1つの要点を

1つのスライドで伝える内容は1つの要点のみにします。2つ以上の内容を詰め込んでしまうと、相手に伝えたい内容がかえってぼやけてしまいます。

 

③.視覚効果で見やすく、分かりやすく

図や表を入れて視覚的効果を狙います。色や配色は全ページで揃え、文字は18ポイント程度の大きさだと見やすいでしょう。

 

④.制限時間を意識して作成

面接でのプレゼンでは持ち時間が決まっているケースが多いため、時間内に収まる量で作成します。全体の構成を考え、制限時間内にまとまるように作成し、面接当日までに何度も予行練習しておきましょう。

 

3.面接官がプレゼン資料からチェックしていること

 

次に、面接官がプレゼン資料からどのようなポイントをチェックしているか見てきましょう。

 

①.テーマへの理解度

転職時の面接でプレゼンテーションが行われる場合、事前にテーマや資料が渡されるケースが多くなっています。そこで、応募者が渡されたテーマや資料内容をきちんと理解しているか、という基本的な能力を見ています。

 

②.相手に伝達する能力

テーマに対し、資料を通して言いたいことを相手に伝える力があるか、相手を納得させられるかといったスキルも確認されます。

 

プレゼン資料で伝えきれないポイントを口頭で補てんすることもありますが、基本的には資料だけでも言いたいことが相手に伝わるように、分かりやすい資料を作成しましょう。

 

③.オリジナリティがあるか

テーマに対して、自分なりの解釈や独創性を加えたオリジナリティある資料となっているかどうかを見ています。普遍的なデザインや表現より、個性を表す資料を意識しましょう。

 

4.プレゼンテーションを行う時のカギ

 

プレゼン資料の作り方のコツをご紹介してきました。では実際に面接時にプレゼンテーションを行う際には、どのようなことに注意したらよいのでしょうか。

 

①.何度もシミュレーションする

プレゼンは何よりも練習が大切です。まずタイマーを準備し、作った資料が何分くらいで読めるのか、読む速さが早くなりすぎたり、伝わりにくい文章になったりしていないか、実際に声を出して読む練習をします。

 

出来れば録音して聞いたり、家族などにチェックしてもらったりすると良いかもしれません。

 

句読点で句切って文章は簡潔に作成し、声を張り、視線はやや上を見て読むことができるように、何度も練習を繰り返します。

 

本番では、資料に目を落とさず自然に話せるよう繰り返し練習して、面接に臨みましょう。

 

②.相手に伝えたい気持ちを表す

練習をしていても、面接会場ではとても緊張してしまい、思ったように声が出ないかもしれません。

 

ですが、面接官に自分の資料を伝えたい、能力を知ってほしいとう強いアピールする気持ちがあれば多少ぎこちなくても面接官には伝わります。

 

5.まとめ

 

今回は、転職面接で効果的なプレゼンテーションの作り方についてご紹介してまいりました。

 

面接でプレゼン資料作りの課題が出た場合、全体の構成や視覚効果、時間配分などに注意して作成していきます。

 

そして1つのスライドにいれる要点は1つにすること、簡潔に分かりやすく、オリジナリティある内容に仕上げるようにします。

 

プレゼン資料作りは会社に入ってからの、資料作りの勉強にもなり役に立ちます。準備は入念にし、採用につながるプレゼンテーションを目指しましょう。

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編集者 渡辺

人材業界の大手転職メディアの企画/編集を15年、そして10年以上新卒・中途採用の面接官を行い、年300人以上の就職者に耳を傾けてきました。特異分野は、各業界や企業の分析、データに基づいた役立つ記事を更新していきます。

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