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転職の職歴にアルバイト経験は書かない方がいい?書くときの注意点は?

転職の職歴にアルバイト経験は書かない方がいい?書くときの注意点は?

大学を卒業してから就職せずにアルバイトをしていた、あるいは離職してから正社員として働かずアルバイトをして生活していたような場合、アルバイト経験を履歴書にどう記載すればよいのでしょうか。

 

アルバイトは履歴書に書くと不利になると考える方も多く、どうすればよいのか迷うこともあるでしょう。

 

この記事では、履歴書にアルバイト経験を記載するときの注意点と、記載するときの書き方をご紹介します。

 

1.転職の履歴書にアルバイト経験を書いてもいいの?

 

アルバイトの職歴について、雇用形態が正社員でないことから記入をためらう方がいらっしゃいますが、アルバイト経験も立派な職歴ですので記入しても問題ありません。

 

転職で人を探している企業にとっては、応募者の雇用形態より、その職場でどのようなスキルを磨き成長してきたのか、それを自社で活かして貢献してくれる人材なのかが重要です。そのためアルバイトであったことは、気にする必要はないでしょう。

 

2.転職の履歴書にアルバイト経験を書くときの注意点

アルバイトの経験を履歴書に書くときには、「雑貨店でアルバイト」と端的に書くだけではなく、「雑貨店でアルバイト。接客、売上管理、レジ管理、新人教育に従事」などと具体的にどのような業務を行っていたのかを記載するのがポイントです。アルバイト経験を経て、どのようなスキルが身についているのかが具体的にわかるようにするとよいでしょう。

 

またアルバイトをしていた期間が3カ月未満だったような場合には、記入しなくても構いません。特にあちこちで短期間のアルバイトを転々としていたような場合は、勤務しても長く続かないと思われる可能性が高いため、記載しない方がよいでしょう。

 

もし面接で空白期間について質問された場合には、「〇〇でアルバイトをしていました」と口頭で説明すれば問題ありません。

 

3.転職の履歴書へのアルバイト経験の書き方

一般的に履歴書に書く職歴は、最終学歴からあとのものを書くため、学生時代のアルバイトは記載する必要がありません。もし学校を卒業してから、就職せずにそのままアルバイトをしていたような場合には、卒業後のアルバイトについて順番に記載するとよいでしょう。

 

①.基本の書き方

アルバイトの経歴は、社名を記入したあとに「アルバイト」と記入します。どのような業務を行っていたのかも記載するとよいでしょう。

 

学歴・職歴

20XX

4

株式会社〇〇(アルバイト)

〇〇店にて接客・レジ管理・売上管理に従事

20XX

9

一身上の都合により退社

 

②.アルバイト経験をアピールしたいときの書き方

アルバイトでの経験が、応募する職種にマッチしていてアピールしたい場合には、さらに詳細な内容をつけ加えるとよいでしょう。

 

もし記入欄が不足する場合は、「詳細は職務経歴書に記載」「詳細はPR欄に記載」などとしておき、そちらで詳しくアピールするようにしてください。

 

学歴・職歴

20XX

4

株式会社〇〇(アルバイト)

〇〇店にて接客・レジ管理・売上管理に従事

上記のほか、新人アルバイトの教育や、お客様のクレーム処理を担当

20XX

9

一身上の都合により退社

 

③.職歴が少ない場合の履歴書の書き方

職歴欄に記載するアルバイトの数が少ないときには、これまでの職歴について職務の内容まで詳しく記載するとよいでしょう。採用担当者が履歴書を見たときに、これまでどのような職場でどのような経験を積んできたのかが、ひと目でわかるように記載するのがおすすめです。

 

職務経歴の少なさを、アルバイト経験から得たスキルをアピールすることでしっかりカバーすることが大切です。

 

④.職歴が多すぎる場合の履歴書の書き方

反対にアルバイトなどの職歴が多すぎて、「学歴・職歴」欄に書き切れないような場合には、応募をする企業に近い職種や関連性の高い職歴を選んで記載するとよいでしょう。

 

そのほかの職歴でアピールしたいものがある場合には、職務経歴書を作成して添付するのがおすすめです。そのときには、職歴欄に「別添の職務経歴書を参照」と書き添えておきましょう。

 

⑤.無職の期間がある場合の履歴書の書き方

 

無職期間があり、応募先の企業にどう思われるかが心配な場合には、その期間にどのようなことをして、どのような成長をしたのかを自己PR欄などに記載するのがおすすめです。

 

その期間どう過ごしていたのかを面接で質問される場合に備え、自分がその無職だった期間で学んだことや経験したことを、しっかり説明できるようにしておきましょう。

 

4.まとめ

 

正社員として働いた経験がなく、職歴がアルバイトしかないと、面接に不利になるのではと不安に感じるものです。しかしアルバイトも立派な職務経験なので、堂々と履歴書に記載して、アルバイト経験を通して学んだスキルや成長したことをアピールして問題ありません。

 

また無職期間がある場合でも、その期間に積んだ経験で成長できたのであれば、自己PR欄などに記載して立派なアピールポイントにシましょう。自分のこれまでの経験に自信を持って、転職活動を行ってください。

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編集者 渡辺

人材業界の大手転職メディアの企画/編集を15年、そして10年以上新卒・中途採用の面接官を行い、年300人以上の就職者に耳を傾けてきました。特異分野は、各業界や企業の分析、データに基づいた役立つ記事を更新していきます。

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