「99.9刑事専門弁護士SEASONⅡ」最終話:あなたは何の為に法廷に立つのか?事実はたった一つ!!

99.9刑事専門弁護士シーズン2最終話

この記事はだいたい10分程度で読めます

ざっくり記事をまとめると
1.深山たちのところに「建造物放火及び殺人罪」で死刑判決を下された久世の息子・亮平から再審請求の依頼が来る
2.再審請求を審理する裁判長に川上が就任し、深山たちに無理難題を押し付ける

3.地道に証拠を探し奮闘する深山たちは、事実にたどり着き結審した判決を覆すことができるのか!?

採用アシスタント

いよいよ最終回!今回も川上や裁判所の思惑によって深山たちは苦戦を強いられます。どんな敵にも怯まずにたった一つの事実のみを追い求める深山たちの姿から学ぶものは多いと思います。最後まで怒涛の展開が続きあっという間の2時間でした!班目法律事務所のメンバーの雄姿、そしてたくさんの豪華ゲストにも注目です!

【第8話のあらすじ】

選挙を目前に控えた、元文部科学大臣・藤堂正彦(佐野史郎)議員の選挙事務所で、毒物による殺害事件が起きた。事務所に送られてきた羊羹ようかんを食べた、藤堂議員と妻の京子(森口瑤子)、後援会長の金子源助、第一秘書の上杉の4人のうち、上杉が死亡し、藤堂の妻・京子は意識不明の重体になった。事件後、羊羹の送り主である、ニシカワメッキ社長・西川五郎(おかやまはじめ)は逮捕・起訴されていた。
羊羹に混入されていた毒物は鑑定の結果、依頼人の会社が保有するものと一致していた。しかも、新規事業のために西川は、藤堂議員に陳情に行き断られていたという動機まで発覚。絶対的不利な状況の中、別人のように乗り気な佐田(香川照之)。一方、深山(松本潤)はある矛盾に気付く。そこで、斑目所長(岸部一徳)の紹介で、個人で鑑定をやっている元科捜研・沢渡清志郎(白井晃)に鑑定を依頼し、重要な証拠を見つける。

そんな中、舞子(木村文乃)は、この裁判の裁判長が川上(笑福亭鶴瓶)であることを知る…。

不気味な笑顔を見せる川上。そして、川上から深山たちに予期せぬ判決が—

99.9刑事専門弁護士SEASONⅡ」最終話(3月18日放送) 放送内容の振り返り

8年前に起きた殺人事件の再審請求の依頼に死刑囚・久世(小林隆)の息子の亮平(中島裕翔)がやって来る。この8年間父が母を殺したなんて一度も思った事がない、死刑なんて絶対に納得出来ない!両親はすごく仲が良かった、家族だから信じている!と亮平は話す。亮平の祖母トキ子(茅島成美)も久世の無実を主張する。舞子(木村文乃)は雄太(佐藤勝利)のことが、深山(松本潤)は父親の事が頭をよぎる。

難しい再審請求…無罪の証拠を探し出せ!!

佐田(香川照之)は再審請求を通し判決を覆すのは難しい、と言い班目(岸部一徳)も、戦後70年の中で死刑または無期懲役の判決が出た案件で再審請求が通り無罪を勝ち取ったのはわずか9件しかない、と言う。深山と舞子は裁判記録を精査しに行く。

川上(笑福亭鶴瓶)は最高裁判所・事務総長の岡田と稲本(須永慶)から呼ばれる。岡田は6年前に東京地裁で久世に判決を下し、稲本は4年前に東京高裁で控訴を棄却した裁判官だった。再審請求をおこす動きがある、検察の立証は完璧だった、誤った判断を下さぬよう宜しく頼む!と川上は言われる。

—接見—

深山と舞子は久世の接見に行く。深山はいつものように生い立ちから聞いていく。30で自分の店(そば処音吉庵)を持って店の2階で住むようになった、任意の事情聴取で一度自白したのは罪を認めれば息子の所に帰してくれると言われたから…裁判で信じてもらえると思った…亮平を妻を殺した殺人犯の息子にしたくない、お願いします!と久世は言い頭を下げる。

久世の罪名は現住建造物放火及び殺人、久世の妻・直美(竹内都子)の死因は頭部に裂傷、頭蓋骨にヒビ、一酸化炭素中毒死だった。裁判記録によると、事件当日閉店後に2人は口論となり、カッとなった久世は直美の頭部を鈍器で殴打し、殺してしまったと思った久世は火災事故に見せかける為車に乗って灯油を買いに行き、廊下に置いてあった新聞雑誌に灯油をかけ火をつけた、アパートは店舗の一部を残し焼損し、直美は厨房で遺体となって発見された、息子の亮平は塾で遅くなった為火災から免れたということだった。当時久世は、口論をしたが殴っていはいない、その後頭を冷やす為に店を出て車を走らせた、そしてちょうど切らしていた灯油を買って帰った、駐車場に戻ったら店が火事になっているのが見えた、と主張していた。また、久世が灯油を購入したガソリンスタンドの防犯カメラの画像や販売機の明細書によると2130に久世が灯油を15ℓ購入した事がわかっている。そして当日久世が乗っていた車に灯油が5ℓ入ったポリタンクが積まれていた。15ℓ購入して5ℓしか残っていないという事は10ℓを撒いて犯行に及んだということになり、それが決定打になったという。しかし久世は灯油は5ℓしか買っていないと主張していた。他にも現場付近の見取り図を見ると久世はガソリンスタンドから直接駐車場に戻ったと供述しているが、検察は久世はガソリンスタンドから店に寄り放火をして駐車場に戻ったと主張しており、裁判所もそれを認めている。駐車場の防犯カメラには21:45に戻って来た久世が写っていた。つまりガソリンスタンドから駐車場までの移動時間は15分だった事がわかる。

深山は駐車場でビデオカメラを回し、明石(片桐仁)がガソリンスタンドで灯油を5ℓ購入してから駐車場まで戻るまでの時間を検証する。真っすぐ戻ると7分8秒だった。次に検察側の主張を再現し、ガソリンスタンドで灯油を15ℓ購入してから店のあった所で待っていた美麗(馬場園梓)の所に行き雑誌類に別のポリタンクに入れていた水を10ℓかけ火をつけ駐車場に戻ると時間は15分19秒だった。

深山は藤野(マギー)に子供用のプールを持って来てもらい事務所で膨らます。久世は放火の時にピッタリ10ℓの灯油を撒いた事になっているがそんな器用な事が出来るのか深山は明石に検証させる。しかし何度やってもピッタリ5ℓにはならなかった。だったら久世の主張通り買ったのは5ℓなんじゃないか?と深山は言う。しかし売り上げ明細書とガソリンスタンドから駐車場までの時間については説明が出来ない…。

深山と舞子はガソリンスタンドに行き、店員に当時の状況について聞く。ベイスターズが巨人戦で逆転サヨナラホームランを打って喜んでいた時だ!と防犯カメラの証拠写真を見た店員(三浦大輔)は証言する。

深山は当時の試合の映像を取り寄せてじっくり観るとスタンドに何かを発見する。

川上は久世の再審請求書を見る。そこには岡田と稲本の名前も記載されていた。そしてため息をつく。

川上が突きつけた無理難題…再審請求を通せない川上の過去とは…!?

—再審請求 三者協議—

深山達は担当が川上だと知る。深山は久世が灯油を購入したときの防犯カメラの画像を示し、当時の野球試合映像も見せる。そして防犯カメラの映像に映ったテレビ画面の時、スタンドの時計は21:38を示していた。防犯カメラの時刻は8分間遅れていた久世が灯油を購入した時間は21:38分だった、と深山は言う。そして売り上げ明細書に書かれた21:30分の15ℓは別の人の記録で、21:38の記録を見ると5ℓとなっていた。これこそが久世さんが購入した記録だ!よって久世さんが灯油を撒いて店に放火する事は絶対に不可能だ!と深山は言う。弁護側は検察側の主張を覆す為にもポリタンクにもともと灯油は一滴も入っていなかった事を示す証拠を提出するように、と川上は無理難題を押し付け帰って行く。

舞子は久しぶりに行きつけのうどん屋に行く。そこには裁判官の遠藤(甲本雅裕)もいた。離れた席に座る舞子の所に遠藤がわざわざやって来る。川上さんに会いに来たのか?川上さんは再審請求を絶対に通さない、そう出来ない過去がある、と遠藤は言う。

舞子は事務所で班目、深山、佐田に、エリート裁判官だった川上さんはある時再審請求の案件を任され被告人が無実である事に気付き再審請求を認める決定を出した、しかしその案件で有罪判決を下した裁判官達は重鎮ばかりだった、ほどなくして川上には辞令が下り栄転という名の左遷をされエリートコースから外された、正義感を持って公正な判断を下していた川上はその頃から組織を重んじる人間になっていき、「ええ判決せえよ」と声をかけ始めた、と遠藤から聞いた話を話す。彼は年齢的にも次期事務総長を狙う最後のチャンスだろう、今更再審請求を通して昇進をふいにするなんて考えられない、と班目は言う。どのみちやる事は一つだ、当時の関係者に話を聞いてくる、と深山は言う。

参考人・中原銀次(山本浩司)は久我が経営していたそば屋の従業員、海老沢晋(成河)と島津ヤエ(根岸季衣)は同じアパートの住人だった。深山は3人にアポを取るように美麗に指示する。

そしてテレビでは佐田、亮平、トキ子達による再審請求の記者会見が放送される。佐田は、久世は冤罪だが裁判所は再審請求を受け入れようとしないと言い亮平は父親の無罪を訴える。世論を動かす為にはこのくらいのアピールが必要だ、と舞子はテレビを見ながら言う。

川上もネットのニュースで佐田の会見の記事を見ながら余裕な顔で笑う。

—中原の話—

深山は久世の店の元従業員中原に会いに行く。事件当日夜の営業が終わり片付けが始まると急にケンカが始まった、止めようとしたらとばっちりを受けて読んでいた雑誌を廊下の廃品回収置き場に捨てられた、でもその雑誌は亮平が貸してくれたものだったから一旦帰るフリをして1時間後くらいにとりに戻ろうと思っていた、その間は自転車で近所をフラフラしながら時間をつぶしていた、戻ってみたら店が燃えていた、と中原は話す。

佐田に東京消防庁の消防士(武井壮)が会いにくる。

—海老沢の話—

藤野、美麗は中学校に行き、教師をしている元アパートの住人海老沢に会いビデオを回しながら話を聞く。あの時部屋で生徒達の為に卒業文集を作っていたが不審な物音が聞こえしばらくしたら焦げた様な匂いがして廊下に出ると廃品回収置き場で山積みになっていた新聞とか週刊バイブスとかが燃えていた、一旦逃げようとしたが2階に住んでいたヤエさんが気になった、その時火はもう私の頭の上くらいの高さになっていた、そして寝ていたヤエさんを起こして避難させ、卒業文集を取りに部屋に戻ろうとしたら…と話す。その時明石が体操服ドロボーに間違えられて女子生徒達に捕まる。

—ヤエの話—

舞子が話を聞きに行く。寝てたら海老沢さんが助けに来てくれて毛布をかぶせて外まで連れ出してくれた、私も久世さんはやっていないと思う、久世さんの奥さんを恨んでいた奴が他にもいた、と言う。

—消防士の話—

あの日消火活動をしていたが、現場に怪しい人物がいるのを見た、と話す。

深山は海老沢のビデオを見る。帰って来た舞子は、ヤエから気になる人物を聞いた、事件の2年前まで同じアパートの2階に住んでいた山岡という男性が手癖が悪くて人の部屋に忍び込んで金目の物を盗んでいた、その時は久世の奥さんが通報し警察に逮捕された、火事の時も現場にいてアパートに近づこうとして消防士と揉めていた、とヤエの話を報告する。

そこに佐田も戻って来て、消防士が怪しい人物を目撃していた、その男は山岡真一だ、山岡はガラケーで燃えるアパートを撮りながら「燃えちまえ」と叫んでいたと報告する。山岡は現在、都が運営する宿泊施設に出入りしている事がわかったがここ最近は連絡がついていない、と落合(馬場徹)も報告する。そして落合は今日発売の週刊誌を皆に見せる。そこには「4大ローファーム班目法律事務所 荒稼ぎの実態!!刑事弁護は金になる」という記事が掲載されていて、久世の事件を利用しようとしているなどと書かれていた。

依頼人が激怒!?班目法律事務所に危機が…

訪ねて来た亮平は佐田に、俺たちを利用してたんですね!信じてくれていると思っていたのに…他の弁護士さんにお願いします、二度と姿を現さないで下さい!と怒って帰って行く。

出る杭はどうしても打ちたい人間がいる、と言う班目。佐田は久世が無実の手がかりを何とか探して亮平を説得する、と言う。

班目はうどん屋に行き、食べていた川上の隣に座る。「果菜(家裁)、香菜(高裁)、最高菜(最高裁)」「ほまれサワー、たまきサワー、あかねおおサワー、たかおおおサワー、としあきからサワー(沢・澤がつく有名人)」などといったメニューが並ぶ。班目は店員とラグビーの話になり、レフェリーが判定を間違える事だってあるでしょ!?と言う店員に川上は、でも間違えてもレフェリーの信頼が無くなったら試合は成立しない、と言う。だからこそレフェリーはその信頼に応える為に常にその身を正す必要がある、ラグビーにはレフェリーのあり方がありその一つには事実の判定をする事自分のラグビーを押し付けたり先入観の入った判定をしてはならないとある、と班目は言う。そして班目は川上に、ウチの弁護士はどんな事があろうと必ず事実を見つけ出します!その時は判定しっかり頼みますよ!と言い帰って行く。

資料を読み込む深山達。佐田は現場写真を見て割烹着の燃え方がおかしい、上の部分だけ燃えている、と言う。

火災に隠された事実とは…!?

—富理木火災研究所—

深山、佐田、舞子は火災専門家の内川(片桐はいり)にその写真を見せるが、これは普通の事だ、火災が起きると火は地面を這わずに上に行こうとする、上に行った火は天井を伝って燃え広がり燃え広がった火が干してあった割烹着の上の部分だけ焼いたと思われる、でも裾に煤がついているのはおかしい、と言う。深山は台の上で倒れている炭みたいな物が何なのか質問するが、当時の店内の状況を知っている人に話を聞いた方が良い、と言われる。

そしてその場で中原に現場写真を送り聞くと中原は、割烹着は大将のこだわりでいつも上下逆さまにして干していた、黒い炭みたいな物は天かすだ、と言う。

それを聞いた内川は天かすを揚げて実験をする。そしてカメラを回し観察を続けると2時間後、天かすから煙が出て火がついた。高温の天かすをまとめて置いておくと油が空気中の酸素に反応して反応熱を出す、と内川は説明する。そして燃えている天かすの隣に冷めた天かすを置き、バーナーで火をつける。そしてしばらく観察すると両方とも火が消えた。2つを観察すると、冷めた天かすの方は外側の天かすだけが焦げていて中の方は焼けていなかったが内部から発火した天かすは中身まで真っ黒な炭になっていた。という事は発火の原因は天かすの自然発火だった可能性がある、と言う深山に内川は、店の裏手が火元という当時の調査結果におかしな所はない、つまりこの火災の火元は1カ所ではなく2カ所だ!と言う。奥さんが天かすの出火の煙で一酸化炭素中毒となり意識を失って後ろ向きに倒れて後頭部を打ち付けた可能性はあるか?と佐田が聞くと、それはあり得る、と内川は言う。そば屋の店内が先に燃えていたのに誰かが別にもう一カ所火をつけた事になる、そんな事をわざわざする必要はあったのか?と深山は疑問を持つ。

佐田は亮平に報告に行く。

深山に藤野から山岡の親族を見つけたと連絡が来て山岡の実家の住所が送られてくる。

深山と舞子は山岡の実家に行く。山岡(小宮浩信)は亡くなっていた。

 

—山岡の母親の話—

多摩川の河川敷でのたれ死んでいた、人様に迷惑ばかりかけて罰が当たった、と母親は話す。深山は山岡の遺品を見せてもらう。

佐田はトキ子と亮平に、久世の無実を冤罪から救いたい!部下も身内が冤罪に巻き込まれ苦しい思いをして来た、彼らじゃなきゃ出来ない事があると思っている、私達の事を信じて欲しい、と言い頭を下げる。亮平は、お願いします、父を助けて下さい!と頭を下げる。

深山と舞子は山岡の遺品からガラケーを見つけ事務所に持ち帰りその中の写真をチェックする。事件当日の動画を見ると映像のデータは破損していたが音声だけは残っていて、サイレンや消防士の声に混じり「燃えちまう」と言う山岡の声が入っていた。「燃えちまえ」ではなく、「燃えちまう」だった。落合は携帯をパソコンに繋ぎ映像データの修復を試みるが時間がかかるという。

深山は「いとこんち」で料理を作りながら事件について考える。そこに新日本プロレスのタイガーマスク(本人)と棚橋弘至(本人)が現れる。加奈子が昔載った雑誌を「消したい過去だ!」と言ってコンロで燃やすのを見た深山は何かに気付き急いで帰って行く。

そして深山は皆を事務所に呼び戻し、おそらく犯人は火災に乗じて燃やしたい物があった、そしてそれが山岡にとっては燃えたら困る物だった、と言う。その時落合がデータを復旧させ、皆で見る。深山は全てが繋がり、寒いギャグを連発する。

佐田、深山、舞子は川上の所に行き、裁判所の職権を使って検証機会を設けて欲しい、火災の再現実験を行なえば真犯人がわかる、この犯行を行えたのはたった1人しかいない、裁判長よろしくお願いします!と言う。

何で再現実験をすることにしたのかと聞く遠藤に川上は、二度と誤った判断は出来ない、と言って笑う。

ついに8年越しの事件の事実が明らかに!?その人物とは…

—富理木火災研究所—

川上達、深山達が集まる。深山は立会人として亮平、中原、藤野、ヤエも呼んでもらっていた。そして家の模型を使いながら1人ずつ話を聞く。

—中原—

2人のケンカを仲裁したが読んでいた週刊バイブスを奥さんに捨てられた、と言い捨てられた場所を模型で指し示す。捨てられて後で取りに戻ろうと思い一時間くらい自転車でフラフラして時間をつぶした、と話す。本当に時間を潰していましたか?店に戻ったりしていませんか?と聞く深山に中原は、していない!と声を荒げる。

—海老沢—

自分の住んでいた部屋を指し示し、廊下で物音がした後何か焦げた匂いがした、灯油の匂いがした、確認の為に部屋を出ると廊下の新聞や週刊バイブスが燃えているのが見えた、その表紙は覚えていない、と言う。

亮平が、ドラゴン急流です!と言うと海老沢も、確かにドラゴン急流だった、火はもう頭の上くらいまで達してたから火を消すのを諦めてヤエを助けに2階へ行き火を避けて外に連れ出した、その後生徒達の文集を取りに戻ろうとしたが火が強くて近づけなかった、と話す。

—ヤエー

ここで寝ていて、火事だー!って言う海老沢の声で起きた、ドアを開けたら海老沢がいて表の道路まで避難させてくれた、ドアを開けた時に煙はかなり充満していたが部屋を出る時毛布を被されていたから火は見ていない、と話す。

—亮平—

塾から戻った時はもう…、店の事で両親はよくケンカはしていたが普段は本当に仲が良かった、と話す。

深山は、実際に火をつけてみましょう!と言い、8年前の火災現場を再現した場所にいる明石の映像をモニターで見せる。そして再現された廊下の新聞と週刊バイブスの上に灯油を撒く。深山は、この中で1人だけ証言が矛盾している人物がいる、それは火をつければわかる、と言う。

そして火をつけると火はあっという間に大きくなり天井を伝って2階の方に伸びていく。火をつけたのはあなたですよね、海老沢さん、あなたは週刊バイブスが燃えているのを見たと言ったがそんな事はあり得ない、灯油を撒いて火をつけると新聞や雑誌はあっという間に燃えてなくなってしまう、そして火は上へ上へと燃えあがりあっという間に2階まで燃え広がる、頭の上まで火が達しているのを本当に見たのであればその時点でもう2階のヤエさんを助けに行く事は絶対に不可能だ、おそらくあなたは廃品置き場で火をつける時に一番上にあった週刊バイブスを目にしてつい警察に噓の供述をしてしまった、動機もある、と深山は言い事件当日に撮影された山岡の動画を皆に見せる。炎に包まれて映っていたのは海老沢の部屋だった、そしてその炎の奥には体操服を着たマネキンとたくさんの体操服が映っていた

あなたの学校では女子生徒の体操服が盗まれる事件が昔からよく起きていたそうですね、あなたはこの事件より前に山岡さんに部屋に泥棒に入られてあなたの趣味の事を気付かれたんじゃないか?そしてそれをネタに脅されていた…この映像で山岡が「燃えちまう」と叫んだのは脅しのネタ元である体操服が燃えてなくなってはマズいと思ったからだ、だからせめて映像に残そうと携帯で撮影をした、ヤエさんを助けに行ったのは善意の行動だろうがその後でアパートに戻ってみたら火はそこまで広がっていなかった、このまま警察や消防が来れば体操服の事がバレるのですべてを燃やす為に火をつけた、と深山達は話す。

海老沢は、俺は犯人じゃない、そんな事は知らん!と焦りながら言い帰って行く。深山は検事に、海老沢さんの部屋を調べた方がいい、と言い佐田は川上に、再審請求通して頂けるという事で宜しいですね?と聞くが川上は、追って連絡する、とだけ言い帰って行く。

亮平は足から崩れ落ち、こんな事の為に母さんは死んだ…父さんはやってもいないのに殺人犯にされた…と言う。

司法への信頼って何ですか?あなたは何の為に法廷に立つんですか!?

舞子は川上を追いかけ、公平に判断して欲しい、と言い今までの川上の言動を思い浮かべる。弁護士と裁判官はええ距離感保たなあかんで、と言う川上に舞子は、歪んだ距離感にしているのはあなた達だ、裁判官と検察が距離を縮める事で均等であるはずのトライアングルに歪みが生まれ、冤罪を作り出している…と言う。わしが一番大事にしているのは司法への信頼や、それだけは何があっても揺るがしてはいかんのや、と川上は言う。深山も来て、司法への信頼って何ですか?司法とは一体誰の為にあると思ってるんですか?あなたは自分の大義の為に誤った判決に目を瞑って来た、でもあなたの大事な人が誤った判決によって罪をかぶる事になっても本当に同じ事が出来ますか?裁判官、検察、弁護士…この3者が本来あるべき形から崩れてしまった時被告人は圧倒的不条理に晒されてしまう…だからこそ、その不条理から被告人を守る為に僕たち弁護士は法廷に立つんです!たった一つしかない事実を追い求めてこれからも僕はあなた達の前に立ち続けますよ、あなたは何の為に法廷に立つんですか?と深山は父親や今まで冤罪となった人の顔を思い浮かべながら川上に言い帰って行く。

なかなか骨のある奴らだな、と深山と舞子の後ろ姿を見ながら言う川上に佐田は、昔のあなたと同じです!と言う。

誰もいない法廷に来た川上は証言台に立って裁判官の席を見つめる。

深山、佐田、舞子は、再審請求の結果が来たと班目から呼ばれる。

「主文 本件について再審を開始する。有罪の言渡を受けた者に対する死刑及び拘置の執行を停止する。」

と書かれていた。喜ぶ佐田と舞子。

裁判官との対決に終止符が…

—再審裁判—

裁判官席には川上が座る。亮平とトキ子も緊張した面持ちで傍聴人席で見つめる。

「判決を言い渡します。…主文 被告人は…無罪!!」

と川上は言う。亮平は父親と母親と3人で写った写真を見つめ涙ぐむ。

警察、検察の捜査は十分とは言えなかった、それぞれの段階で担当した裁判官に真相を見抜く力があればあなたの無実は証明された、私達はあなたの人生を台無しにしてしまった、これまでこの事件に関わった全ての人間を代表してあなたに深くお詫びします、と川上は言い裁判官全員で頭を下げる。

久世は、苦労かけたな、これからはお前の好きな事をやってくれ、と言い亮平を抱きしめる。俺は父さんとそば屋をやりたい、と亮平は言う。

佐田は深山に、お前とは考えが正反対だとずっと言い続けて来たが俺の利益を追求するやり方とお前の事実だけを追求するやり方とはこの歪められがちな司法のトライアングルの中では実は同じ方向を向いていたのかもしれないな、よくやった!と言い握手をする。一ついいですか、一緒にしないで下さい!と深山は言い笑う。

川上は事務総長の岡田に笑いかけ、ええ判決させてもらいました、と言う。

新聞には「川上氏『異例の昇格』最高裁事務総長」という記事が載る。それを見て、これが最終的な狙いだったのかな、元々久世さんに死刑判決を下した2人は邪魔な存在だった、その2人を追い落とし事務総局のトップに成り上がったか…と班目は言う。川上さんには裁判官として一抹の良心が残っていると思っていたんですが…私達は利用されただけなのでしょうか…と舞子も言う。それは今後を見てみないとわからない、彼の組織人としての思惑が何処にあるのか、結果的に彼の下した判決そのものは正しかった、その事実は何ら変わらない…君達は弁護士としての勤めを立派に果たした、よくやった!と班目は深山、佐田、舞子に言う。

舞子は深山に、これからもよろしくお願いします!と言い手を差し出すが深山はその手を握らず、ごめんなさい!と言い唐辛子の飴を渡す。

明石、藤野と一緒に「いとこんち」に行き手料理を作る深山。そこに立花彩乃(榮倉奈々)が現れる。立花は店にいた棚橋とタイガーマスクを見つけると喜びを露にする。立花はそこで打ち合わせをしていた美麗とも知り合いだった。美麗が班目法律事務所でパラリーガルをしていると聞いて立花は驚き、盛り上がる。

舞子は接見に行き、被疑者女性(庄野真代)の生い立ちから話を聞く。女性はトルコのイスタンブール出身だ、と答える。

佐田の娘はウクライナ人の彼氏・アレキサンダーを家に連れて来て紹介する。祝福出来ません!と佐田は動揺しながら言う。

班目法律事務所では、舞子は腹話術で会話をし、明石は司法試験合格へと意気込み、美麗は棚橋、タイガーマスク、立花と撮った写真を飾り、藤野は子供達からの手紙を読む。そこに慌てて佐田がやって来て、外国の男の人と付き合った事があるかと舞子と美麗に聞く。班目は、新しい弁護依頼を深山と舞子に持ってくる。佐田は、民事の方に戻して欲しい、と班目に言うが話をはぐらかされる。

そして今日も深山、佐田、舞子は接見に行く…。

 

《END》

 

採用アシスタント

このドラマを通して、人が人を裁くことの難しさを改めて感じました。そして「司法への信頼って何か?司法とは一体誰の為にあるのか?」という深山の言葉は色々と考えさせられるものがありました。冤罪は絶対にいけません。どんどん進化する科学技術をうまく使いながら、間違っているものは「間違っている」とみんなが認め正していけるような社会、そして裁判官・検察官・弁護士のトライアングルの均衡が取れ、それぞれが中立な立場で公平に曇りのない目をもって判断していってほしいですね。

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