年収700万円台 年収調査

オプトの年収は?新卒/転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析

オプトの年収は?新卒・転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析

インターネット広告分野でサイバーエージェントに次ぐ2位のインターネット広告代理店です。

親会社は株式会社デジタルホールディングスで、金融業界や不動産業界が有力な顧客基盤となっています。

今回は広告・ネット広告業界の中でも「オプト」の収入という観点に迫ります。

有価証券報告書に記載されている平均年収・平均年齢から、当メディア独自の算出により生涯賃金も割り出しています。
新卒採用の難易度、転職採用の難易度、そして学歴フィルター情報も参考にしてください。

 

1.オプトの平均年収は702万円

 

2020年のオプトの年収の平均は、702万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は約750名、平均年齢40歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定900~1,000万円程度と予測されます。

 

 

 (1) オプト年収 推移(2010年から)

 

オプト年収 推移(2010年から)

平均年収 オプト 業界の平均 上場企業平均
2010年 511万円 616万円  
2011年 528万円 635万円 563万円
2012年 515万円 640万円 570万円
2013年 527万円 659万円 571万円
2014年 572万円 678万円 577万円
2015年 553万円 679万円 588万円
2016年 566万円 676万円 594万円
2017年 603万円 684万円 598万円
2018年 680万円 701万円 605万円
2019年 693万円 712万円 612万円
2020年 702万円 714万円 614万円

今回は、広告・ネット広告業界のオプトの年収推移をグラフ化しました。
計測は2010年から2020年まで。
オプトのここ11年間の平均年収を見てみると 少しずつ伸びていて、2010年と比べ平均年収が191万円(137%)の上昇となっています。
広告・ネット広告業界の11年間の上昇平均は98万円(116%)となっており、業界全体の賃金が上昇していることがわかります。また上場企業の平均では11年間で40万円(107%)です。

広告業界全体としては、新型コロナの影響を大きく受けました。店舗や対面での商品やサービスの提供における消費は減少し、広告宣伝費を抑える企業が多くなりました。また、経済活動の制限や各種イベントの中止は広告費にも大きな影響をもたらしました。
しかし、緊急事態宣言が解除され、ウィズコロナ時代へと社会が動き出してからは少しずつ改善してきているようです。
中でも早い回復が見られたのはインターネット広告費です。実店舗での売り上げが期待できない今、多くの企業でデジタル施策の推進が進んでおり、ECモールへの進出や自社ECの展開により顧客の再獲得・新規顧客の開拓へと動き始めています。その為、SNSの活用、およびSNS広告に注目が集まっています。

 (2) オプトの生涯賃金 推移(2010年から)

 

 

 オプトの生涯賃金 推移(2010年から)
生涯賃金 オプト 上場企業の平均 上場平均との差額
2010年 1億9833万円 -  
2011年 2億0489万円 2億2450万円 -1961万円
2012年 2億0145万円 2億2729万円 -2584万円
2013年 2億0627万円 2億2939万円 -2312万円
2014年 2億2368万円 2億3185万円 -818万円
2015年 2億1620万円 2億3631万円 -2011万円
2016年 2億2153万円 2億3897万円 -1745万円
2017年 2億3608万円 2億4046万円 -438万円
2018年 2億6605万円 2億4320万円 2285万円
2019年 2億6888万円 2億4610万円 2278万円
2020年 2億7265万円 2億4481万円 2784万円

オプトに新卒入社をしてから60歳まで勤務をした場合
2億7,265万円の収入を得る事ができます。

日本の上場企業の生涯賃金との差額は、2020年時点で2,784万円。
おおよそ上場企業の平均値の1.14倍、広告・ネット広告業界の平均値の0.98倍となっています。

日本では上場企業とひとくくりにされますが、このように入社する企業で人生において収入差が出てしまうのです。

 

 

 

 (3) オプトの平均年収を業界と比較

 

オプトの平均年収を業界と比較

業界プレイヤー 平均年収 生涯賃金
電通 1,169万円 4億5380万円
博報堂 1,079万円 4億1887万円
CARTA HOLDINGS 900万円 3億4945万円
サイバーエージェント 734万円 2億8484万円
オプト 702万円 2億7265万円
セプテーニ・ホールディングス 597万円 2億3197万円
アドウェイズ 581万円 2億2559万円
バリューコマース 576万円 2億2349万円
インタースペース 542万円 2億1060万円
GMOアドパートナーズ 523万円 2億0314万円
ファンコミュニケーションズ 452万円 1億7538万円
上場平均 603万円 2億3421万円

今回は、広告・ネット広告業界11社(電通、博報堂、CALTA HOLDINGS、サイバーエージェント、オプト、セプティーニ・ホールディングス、アドウェイズ、バリューコマース、インタースペース、GMOアドパートナーズ、ファンコミュニケーションズ)の平均と、オプトの年収推移を比較しました。結論、オプトは業界平均の0.98倍、上場企業の平均年収と比べると1.14倍の収入を得る事ができています。またオプト内でも平均年収が2010年より191万円あがっており、企業としての業績/収益が順調に伸びていることがわかります。

 (4) オプトの年収カースト

 

オプトの年収カースト

オプトの年収は702万円なので、カーストは“THE 中流層”。

東京商工リサーチが日本の上場企業1841社を調査した所、平均年収700万円台の企業は304社で、全体の16.51%でした。

上場企業の平均年収は603万円で”一人暮らし貴族”のランク。ここが全体で一番多い割合となっています。

2.オプトの給与制度/年収推移

 

オプトの給与制度/年収推移

2020年のオプトの年収の平均は、702万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は約750名、平均年齢40歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定900~1,000万円程度と予測されます。

 

 

 

 (1) オプトの勤務状況の推移

 

オプトの勤務状況の推移

勤務状況 平均年齢 平均勤続年数
2010年 29.2歳 2.3年
2011年 30.0歳 3.0年
2012年 30.1歳 3.1年
2013年 30.1歳 3.1年
2014年 30.3歳 3.6年
2015年 30.3歳 3.2年
2016年 35.4歳 5.5年
2017年 36.9歳 6.1年
2018年 38.0歳 6.8年
2019年 38.9歳 6.5年
2020年 39.1歳 4.1年
2021年 40.0歳 4.9年

 

オプトの平均勤続年数はここ12年ずっと一桁台で推移しています。
2016年から平均年齢が急に伸びたのは2015年に持株会社へ移行したことによるものと思われます。

これまでの終身雇用型企業の平均年齢が42歳前後 平均勤続年数は18-19年です。

それに比べてオプトは平均勤続年数がとても低いことがわかります。離職者数や中途採用数は公開されていませんが、離職率が高いことが推測されます。

 

 

 

 (2) オプトの年齢別の年収推移

平均年収から年齢別の推定年収を算出しました。

オプトの年齢別の年収推移
年齢 オプトの推定年収 上場企業の平均年収
25歳 370万円 406万円
30歳 502万円 509万円
35歳 634万円 572万円
40歳 766万円 621万円
45歳 832万円 647万円
50歳 898万円 739万円
55歳 964万円 808万円
60歳 871万円 730万円

 

オプトの給与制度は、新卒で180,000円(固定残業30時間分36,000円含む)となっています。
最大年収を迎える50代の年収は872~1,017万円になります。

 

日本の上場企業の平均年収との比較するとその差は

25歳      -36万円
30歳     -7万円
35歳      +62万円
40歳    +145万円
45歳    +185万円
50歳    +159万円
55歳    +156万円
60歳    +141万円

となり、上場企業の平均よりも高い年収となっています。

※一般的には役職定年が55-58歳になります。
55-58歳になると年収が25%ダウンする企業もありますが部長級以上だと、その限りではありません。
また親会社の場合、子会社への“転籍”を促されますが、転籍の場合は年収が30%ダウンします。

当メディアは順調に昇給・昇格した場合の推定値を算出しております。
次は役職ごとの年収をご覧ください。

 

 

 

 (3) オプトの役職別の年収推移

 

役職 年齢 推定年収
役職なし 23歳〜27歳 300万円~450万円
主任 28歳〜 470万円〜500万円
係長 32歳〜 500万円〜680万円
課長 37歳〜 720万円〜880万円
部長 45歳〜 900万円~1,280万円

(openworkのデータを参考に編集部作成)

 

半年に一度、昇級(または降格)の機会があります。
多面評価はしているようですが、昇級・昇給の人数がある程度決まっていて、最終的には相対評価で決定されていくようです。
また、成果を出しても評価されるとは限らない、うまく立ち回れる人やアピールが上手な人でないとなかなか上には行けないというコメントも多く見られました。

(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 

 (4) オプトの口コミ情報

 

20代女性

20代女性
20代女性

給与制度: 給与は比較的低く個人達成をしていないとボーナスがかなり低い。

評価制度: 評価制度は比較的公平。

月給 残業 賞与 年収
32万円 3万円 60万円 500万円

 

20代男性

20代男性
20代男性

評価制度: 外部環境の変化に対応するため新しく評価制度も刷新し始めている状態。

月給 残業 賞与 年収
27万円 20万円 344万円

 

20代男性

20代男性2
20代男性2

給与制度: ホールディングスの給与体系に沿った形。 会社の数値次第となり、昇給、賞与の上昇は厳しい状況。

評価制度: 数字を中心に評価。 どのような案件を持つかの運も重要になる。 予算を増額させると評価がさらに高まる。

月給 残業 賞与 年収
27万円 3万円 10万円 370万円

 

30代女性

30代女性
30代女性

給与制度: 競合他社と比べると低いが、評価によって同期入社でも給与に差はでやすい仕組み。

評価制度: ミッションの大きさにより評価がされる仕組みに変わった。これまでの等級評価が廃止されたことで、必ずしも勤務年数の長さにより給与が高いといったことは無くなった。

月給 残業 賞与 年収
550万円

 

30代男性

30代男性
30代男性

給与制度: 給与は比較的高め。等級制度が公表されており、自分の給与をいくらまで上げたければ、どれだけ等級を上げれば良いかが見えて頑張り甲斐のある制度だった。

評価制度: 半期ごとのMBO制度。4半期に1度の振り返りがある。

月給 残業 賞与 年収
700万円

 

30代男性

30代男性2
30代男性2

給与制度: 市場価値にみあった給与レンジに変更。透明性高い。 半年に一度昇格・降格・賞与の検討。

評価制度: 360度評価で従業員の評価はひとりひとり役員でロングMTGを行いチェックを行う。人を大事にする会社。 表彰などは四半期に一度実施。

月給 残業 賞与 年収
800万円

(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 

 

 (5) オプトの福利厚生/待遇

 

オプトの福利厚生/待遇

オプトの福利厚生についてご紹介します。
就職・転職する時に求人票の情報だけでは、意思決定する時に情報が不足します。
実際にオプトでの勤務経験のある社員や元社員の方の福利厚生に関する口コミ情報も併せて紹介します。

 

2021年 新卒採用の募集要項

手当

交通費(全額支給※当社規定に準ずる)・時間外手当(30時間超過分)別途支給・結婚祝い金・出産祝い金・慶弔見舞金・勤続表彰金(3年ごとに3万円)※正社員登用後・表彰金あり

休日・休暇

・完全週休2日制・土日祝休み・年間休日平均120日・GW・リフレッシュ休暇 年間10日(正社員登用後)
・年末年始(12月27日~1月4日)・有給休暇 年間10日(入社後3カ月で3日付与、入社6ヶ月で7日付与)・時間帯有給休暇
・特別休暇・産前産後休暇・育児休業・介護休業・Woman休暇(生理休暇)

保険

社会保険完備(健康、厚生、労災、雇用)

福利厚生・諸制度

財形・健康診断・表彰制度・オプ図書館・オプトBAR・部活動支援・研修制度・産休、育休後の復職支援(実績あり)・ベビーシッター補助・三大疾病保険・災害備蓄
テレワーク制度・フレックスタイム制・等級制度・多面評価・ジョブポスティング制度(正社員登用後)・月次面談制度

 

 

30代女性

30代女性
30代女性

福利厚生: 他の企業ではあまりない独自の福利厚生がある。リモートワークを推奨しており、宿泊施設などにほぼ無料で宿泊できる。

オフィス環境: リモートワークを推奨しているのでオフィスは多くない。出社率が高い日はデスクがあまりなく少し狭い印象。オフィス自体は今風のおしゃれなソファや飾りがあって開放感がある。清掃もされていて清潔感がありそういう面ではとても仕事がしやすい。

 

20代女性

20代女性
20代女性

福利厚生: 住宅補助や退職金はなし。 持株会があり、投資額を会社が一部負担してくれる。

オフィス環境: 現在ほぼリモートワークだが、オフィスは2020年にリニューアルしてきれい。完全自由席のため、カフェスペースのソファで作業やミーティングをする人もいた。 最寄りが市ヶ谷駅のため、ちょっとした食事にもでかけやすい。

 

20代男性

20代男性
20代男性

福利厚生: 退職金なし、住宅補助なし、持ち株制度あり、寮なし、通勤手当なし フルリモートワークなのが唯一の福利厚生で良いと思える点。

オフィス環境: コロナの拡大に伴い、オフィスは縮小化し、2フロアのみ。

 

30代女性

30代女性
30代女性

3年勤続ごとに10日間の連続休暇が取得できるが、それ以外に特徴的な福利厚生はなく、 退職金や住宅手当なども出ないので、他社と比べると福利厚生の充実度はいまひとつ。

オフィス環境: コロナにより勤務はフルリモートで、自宅でも会社でも働く場所は自由。予定が合えば、ワーケーションなども可能だが、現実的に利用できている社員は少ない。 オフィス自体も市ヶ谷とアクセスは良く、フリーアドレスの座席や個室のミーティングブースなど、設備は比較的充実している。

(en Lighthouseに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 

3.オプトに新卒/転職で入社するには

 

 

 

 

 

 

 

4.オプトの過去10年間の業績推移、中期経営計画書を見るには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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面接官のホンネ 管理人

アラフォーの管理職。12歳と10歳の娘がいます。 新卒・中途採用に10年以上携わり、安定を手にするために私自身も財閥系企業に転職しました。次世代に知識と経験の継承を目的として「リアルな現場の声」をテーマに、“面接官のホンネ”を立ち上げました。わかりやすく、人事/採用の担当としての本音をお届けします。

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