転職活動で職務経歴書を作成するときに、「活かせる知識・スキル」の欄になにを書いたらよいのかわからず困っていませんか?
自分にはアピールするほどの知識がない、あるいはどの程度のスキルならアピールしてよいのかわからないという方は、意外に多くいらっしゃいます。
この記事では、職務経歴書の「活かせる知識・スキル」の項目にはどんなことを書けばよいのかをご紹介します。具体的な記載例も用意していますので、職務経歴書を作成するときにはぜひご参考にしてみてください。
1.職務経歴書の「活かせる知識・スキル」欄の書き方
まずは、職務経歴書の「活かせる知識・スキル」の項目に記載されることが多い内容を、5つご紹介しましょう。
①.パソコンスキル
いまやどんな職種でも、ある程度のパソコンスキルを求められることが多くなりました。パソコンスキルについては、具体的にどんなアプリケーションをどれくらい使えるのかを記載するようにしましょう。
Word |
社内文書作成、見積書作成、礼状作成などを行えます |
Excel |
表作成、関数、簡単なグラフの作成などが可能です |
Powerpoint |
プレゼン用資料、会議用資料などを作成できます |
②.語学力
語学力については、英検やTOEICなど取得した資格やスコアがあれば記載し、資格がない場合でも実際にどれくらいのレベルで使えるのかをわかりやすく記入すればよいでしょう。
③.コミュニケーション能力
どんな業界や職種であっても、コミュニケーション能力は活かせるスキルです。誰とでもすぐ打ち解けられる、大人数の意見をまとめるのが得意など、読んだ人が具体的に想像できるように書きましょう。
④.ビジネススキル
ビジネススキルとは、「プレゼンテーション能力」や「タスク管理」といった、ビジネスをスムーズに進めていく力のことを言います。これまで仕事をしてきたなかで培われてきたビジネススキルを、主観ではなく他人からの評価といった形で伝えるのがポイントです。
⑤.ビジネスマナー
社会経験がまだ浅いうちに転職活動をしている場合は、どれくらいのビジネスマナーが身についているのかを採用担当者は気にするものです。研修や仕事で身につけたマナーを具体的に記載しておくと安心してもらえるでしょう。
2.職務経歴書の「活かせる知識・スキル」を書くときのポイント
転職活動で職務経歴書に「活かせる知識・スキル」を書くときには、採用担当者が読んだときに、持っている資格やスキルがどういった内容のものなのか、端的にわかる内容にすることがなによりも大切です。
実際の現場で、その知識やスキルがどう役立つのかを、具体的に想像できるように記載するのがよいでしょう。
3.職務経歴書の「活かせる知識・スキル」の書き方の見本
PCスキル |
Word:文書作成が可能です。 Excel:表作成、関数はSUM、AVERAGEなどの基本関数が使用できます。 |
英語力 |
20XX年に英検準1級を取得済みです。ビジネスメールの返信、商品説明などの接客は、問題なく対応が可能です。 |
コミュニケーション能力 |
新規顧客の開拓時には、先方のご担当者様と積極的にコミュニケーションを取り、1年間で20社と新規契約を結びました。 |
4.まとめ
例え取得している資格がなくても、これまでのビジネス経験で培ってきた知識やスキルは、職務経歴書の「活かせる知識・スキル」の欄に記載するに値します。
「こんなことを書いてもよいのだろうか…」と臆することなく、自分が採用する価値がある人材であることを、積極的にアピールするようにしてください。