企業研究
転職活動で知りたい人事の本音!選考に落ちる理由とは

 

転職したくて選考をいくつも受けたけどなかなか採用まで至らない、と頭を悩ませている方は少なくありません。

 

気合を入れて応募書類を作成するのに書類選考の通過率が上がらないという方もいるでしょう。

 

そこで書類選考や面接選考に落ちる理由を探り対策を練るために、グループ全体で年間1,000人規模で採用をしている超大手人材会社の現役人事担当者に、選考で見ているポイントと不採用になる人の傾向を教えてもらいました。

 

編集渡辺
今回は、私の前職でもある大手人材会社の人事部マネジャーである「山田さん(仮名)」にインタビューをしました。

 

 

1. ありきたりな内容は「会ってみたい」と思われない

 

まず面接へ進めない応募者に共通するものから、書類選考で落ちる理由を分析してみましょう。書類選考でチェックしているポイントを含め、不採用にする理由を聞いてみました。

 

―― 書類選考では応募書類のどんなところを見ているのでしょか?

 

山田さん まず印象に残るのは全体の見やすさ、読みやすさです。数多くの応募書類が並ぶと見にくいものは悪い意味で目立ちますね。それにすべての応募書類を隅から隅までじっくり読む時間をとれるという採用担当者は少ないので、読みにくい応募書類は、その時点でマイナスなイメージになってしまうということは多いと思います。

 

―― わかりやすさがまず注目されるんですね。

 

山田さん 「わかりやすい応募書類」は、実は重要なチェックポイントなんです。

 

というのも、応募書類の書き方は、業務でも論理的な文章で書類が作れるかどうかが表れます。人事に自分をアピールする書類を作れていなければ、取引先へ自社を効果的にアピールする提案書も作れないだろう、となってしまうんです。見た目の悪さというより、その背景にある文章を作成する能力が落ちる理由といえるでしょう。

 

―― 内容に関しては、どんな応募書類が不採用になりやすいでしょうか?

 

山田さん 特に「会ってみたい」と感じられないものですね。

 

志望動機や自己PRが他の企業でも使えるようなありきたりな言い回しだと、印象に残りませんし、いくら立派に書かれていてもうちじゃなくても良いのではないかと不採用になりがちです。

 

反対に、他では使えないオリジナルの内容、例えばこれまでのどんな経験から転職を考え、そのためになぜ自社にたどり着いたのか、という一貫した志望動機は説得力があり、「会ってもっと話を聞きたい」と思えます。

 

印象に残るアピールをしてもらうことが、書類選考を通過するカギといえるでしょう。

 

 

2.高いスキルがあっても落ちるのには理由がある

 

アピール力が弱いと選考に通過するのは難しいということがわかりました。しかし推敲した志望動機を準備し、企業が募集している職種に合った経歴やスキルをアピールできていても落ちてしまうということがあります。そんな人が落ちる理由は、こんなところにありました。

 

―― 企業で活かせる能力があるのになかなか採用に至らないという人も多いと聞きます。スキルが高いのに転職が決まらないのはなぜでしょうか?

 

山田さん 確かに経験やスキルを買われる転職において、スキルのレベルが高いことは有利なポイントです。

 

ただし、それよりも企業が今後どのような働きをして欲しいのかという方向性と、応募者が転職後にイメージしているビジョンが一致していることが重視されるため、なかなか採用に至らない場合は、企業とのマッチ性がうまくアピールできていないのかもしれませんね。

 

―― 経歴やスキルを並べるだけではアピールとしては弱いんですね。

 

山田さん そうなんです。スキルを並べるだけでは、企業のニーズに応えられることが伝わらず、「うちの会社には合っていない」という理由で落ちることがありえます。

 

スキルを活かしてどうしていきたいのか、どんな分野に携わりたいのかまでしっかりアピールしてもらうといいでしょう。

 

そういったビジョンや価値観が経営方針や会社が力を入れていきたい方向性と一致していると、長い目で見てもうちの会社との相性が良さそうだ、と感じられるので好印象です。

 

 

3. 自分をよく見せようとするのは逆効果

 

採用へと進むためには、面接の回答や応募書類に書く内容は企業のニーズに合っていることが大切です。しかし、好印象を与えたいあまりに、転職者が陥りがちな落とし穴があるそうです。その点も含めて、転職をする際に覚えておくといいポイントを教えてもらいました。

 

―― 応募書類作成や面接対策をする際に気を付けるといいポイントはありますか?

 

山田さん 採用をもらって転職に成功するためには、自分を偽らないことです。

 

企業とのマッチ性を意識しすぎて作り上げてしまうと、面接で話しているうちに違和感が生まれ、本心が書かれていないことがわかってしまいます。

 

お互いのためにも、避けたいのはミスマッチの採用です。本心が見えない書類や応募者はミスマッチの可能性が高くなるので、採用をためらってしまいますね。むしろ足りない部分や気になる点を本音で話してもらう方が好印象です。

 

もしそれで不採用になったとしても、それは相性の問題といえるでしょう。応募者にとっても、転職の目的を果たせない企業を除くことができたわけですから、転職活動に失敗したということではありません。落ち込みすぎずに、積極的に次の企業へと進んでもらいたいと思います。

 

 

4.まとめ

 

転職で採用をもらうためには「自社で働いてほしい人物」というイメージを持ってもらうことが大切です。それを考えると、アピール力が弱く会ってみたいと思えない、企業のニーズにマッチしていない、正直に話していない、という選考に落ちる理由は納得できるものでしょう。

 

今回、選考で見ている点を教えてくれた山田さんの意見を参考に、採用担当者に評価されるポイントを押さえた対策を行い転職成功へと進んでいきましょう。

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