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転職の面接のあとにお礼メールは必要?マナーと例文をご紹介!

転職の面接のあとにお礼メールは必要?マナーと例文をご紹介!

先日、大学の後輩からこんな質問を受けました。

転職面接をしんですけど、やっぱり面接の後はお礼メールをした方がいいんですか?

 

転職のノウハウ本では、「お礼メールを送ったほうがいい」とレクチャーしているものが多く、当の本人も困っていました。お礼メールが選考に影響するのか、また出すのであればいつ、誰あてに出せばよいのか気になりますね。

 

この記事では、転職活動で面接を受けたあとのお礼メールについて、必要性と役割、また実際の例文も含めて詳しくご紹介していきます。

 

1.転職面接を受けたあとのお礼メールの必要性

 

転職活動で面接を受けたあとのお礼メールについては、「出すべき」「出さなくてもよい」と企業や担当者によっても様々な意見があります。

どちらかというと社風や文化に左右されるモノですがひとつ確かなことがあります。

 

それは

 

編集渡辺
お礼メールの有無が選考に影響することはありません

 

お礼メールを出したからといって選考で優遇されることはなく、必ず出さないといけないものではありません。

なぜなら、転職はスキルと経験でのマッチングなので、お礼メールのやり取りは既に選考の通過/不採用が確定したあとのやりとりになるからです。

 

転職の場では、面接の直後に採用or通過/不採用が確定します。

そのためお礼メールの有無は選考に影響はありません。

 

しかし出すかどうか迷っている、あるいは万一不採用となった場合に「お礼状を出さなかったからかも」と後悔するくらいなら、出しても問題ありません。

 

ただしあくまでお礼メールは、面接をしていただいたことへのお礼と感謝の気持ちを伝えるものであり、選考を有利に運ぶためのものではないと心得ておくようにしてください。

 

2.お礼メールを送るタイミング

 

転職活動中に面接を受けお礼メールを送るときには、面接を受けた当日が望ましいです。

遅くなったとしても翌日には送信しないといけません。お礼の気持ちを日数空けて伝えること自体がマナー違反です。

 

お礼を伝えるのは早いほうがよいことはもちろん、採用担当者が多くの面接をこなしている場合には、遅くなると誰だったか思い出してもらえません。

そのためお礼メールは、印象が強く残っている当日に送るのがベストです。

 

3.メール以外に電話や手紙でお礼を伝えてもよいのか

 

面接のお礼を伝えるのは、メールでも手紙でも、感謝の気持ちを伝えるという意味ではどちらでも変わりはありません。しかし手紙は届くのに数日かかることを考えると、採用担当者の印象が薄れてしまっている恐れもあるため、メールのほうが適切です。

 

編集渡辺
お礼メールはあくまでも気持ちの問題です。手紙や電話になると、執着質で気持ち悪くさえ感じます。採用担当も困ってしまいます。

 

特に電話でお礼を伝えるのは、採用担当者の業務を中断させ、対応を強要することになり、悪い印象を与える可能性が高いので避けてください。

 

私の経験で、過去お母さまが結果を電話で聞いてきたことがありました。

さすがに参りました。

 

4.最終面接までに複数回の面接がある場合

 

転職活動で、最終面接までに複数回の面接が予定されている場合はどうでしょうか。

転職の場合多くても3回なのですが…止めた方がいいです。

私なら止めてくださいと伝えます。

 

お礼メールは、面接していただいたことへの感謝を伝えるものなので、毎回送ってもかまいませんが、その度に企業側の担当は返信を作り返さないといけません。

 

昨今の大手企業は残業時間に上限を厳しく設けており、上長としては部下が業績に直接連結しない無駄な時間に労力を割くことを嫌います。そのため、お互い無駄な労力になるので毎回機械的に送るメールは避けた方がよいです。

 

編集渡辺
選考には関係ありませんが、「この人めんどくさいな」と思ってしまいます。

 

お礼メールに感謝の気持ち+面接中に感じたことなどを書き添える方もいますが

内容が重くなると返答も苦慮しますので避けてください。

 

一番良いのは、面接の最後にお礼をきちんと伝えることです。

 

編集渡辺
昨今の中途面接の場では、紹介会社を通じての面接が半数ですので、お礼メールのやり取りをする風習自体がなくなってきています。もはやお礼メールないのが普通です。

5.お礼メールの例文

 

お礼メールを送る場合には、ひと目でお礼メールと分かるような簡潔なタイトルにし、面接の感想をひと言添えるようにします。

 

お礼メール例文
件名:中途採用面接のお礼 〇〇〇〇(名前)

△△株式会社
採用担当 XX様

お世話になっております。
本日面接をしていただきました、〇〇〇〇(名前)と申します。

本日は大変お忙しい中、面接の機会をいただきまして誠にありがとうございました。

面接中に、貴社にて現在計画中のプロジェクトについてのお話や今後のビジョン、またXX様の「顧客のニーズに合った商品を作り続けたい」というお話にとても感銘を受け、貴社で働きたい気持ちがますます強くなりました。

本日の面接のお礼を申し上げますとともに、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
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〇〇 〇〇(名前)
〒000-0000
□□県□□市□□X-XX-X(自宅住所)
電話:090-000-0000
メールアドレス:xxxx@xxxxx.ne.jp
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7.まとめ

 

転職活動で面接を受けたあとのお礼メールは、必ず出さなければならないものではありません。しかしどうしても感謝の気持ちを伝えたいのであれば、マナーを守ったうえで当日から翌日の朝には出してください。

 

お礼メールは採用を左右するものではないという認識のうえ、面接の感想と感謝の気持ちを率直に伝えるようにし、返答はされないことも多いので期待しないでください。

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編集者 渡辺

人材業界の大手転職メディアの企画/編集を15年、そして10年以上新卒・中途採用の面接官を行い、年300人以上の就職者に耳を傾けてきました。特異分野は、各業界や企業の分析、データに基づいた役立つ記事を更新していきます。

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