転職ノウハウ 転職の面接対策

転職での面接マナー!これだけは知っておきたいマナー7選

転職での面接マナー!これだけは知っておきたいマナー7選

転職活動で面接に行ったとき、ビジネスマナーができていないという理由だけで減点されては残念です。けれども「この場合どうしたらよいのだろう?」と迷うことはありませんか?

 

この記事では、転職活動で面接を受けるときに、知っておきたいビジネスマナーを7つご紹介していきます。

 

1.面接への到着時間は5分前

 

面接は受付に到着するときから始まる、と言われています。しかし到着する時間は何分前がよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。受付への到着時間は、遅刻はもちろん厳禁ですが、早すぎてもよくありません。

 

面接者の来社が早すぎると、企業側は準備ができていない場合は慌ててしまいますし、面接室が他の予定で使用されていて、待っていてもらう場所がなく困る場合があるためです。

 

そのため面接の受付は、約束の時間の5分前が適当とされています。受付では「本日〇時に面接のお約束をしております〇〇です。ご担当の△△様にお取り次ぎをお願いします」とハキハキ名乗り、案内を待ちましょう。

 

 

 

2.ノックは3回、ドアは振り返って閉める

 

面接官が待つ面接室に通されたら、まずドアは軽く3回ノックして、「どうぞ」と言われてからドアを開けましょう。

 

入室するときには「失礼します」と声をかけ、静かにドアを開けて部屋に入ります。そのときドアは後ろ手で閉めることなく、きちんと振り返ってノブを回し、大きな音を立てないように静かに閉めるようにしてください。

 

面接官に背中を向けることは失礼なのでは…と思う方もいますが、後ろ手で乱雑にドアを閉めるほうがよい印象を与えません。静かにドアを閉めてから「〇〇です。よろしくお願いいたします」とあいさつしましょう。

 

 

3.面接室では下座に座る

 

面接室へは、面接官よりも先に案内される場合もあります。そのようなときには、「こちらにおかけになってお待ちください」と席を指定されたとき以外は、下座に座って待つようにしましょう。

 

面接室の座る場所

面接室では、指示がない限り下座に座ってください。指示をされたらそこに座ってください。

 

基本的に、部屋の出入り口から一番遠い席が上座、出入り口に最も近い席が下座になるため、ドアに一番近い席に座ります。もしソファーだった場合には、長いソファーが上座、一人がけの椅子が下座になります。

 

面接官が面接室に到着したら、必ず立ち上がってあいさつをしてください。

 

4.一人称は「わたくし」がベター

 

面接では、言葉遣いもチェックされます。とくに自分のことをどう言えばよいのか、迷う方が多いです。

 

男性の場合、「僕」は幼稚な印象を与えるため避けるようにしましょう。また自身のことを「自分」と呼ぶ人も増えていますが、ビジネスシーンには合いません。

 

一般的にビジネスシーンでは、男性も女性も一人称には「わたし」か「わたくし」を使いますが、「わたくし」のほうが固めで丁寧な印象を与えます。「わたし」でも問題ありませんが、「わたくし」のほうがよい印象を与える可能性は高いでしょう。

 

5.面接中は基本的にはメモを取らない

 

面接中に、聞いたことをメモしたいと思うことがあるかもしれません。しかし基本的に、面接中にはメモを取らないほうがよいとされています。それはメモを取っている間は、面接官とアイコンタクトの機会が減るうえ、すべてメモを取らないと覚えられないのかと不安を与える可能性があるためです。

 

しかし勤務時間や労働条件などについては、記録としてきちんと残すためにメモを取ることは問題ありません。その際も面接官に、「メモを取ってもよろしいでしょうか」と許可をとるのがおすすめです。

 

突然メモを取り出したら、「そんなことは言っていないと後で言い出すと思っているのではないか」と不快な思いをさせる可能性があるため注意してください。

 

6.在職中の会社は「弊社」と言わない

 

面接で、現在勤めている会社のことはなんと言ったらよいのでしょうか。通常自分の会社について人前で話すときには「弊社」と言いますが、面接の場では使用しません。「弊社」は自分の会社をへりくだって言うときに使う言葉ですが、面接先の企業は取引先ではないためです。

 

またそもそも面接は個人として受けているのに、「弊社」と発言した場合、現在の勤務先の社員として発言しているように聞こえます。現在勤めている自分の会社については、「現職」や「現在の勤め先」などと言うようにしましょう。

 

7.面接では名刺交換は不要

 

ビジネスシーンでは、名刺を受け取ったら自分の名刺を渡すのがマナーですが、面接の場で面接官から名刺をもらった場合にはどうすればよいのでしょうか。

 

基本的に名刺は所属している会社を代表して渡すものであるため、個人として受けている面接の場では渡す必要はありません。しかし現職の役職などを確認したい場合など、相手から求められることもあるため、念のため持って行っておくのが無難です。

  

8.まとめ

 

転職活動での面接は、立ち振る舞いから言葉遣い、そしてビジネスマナーまでチェックされると考え、マイナス評価を与えない程度のマナーはしっかりおさえておきましょう。

 

またいくらマナーが守れていても、元気がない、表情が暗いなどでは好印象は与えられません。マナーを守り、身だしなみにも気をつけて、面接に臨むようにしてください。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

面接官のホンネ 管理人

アラフォーの管理職。12歳と10歳の娘がいます。 新卒・中途採用に10年以上携わり、安定を手にするために私自身も財閥系企業に転職しました。次世代に知識と経験の継承を目的として「リアルな現場の声」をテーマに、“面接官のホンネ”を立ち上げました。わかりやすく、人事/採用の担当としての本音をお届けします。

-転職ノウハウ, 転職の面接対策
-,