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英語面接は事前準備が必須!転職でよく使われるフレーズをチェック

英語面接は事前準備が必須!転職でよく使われるフレーズをチェック

外資系企業や仕事で英語を使う部署への転職では、業務で求められる英語力があるかどうかをチェックするために英語面接が行なわれることがあります。

 

事前の告知なしに英語面接が始まることもあるので、英語を使う職種・企業へ転職する際は、基本的な面接対策に加えて英語面接の準備が欠かせません。

 

英語面接ではどのようなことを聞かれるのでしょうか。ここでは英語面接を乗り切るために、転職の場でよくある質問や答え方のフレーズ、英語面接の心構えについて解説します。

 

1.英語面接はコミュニケーション能力が評価される

 

英語面接では、単なる英語の知識チェックだけではなく、実際に「英語を使う力」があるかも見られています。

 

特に、面接官が外国人の場合だと、普段からコミュニケーションは英語で行なっている可能性もあり、入社後業務をスムーズに行えるだけの英語のコミュニケーション能力を示せると好印象を残せるでしょう。

 

英語面接では、文法的に正しい言い方にこだわって何度も言い直したり丸暗記して答えたりするよりも、面接官とコミュニケーションを取りながら相手に伝わるように英語を話す方が評価されます。

 

そのためには、とっさに英語が出るようにオンライン英会話などで英語での質疑を練習して英語の受け答えに馴れておくと良いでしょう。

 

ネイティブや英語面接対策のエージェントにチェックしてもらうと、ビジネスでよく使うフレーズやビジネスとしては丁寧さにかける言い方などを見てもらえるのでおすすめです。

 

 

2.面接で使われる英語を把握していれば英語面接も怖くない

 

面接の質疑で使う英語を把握しておくと質問を聞き逃したり何と言えば良いのかわからなくなったりすることを避けられます。台詞を丸暗記するのではなく、英語面接で使う言い回しを知って自分の言葉で使うようにしましょう。

 

①.英語の自己紹介を練習する

 

英語での挨拶は、握手をすることが一般的です。握手をするときは相手の目を見て、ほどよい強さで握るようにしましょう。自己紹介をするときは“I’m...”ではなく “My name is...”を使う方がフォーマルです。

 

役職もしくは敬称と名字で呼びかけてから、時間を取ってもらった感謝など一言を添えて挨拶すると印象が良くなります。

 

面接官が複数いるケースに備えてフレーズをいくつか用意しておくとコミュニケーション能力や社交性をアピールでき好印象を残せるでしょう。

 

自己紹介例
Hi, Mr.○○. My name is △△. It’s a pleasure to meet you. Thank you for giving me the opportunity to speak with you today.

 

②.面接でよく聞かれる英語フレーズをチェック

 

基本的には、英語面接であっても転職の面接でよくある質問は同じです。「志望動機はなんですか」「転職理由は?」など転職で聞かれるフレーズは英語で何というか確認しておくと、聞き取る助けになります。

 

転職でよく聞かれる質問のフレーズ
Tell me about yourself/ Describe yourself
(あなたの経歴について教えてください)
Why are you interested in this job / position?
(この仕事に興味を持ったのはなぜですか?)
Why are you leaving your job?
(前職を辞めたのはなぜですか?)
What are your biggest strength / weakness?
(あなたの長所 / 短所はなんですか?

 

転職面接の最初に聞かれることが多いのが“Tell me about your self”です。英語で自分の経歴を説明できるよう準備しておきましょう。

 

特に専門用語や専門分野に対する言い回しなど、正しい言い方ができるよう単語を調べておく必要があります。また面接官が応募部署外の人の場合もあるため、専門知識を英語でわかりやすく説明できることも大切です。

 

答えるときに使えるフレーズ例
I spent ~years as ….
(…として~年働いてきました。)
I was hired as sales manager.
(営業部長でした)
I’m starting to feel like I need some new challenges for growth.
(成長のためには新たな挑戦が必要だと感じるようになりました。)
I'm confident that~.
(~に自信があります。)
I'm the kind of person who~
(私は~なタイプの人間です。)

③.意欲をアピールできる逆質問は事前に考えておく

 

面接の最後に「何か質問はありますか」と逆質問を求められることがあります。ここで「何もありません」と答えるよりも、何か質問する方が仕事への関心度が高く働く意欲があると感じてもらえるでしょう。

 

しかし、逆質問は日本語の面接でもとっさに何を聞けばいいのか焦ってしまう部分です。英語であればなおさらなので、逆質問に備えていくつかフレーズを考えておくことをおすすめします。

 

ただし待遇や条件についての質問は印象が悪くなる可能性があるため、仕事の流れや研修制度、部署が掲げる目標など業務に関連した質問にしましょう。
逆質問の例
Would you be able to tell me what the everyday responsibilities of this job are like?
(毎日の業務内容はどのようなものでしょうか?)
What kind of training do you provide?
(どのような研修がありますか?)
What motivate you to join the organization?
(○○様がこの会社に入社されたきっかけを教えて頂いてもよろしいでしょうか?)

3.英語でのコンピテンシー面接対策も忘れずに!

 

面接のテクニックの1つとして、応募者の行動特性を知るために過去の出来事について掘り下げて質問をするコンピテンシー面接(適正面接)というものがあります。なぜそうしたのか、どのような結果になったのか、それを踏まえてどう考えるのか、といった突き詰めた質問をされるため、自分の行動や考えを英語で説明できなければいけません。

 

きちんと答えられるよう、提出するレジュメやこれまでの経歴を振り返って、どこが深く質問されるか分析しておくといいでしょう。応募業務に関係するスキルと関連づけて答えることで、自分が会社にとって有用な人材であることをアピールできます。

 

 

4.まとめ

 

英語面接では日常会話の英語よりフォーマルな言い回しを意識すると、英語を使った業務をこなしているイメージを描いてもらえます。外国語での面接に、緊張して早口になりがちですが、落ち着いてゆっくり話すようにしましょう。多少の言い間違いをしても慌てずに、相手の目を見て笑顔でコミュニケーション能力をアピールすることが大切です。
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編集者 渡辺

人材業界の大手転職メディアの企画/編集を15年、そして10年以上新卒・中途採用の面接官を行い、年300人以上の就職者に耳を傾けてきました。特異分野は、各業界や企業の分析、データに基づいた役立つ記事を更新していきます。

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