転職活動をするときには履歴書や職務経歴書を用意しますが、市販されているものでもいろいろなサイズがあるため、どのサイズを選ぶとよいのか迷う方も多いです。
この記事では、転職活動で使用する、履歴書や職務経歴書のサイズ選びについてご紹介します。
1.転職活動で使う履歴書のサイズの種類
履歴書は市販のものを使用する方がほとんどだと思いますが、市販の履歴書にはB4を二つ折りにしたB5サイズとA3を二つ折りにしたA4サイズがあります。
B5サイズは縦257mm×横264mm、A4サイズは縦297mm×横420mmの大きさで、表に赤い文字で「履歴書」と書かれた封筒とセットで売られていることが多いです。
使用するサイズについては、昔はB5サイズの履歴書を使う方がほとんどでしたが、これは1990年代ごろまでB判サイズの使用が主流だった影響と言われています。その後1990年代にISO規格でもあるA判サイズが、公文書などで使われるようになったこともあり、履歴書もA4サイズを選ぶ方が増えてきました。
ただし転職活動においては、B5サイズとA5サイズのどちらの履歴書を使っても、特に問題はありません。履歴書を発売しているメーカーによって、記載する項目の内容や、記入欄の大きさが違うため、自分の使用目的に合ったものを選ぶのがよいでしょう。
2.転職した人はB5とA4どちらのサイズの履歴書を使う人が多いの?
現在多くの企業では、書類にA4サイズの用紙を使用することもあって、転職するときに使用する履歴書も約6割の方がなじみのあるA4サイズを使用していると言われています。
B5と比較すると大きくて見やすい、また記入するときも大きくて書きやすいことも、A4の履歴書を選ぶ理由にあります。
しかしB5を使用することもまったく問題ありませんので、もしお手元にB5サイズの履歴書が残っているようでしたら、新たにA4サイズの履歴書を購入する必要はありません。B5サイズはA4サイズよりもコンパクトになりますので、面接に行くときのカバンが小さいようならB5サイズを選んでもよいでしょう。
3.職務経歴書はどのサイズが最適?
それでは職務経歴書については、B5とA4のどちらのサイズを選べばよいのでしょうか?
市販のものがないわけではありませんが、自作することがほとんどの職務経歴書は、企業側から特に指定がない場合にはA4サイズを選ぶのが一般的です。枚数については、1枚か多くても2枚までに収めるようにしてください。
履歴書にB5サイズを使用した場合、サイズが違うことが気になって、職務経歴書もB5で作成した方がよいのではと思う方もいらっしゃいますが、その必要はありません。また逆に職務経歴書に合わせるために、履歴書をA4サイズで作り直す必要もありませんので安心してください。
履歴書や職務経歴書などの応募書類については、用紙の大きさを揃えることよりも、記載漏れなどの不備がないか、また面接担当者に見やすい文字やレイアウトで作成されているかを重視するようにしましょう。
4.まとめ
転職活動の応募書類を用意するときには、職務経歴書はA4サイズを使用するのが一般的ですが、履歴書についてはA4サイズとB5サイズのどちらを選んでも特に問題はありません。
履歴書や職務経歴書を用意するときには、誤字脱字がないか、また一目で見やすい書類になっているかを優先して作成するようにしてください。