企業研究
トヨタ自動車の年収は1000万円を超える?新卒・転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析

 

世界販売1000万台超の世界首位級の自動車メーカーです。

利益額は日本企業で断トツで財務も強固です。「トヨタ」「レクサス」の2ブランドを展開しています。子会社にダイハツ工業や日野自動車があり、SUBARU、マツダ、スズキとも資本提携しています。国内シェアは登録車で5割弱、軽含むと4割強となっています。国内では東海、九州、東北、海外では世界各国で生産しています。ハイブリッド車、燃料電池車など高い技術開発力を持っています。

今回は自動車業界の中でも業界トップに君臨する「トヨタ自動車」の収入という観点に迫ります。

有価証券報告書に記載されている平均年収・平均年齢から、当メディア独自の算出により生涯賃金も割り出しています。
新卒採用の難易度、転職採用の難易度、そして学歴フィルター情報も参考にしてください。

 

1.トヨタ自動車の平均年収は858万円

 

トヨタ自動車の平均年収は858万円

 

トヨタ自動車の年収は、日本でも代表する自動車メーカーのため、東証一部上企業の中でも年収は上位クラス。

2021年のトヨタ自動車の年収の平均は、858万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は71,373人、平均年齢40.0歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定1,050~1,200万円程度と予測されます。

 

 (1) トヨタ自動車の平均年収 推移(2010年から)

 

トヨタ自動車の平均年収 推移(2010年から)

トヨタ自動車の平均年収 推移(2010年から)

 

平均年収トヨタ自動車自動車業界の平均上場企業平均
2010年711万円596万円 
2011年727万円635万円563万円
2012年740万円655万円570万円
2013年751万円655万円571万円
2014年795万円691万円577万円
2015年838万円715万円588万円
2016年852万円724万円594万円
2017年852万円731万円598万円
2018年832万円733万円605万円
2019年852万円741万円612万円
2020年866万円739万円614万円
2021年858万円714万円603万円

 

今回は、自動車業界のトップ、トヨタ自動車の年収推移をグラフ化しました。
計測は2010年から2021年まで。
トヨタ自動車では2010年から2021年の12年間で平均年収が148万円(121%)上昇しています
自動車業界の12年間の上昇平均は118万円(120%)ですので、業界全体の賃金が上昇していることがわかります。また上場企業の平均では11年間で40万円(107%)です。

 

自動車業界としては新型コロナウイルスの影響により自動車部品の供給が滞り、また世界的な半導体不足に悩まされ、減産を余儀なくされました。自動車への需要は堅調で買いたい人は多いのに、売る新車を十分作れないという状況になっています。
今後各社とも生産回復に向けて動き出しますが、東南アジアでの感染拡大が収まるまでしばらく影響は避けられない状況といえます。
しかし、基幹産業と位置付けられる自動車事業はコロナ禍に伴う経済対策の対象となっています。特に今は、SDGs(持続可能な開発目標)の広がりでカーボンニュートラルの波が押し寄せていて、電気自動車など新エネルギー車は多くの国で消費者の購入の手助けをする仕組みが整っています。
各社は生産活動を再開、継続するために業務のデジタル化や自動化、サプライチェーンの維持や情報セキュリティの高度化などに取り組む準備を進める方向にあるようです。コロナをきっかけにこれからグループ会社や事業の再編などの変革も進むことが予想されます。

 

 (2) トヨタ自動車の生涯賃金 推移(2010年から)

 

トヨタ自動車の生涯賃金 推移(2010年から)

トヨタ自動車の生涯賃金 推移(2010年から)

 

生涯賃金トヨタ自動車上場企業の平均上場平均との差額
2010年2億7587万円- 
2011年2億8232万円2億2450万円5782万円
2012年2億8734万円2億2729万円6004万円
2013年2億9388万円2億2939万円6449万円
2014年3億1087万円2億3185万円7902万円
2015年3億2800万円2億3631万円9168万円
2016年3億3329万円2億3897万円9431万円
2017年3億3347万円2億4046万円9301万円
2018年3億2550万円2億4320万円8230万円
2019年3億3317万円2億4610万円8707万円
2020年3億3619万円2億4481万円9139万円
2021年3億3326万円2億3421万円9906万円

 

トヨタ自動車に新卒入社をしてから60歳まで勤務をした場合
3億3,326万円の収入を得る事ができます。

日本の上場企業の生涯賃金との差額は、2021年時点で9,906万円。
おおよそ日本の平均の1.42倍のゆとりある生活が送れることを意味します。自動車業界の平均値よりも1.2倍ですので、同業界内でも好待遇を約束される企業といえます。

日本では上場企業とひとくくりにされますが、このように入社する企業で人生において約1億円もの収入差が出てしまうのです。

 

 (3) トヨタ自動車の平均年収を業界と比較

 

トヨタ自動車の平均年収を業界と比較

トヨタ自動車の平均年収を業界と比較

 

業界プレイヤー平均年収生涯賃金
トヨタ自動車858万円3億3326万円
本田技研工業799万円3億1019万円
スズキ665万円2億5829万円
ニッサン自動車797万円3億0928万円
マツダ629万円2億4415万円
SUBARU651万円2億5289万円
三菱自動車652万円2億5315万円
いすゞ自動車759万円2億9482万円
日野自動車620万円2億4073万円
上場平均603万円2億3421万円

 

今回は、自動車業界9社(トヨタ自動車、本田技研工業、スズキ、ニッサン自動車、マツダ、SUBARU、三菱自動車、いすゞ自動車、日野自動車)の平均と、トヨタ自動車の年収推移を比較しました。

結論、トヨタ自動車は業界平均と比べても1.2倍、上場企業の平均年収と比べると約1.42倍の収入を得る事ができています。また2010年よりトヨタ自動車内でも平均年収が148万円あがっており、企業としての業績/収益が順調に伸びていることがわかります。

 

 (4) トヨタ自動車の年収カースト

 

トヨタ自動車の年収カースト

トヨタ自動車の年収カースト

 

トヨタ自動車の年収は858万円なので、カーストは“勘違い富裕層”です。

東京商工リサーチが日本の上場企業1841社を調査した所、平均年収800万円台の企業は112社で全体の6.08%。カーストとしてはあと少しで上流階級に届くという中流階級の一番上になります。

 

2.トヨタ自動車の給与制度/年収推移

 

トヨタ自動車の給与制度・年収推移

 

トヨタ自動車の年収は、日本でも代表する自動車メーカーのため、東証一部上企業の中でも年収は上位クラス。

2021年のトヨタ自動車の年収の平均は、858万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は71,373人、平均年齢40.0歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定1,050~1,200万円程度と予測されます。

 

 (1) トヨタ自動車の勤務状況の推移

 

トヨタ自動車の勤務状況の推移

トヨタ自動車の勤務状況の推移

 

勤務状況平均年齢平均勤続年数
2010年37.9歳15.0年
2011年38.3歳15.3年
2012年38.3歳15.0年
2013年38.6歳15.5年
2014年38.8歳15.4年
2015年39.1歳15.8年
2016年38.9歳15.2年
2017年39.0歳15.4年
2018年39.2歳15.5年
2019年39.4歳15.7年
2020年39.6歳15.8年
2021年40.0歳16.2年

 

トヨタ自動車の平均年齢、平均勤続年数は12年で大きな増減をしておらず、一定といえます。

これは定年退職以外の退職が少ない企業の特徴です。
これまでの終身雇用型企業の平均年齢が42歳前後 平均勤続年数は18-19年です。

トヨタ自動車もほぼこれに当てはまります。
しかし、2019年にトヨタ自動車の豊田社長は「雇用を続ける企業などへのインセンティブがもう少し出てこないと、なかなか終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と発言しました。ですので、これまでの年功序列の終身雇用から脱終身雇用へと舵を切ることになりそうです。

 

 (2) トヨタ自動車の年齢別の年収推移

平均年収から年齢別の推定年収を算出しました。

トヨタ自動車の年齢別の年収推移

トヨタ自動車の年齢別の年収推移

 

年齢トヨタ自動車の推定年収上場企業の平均年収
25歳452万円406万円
30歳614万円509万円
35歳775万円572万円
40歳937万円621万円
45歳1,017万円647万円
50歳1,098万円739万円
55歳1,179万円808万円
60歳1,064万円730万円

 

トヨタ自動車の給与制度は、初任給が月給20万8000円ですので、初年度は300-350万円ですが
40代に年収1000万円を超え、最大年収を迎える50代の年収は1,050~1,240万円になります。

主任級までは年功序列で昇格・昇給しますので、新卒入社された人はほぼ全員が1000万円プレイヤーになる見込みです。

 

日本の上場企業の平均年収との比較するとその差は

25歳   +46万円
30歳  +105万円
35歳  +203万円
40歳  +316万円
45歳  +370万円
50歳  +359万円
55歳  +371万円
60歳  +334万円

となり、上場企業の平均よりも高い年収となっています。

※一般的には役職定年が55-58歳になります。
55-58歳になると年収が25%ダウンする企業もありますが部長級以上だと、その限りではありません。
また親会社の場合、子会社への“転籍”を促されますが、転籍の場合は年収が30%ダウンします。

当メディアは順調に昇給・昇格した場合の推定値を算出しております。
次は役職ごとの年収をご覧ください。

 

 (3) トヨタ自動車の役職別の年収推移

 

役職年齢推定年収
役職なし23歳〜29歳400万円~600万円
主任30歳〜750万円〜950万円
係長35歳〜1,000万円〜1,120万円
課長40歳〜1,150万円〜1,360万円
部長50歳〜1,410万円〜2,000万円

(openworkのデータを参考に編集部作成)

 

主任より下の給与差は少ないようですが、主任以上になるとボーナスにも幅が出て給与の差が大きくなるようです。*
また、基本的には年功序列ですが、評価制度も見直されてきていて、管理職への昇格は年々厳しくなってきているようです。*

(*はopenworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 (4) トヨタ自動車の平均年収の口コミ情報

 

20代女性

20代女性
給与制度: 年に2回賞与がもらえる。
評価制度: 賞与については、同じグループ内&同じ職種同士での相対評価なので、若手は加点がもらいづらい。 頑張って仕事をしても、経験豊富な先輩方には及ばないため、結果加点が0になることが多い。

月給残業賞与年収
20万円3万円100万円376万円
20代男性

20代男性
給与制度: 若手のうちは特に評価は関係ない。
評価制度: 頑張っている人の賃金をあげることを目指しているらしいがまだそれほど実感はない。4年目、主任(院卒6年目以降)、主幹(院卒8年目以降)の昇格のタイミングで大きく給料が上がる。昇格のタイミングは上記のタイミングが最速で最近は主幹に上がれない人も多い。

月給残業賞与年収
26万円6万円150万円550万円
20代男性

20代男性
給与制度: 賞与は職位によって異なるものの、自分の職位では5段階評価。 評価によって変動幅があるが、そこまで大きい割合ではない。 給与は年功序列の色がつよいが、役職につくスピードが人により異なるので、そこで差が付く。
評価制度: 年度始め、年度の真ん中、年始、年度末で上司との面談があり、そこでの評価で給与、賞与の金額が変わる。

月給残業賞与年収
30万円15万円200万円750万円
30代女性

30代女性
給与制度: 7月と12月に賞与が支払われる。通勤手当がある。その他、いろいろな福利厚生が充実していると思う。
評価制度: 上司との面談がこまめにある。

月給残業賞与年収
40万円6万円150万円750万円
30代男性

30代男性
給与制度: 主任までは割と一律に増えていき、管理職となる基幹職以降は昇格に応じて増加するイメージ。賞与は年2回で、半期の業務パフォーマンスに応じた評価、同職層の中で相対評価で点数を付けて決定。
評価制度: 賞与はパフォーマンス、昇格はコンピテンシーを周囲やステークホルダーの評価を聞きながら、面談も踏まえて決定。

月給残業賞与年収
---900万円
40代男性

40代男性
給与制度: 賞与がいい。主任になるとみなし残業の制度で、月間17万プラスに。家族手当、単身赴任手当等、まぁまぁ。海外赴任すると手当でかなりプラスになるらしい。 昇給はゆっくりなので、ボーナスの評価と昇格が大事。
評価制度: 最近、評価制度に変化を試しているようで、昇格直後からいい評価を貰える人もいる。昔は最低点の評価からスタート。 主任でボーナスの幅が半期で50万ある。ただ、最高点と最低点は稀と見ると、実質の開きは半期で20万から30万か。 主任より下は開きは少なめ。

月給残業賞与年収
60万円-400万円1,120万円
(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 (5) トヨタ自動車の福利厚生/待遇

 

トヨタ自動車の福利厚生・待遇

 

トヨタ自動車の福利厚生についてご紹介します。
就職・転職する時に求人票の情報だけでは、意思決定する時に情報が不足します。
実際にトヨタ自動車での勤務経験のある社員や元社員の方の福利厚生に関する口コミ情報も併せて紹介します。

 

2021年 新卒採用の募集要項

手当超過勤務手当、家族手当、通勤費補助など
休日・休暇豊田本社(本社周辺の各工場含む)/完全週休2日制(土・日)、GW・夏期・年末年始休暇
東京本社、名古屋オフィス/完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始休暇
※その他、年次有給休暇・特別休暇あり
保険記載なし
福利厚生・諸制度施設/寮・社宅、スポーツ施設、保養所など
制度/選択型福利厚生制度・持家補助制度・従業員持株会制度・財形貯蓄制度など

 

20代女性
福利厚生: 住宅補助は一部を除きないので、若い頃は寮で住むのを余儀なくされる。近頃は新しいきれいな寮も増えてきているが必ずしもそこに入寮できるわけではないので注意が必要。 社宅も、古い物件が多く比較的住みやすいきれいな物件は主任職以上の新婚者しか住めないのでかなり入居するのは厳しい。

20代男性
福利厚生: 大企業なため、福利厚生はしっかりしている。高卒の新入社員研修の時にもっと、簡単に財形貯蓄や持株会など教えてもらいたかった。
オフィス環境: 現場は常に4sを意識している為、めちゃくちゃ汚いってほどではない。外部で請け負いで、清掃業者も雇っているので、トイレとかなどは、清潔に保たれている。

20代女性
福利厚生: 充実していると思うが、ものすごくすごい!と思うようなものはあまり無い。住宅補助は寮に入れない人だけがもらえる。
オフィス環境: 無味乾燥のだだ広い同じ机が何個も並んだオフィス。メーカーなので、整理整頓は行き届いている。

30代男性
社会保険等の福利厚生はしっかりとしている。トヨタグループの利点である、大きなネットワークで、独自の保険がある。住宅補助なども他の会社よりも手厚くしっかりと補助されていると思う。とくにグループ会社のトヨタホームなどがあり、自身で住宅を購入するときに、補助等サポートがある。車、家など、高額な商品を会社のサポートによって購入する事もでき、ありがたい。また有給休暇もしっかりと申請をすれば、問題なく取得できている。 豊田市内にも保養所的なセンターもあり、コロナの影響前には職場の仲間とよく泊まってバーベキューやなど、楽しく過ごした。福利厚生については、なんの不満もない。

40代男性
福利厚生: 退職金 有り。住宅補助 有。 寮 有り。社員持ち株会 有り。
オフィス環境: 部署によってよりきり。コロナになってから、基本在宅勤務。カフェや食堂が充実している。会議室は満足できるほどあるとはいえないが、共有スペースなどでカバーはできる。

40代男性
福利厚生: 年間7万程の福利厚生にて、旅行費補助、車検費用補助、持株積み立て補助等、豊富なメニューから選択可能。
オフィス環境: 建屋の建築年数によるが、フリーロケーション、働き方改革のオフィスフロアのリノベーションによって、2、3年前に比べフロアの景色が良くなった。デジタルサイネージ用のモニター設置も増えてきた。売店は10時から14時まで空いている所と、10時から20時まで空いている所がある。パンの自動販売機もあり、売店閉店後にも小腹は満たす事が可能。
(en Lighthouseに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

3.トヨタ自動車に新卒/転職で入社するには

 

 

 

 

 

 

4.トヨタ自動車の過去10年間の業績推移、中期経営計画書を見るには

 

 

 

 

 

 

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