転職の面接では、身だしなみから面接官に与える第一印象も選考に影響します。特に女性のメイクはその人の印象を大きく左右するため、面接官にマイナスイメージを持たれるようなメイクは避けなければいけません。
そのぶん上手にメイクを使い分ければ、メイクで与えたいイメージをアピールすることも可能です。
面接で好印象を与えるメイクとは、どのようなものなのでしょうか。ここでは面接のメイクをするときのポイントと、メイクでアピールしたいイメージを作るためのコツを紹介します。
1.面接メイクは健康的なナチュラルメイクを心がけよう
転職の面接ではおしゃれで華美な印象よりも清潔感があり爽やかな印象を与えることが大切です。健康的なナチュラルメイクになるようにしましょう。
ベースメイクはナチュラルになるよう、シミ・クマはコンシーラーで隠して、パール感のないファンデーションを薄塗りにします。厚塗りにするとナチュラル感がなくなり、崩れやすくなるので気をつけましょう。
つけまつげやカラーコンタクトは派手な印象を与えるため、使用を避ける方が無難です。
ビジネスシーンにあったメイクアイテムを使い、「仕事ができそう」「この人は一緒に働きやすそう」という印象を持ってもらえるメイクをしましょう。
2.ポイントメイクで好印象を作り上げる
社会人である転職では、メイクで頼りがいのあるイメージを作るなど、メイクで個性をだすこともできます。ビジネスマナーからはズレずに、上手にメイクで印象を作り上げるポイントをみてみましょう。
①.ほどよいアイメイクで柔らかな印象を
アイメイクは、気合いを入れすぎると派手な印象になってしまうので濃くならないよう注意しましょう。
アイシャドウはグリッター感が強い質感は避け、ピンクブラウン、オレンジブラウンなどブラウン系でナチュラルに仕上げます。アイラインは目尻で跳ね上げたラインや下まぶた全体を囲むラインは目元の印象がきつくなるので避けましょう。上まぶたに細く引き、下まぶたは目尻だけなど一部に引くのがおすすめです。
20代はオレンジ系やピンク系で明るくフレッシュな印象を、30代はしっかりめのアイメイクでキャリアと行動力がある印象を作るなど、年齢に合わせたアイメイクで与えたいイメージをアピールすることもできます。
眉は髪の色に合わせたパウダーとペンシルでアーチ型に整えると顔の印象が柔らかくなります。太め眉の方が頼りがいのあるイメージを作れるので細くなりすぎないよう注意しましょう。
②.肌なじみの良いチークカラーで顔色アップ
顔の印象を明るくするために、チークは頬の一番高い位置にほんのりとのせましょう。オレンジ系、ピンク系を選ぶと顔色が良くなります。
濃くつけると子供っぽい印象になってしまうため、ブラシで軽くなでて自然な色味になるようにしましょう。
③.リップはピンク・オレンジ系を選ぶ
濃い色や赤など派手な色のルージュはビジネスシーンに合わないため、ピンク系やオレンジ系のナチュラルな色味を選びます。またツヤ感の強いものやグロスでテカテカの唇は、面接での印象が良くないので透明感のあるナチュラルな質感の口紅がおすすめです。
アイメイクをしっかりめにしたなら、リップはベージュ系のものを使うと全体のバランスが良くなります。反対にアイメイクに色味がないならナチュラルなピンク・オレンジなど色味があるもので顔の印象を明るくするといいでしょう。
3.業界によってメイクを使い分けることも大切
ビジネスマナーに則ったナチュラルメイクの範囲内でも、業界に合わせてメイクのテイストを変えると選考にプラスポイントを与えることができます。
例えば、アパレル・美容・航空業界は華やかさやブランドイメージに合っているメイクをしていると好印象を与えることができます。表情が明るくなる色でポイントメイクをするといいでしょう。
事務や営業、受付業務など広く人と接することが多い職種だと、相手に安心感を与える誠実さや信頼感を与える印象が重視されます。メイクも華美なものより親しみやすく柔らかいものの方が好印象です。
金融、保険、公務員といった真面目で正確な仕事を求められる業界ではメイクも固めのものが好まれます。きりっとしたナチュラルメイクで頼りがいのあるイメージを演出しましょう。
4.まとめ
面接でのメイクは、面接官に爽やかな印象を残せるようなナチュラクメイクがベースです。年齢や与えたい印象、受ける業界によってポイントメイクの色味や程度を調整しましょう。
ナチュラルメイクにするコツは、色味を強調する部分を一箇所に抑えることです。アイメイクに色を使ったらリップはベージュを基調にするなど、全体のバランスが良くなるようにして、面接官に好印象を与えるメイクで面接に臨みましょう。