企業研究
【現役人事が伝授】転職して活躍できる人とできない人の違い〜後編〜

 

転職を希望しても、「自分にはとりたてて目立ったスキルがない…」と考えて、一歩を踏み出せない人が多いです。

 

転職先では、スキルがなければ活躍するのが難しいのでしょうか。また、転職後活躍している人は、スキル以外になにを備えているのかも気になります。

 

後編となる今回も、引き続きグループ全体で年間1,000人規模で採用をしている超大手人材会社の現役人事担当者に、転職採用ではスキルをどのように評価するのか、また転職して早くに活躍する人にはどのような特徴があるのかをお聞きしました。 

 

前編はこちら

 

 

 

 

 

1.スキルよりも仕事に対する目的意識が大切

 

 

転職を考えている人の中には、求められているスキルが不足している、あるいは売り込めるスキルがないと悩む人が多くいます。

 

転職後活躍する人を多く見てきた山田さんに、転職採用ではスキルをどのように評価するのかを聞いてみました。

 

 

編集渡辺
転職時にはやはりスキルの有無が、採用の可否を大きく左右するのでしょうか?

 

 

 

山田さん もちろん、スキルはあるに越したことはありませんが、もっと大切なのは、仕事に対する目的意識です。

 

前回もお話しましたが、転職して成功する人は共通して、「ここでこの仕事がしたい、こうなりたい」といった明確な目的意識を持っています。入社後もそのスタンスを持ち続けている人は、多少スキルが不足していても成長していきます。

 

 

編集渡辺
採用を決めるときには、スキルよりもそういった仕事に対するスタンスを重視するということですか?

 

山田さん 年齢やポジションによって、比重は違ってきます。20代であれば、スキルよりも仕事に対する意欲や目的意識を重視しますが、30代を超えるとある程度の実績は必要です。

 

ただ、どれだけスキルや実績があったとしても、仕事に対するスタンスが自社とマッチしなければ、採用することはないですね。スキルだけを重視するのであれば、外注を依頼すればいいだけのことですから。

 

年齢ごとに求められるスキルとスタンスのバランスが、転職成功の秘訣といえます。

 

 

 

 

2.自ら考え自ら動ける人が早く成功する

 

 

転職先で活躍するといっても、すぐ活躍できる人と、徐々に頭角を現す人に分けられます。スキルがなくてもいち早く戦力になるにはどうすればいいのでしょうか。

 

 

編集渡辺
入社後、早い時期から活躍する人にはどんな特徴がありますか?

 

 

山田さん そうですね。どんなことでも、自分で考えて自分で行動できる人は成長が早く、すぐ活躍してくれる傾向にあります。

 

 

編集渡辺
主体的に動くということですか?

 

 

山田さん その通りです。先ほどの話にもつながりますが、どれだけスキルがあっても、「前職での経験があるので、指示してもらえたらやります」といった指示待ちタイプの人は力を発揮しにくいです。

 

反対に、知識やスキルがなくても、書籍を調べたり、同僚に質問したり、いろいろな努力をしながら貪欲に学んで現場に貢献しようという意欲のある人はどんどん伸びていきます。それもやはり、ベースに「この仕事で実現したいこと」が明確にあるからだと思います。

 

振ってくる仕事をただ待つだけでは成長ペースが遅くなるので、自分から積極的に「この仕事をさせてください!」と仕事を取りにくるような人は活躍しますし、会社としても評価しますね。

 

 

 

 

3.働きたい企業があるなら臆せずチャレンジを

 

 

能動的に動ける人は能力を発揮する、とのことでしたが、全くの未経験でも同じことが言えるのでしょうか。

 

 

編集渡辺
目的意識をもって、積極的に働ける人が転職後も活躍するとのことですが、まったくの未経験者についてはどのように思われますか?

 

 

山田さん 未経験であっても、その企業で働きたいと明確な意志があるなら、臆せずチャレンジするべきだと思います。

 

例えば、うちの場合だと、未経験だからといって年収を下げるようなことはしていません。もちろん人によりますが、その分野の経験がなくてもビジネスパーソンとして能力が高いと判断できれば、正当に評価しています。

 

 

編集渡辺
そうなのですね。未経験の仕事に転職するときには、年収は下がって当たり前だと思っていました。

 

 

山田さん ものすごく特殊なスキルが求められる職種であれば、採用に至らないケースも多いでしょう。しかしそうでないなら、活躍する見込みのある人を、未経験だからといって給料を下げる、ましてや門前払いする企業はあまりないと思います。

 

興味を持ち、自分が活躍する場として選んだ企業なら、相手側の条件にひるむことなく積極的に行動してほしいですね。企業側の採用判断の基準は、応募者からは見えないわけですし、行きたい企業には片っ端から応募するぐらいの気概を持ってアタックしていいと思います。

 

 

 

 

4.まとめ 

 

 

ここまで、超大手人材会社の現役人事担当者の山田さんに転職して活躍する人はどのような人なのかについて話を聞いてきました。

 

転職するときにもっとも大切なのは、その企業で働く明確な目的意識です。それがあれば、自分を成長させるために自ら能動的に動き、結果的に企業に貢献する、つまり活躍するようになります。

 

「この会社で働きたい」と心から思える企業が見つかったら、これまでのスキルや経験が不足していると感じても、熱意を持って応募してみるようにしてください。

 

 

 

前編はこちら

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