普段メイクをしている人もしていない人も、就活メイクはどのようにすればいいのか気になるところです。「普段の私が一番、素顔のままで面接を受ける」、「気合いを入れてバッチリメイク。おしゃれな自分をアピールしたい」のどちらも正しくありません。
就活メイクのポイントは、TPOをわきまえた清潔感です。この記事では、就活メイクのポイントを、顔のパーツごとに詳しく紹介していきます。
1.就活メイクのポイント
普段メイクをしない人にしてみれば、「そもそも就活にメイクが必要なの?」と考えるのはもっともな疑問です。
社会人になると、なによりもTPO(Time:時、Place:場所、Occasion:場合)を意識した振る舞いが大切になります。メイクをすることは、社会人としての身だしなみのひとつ。「メイクが苦手で自信がない…」という人は、この機会に少しずつチャレンジしてみましょう。
普段からメイクをしている人も、「就活メイク」を意識する必要があります。就活でのメイクは、「自分をかわいくきれいに見せる」ためのものではありません。企業訪問や面接のときに、身だしなみを整えて「好印象を与える」ことが大切です。
高価な化粧品や化粧道具は不要なので、必要最低限のものだけそろえましょう。
2. 基本の就活メイク
ここからは就活で基本となるメイクのポイントを紹介していきます。
①ベースメイクはメリハリが大切
顔の広範囲をカバーするファンデーションは、自分の肌質にあったものを選ぶことが大切です。パウダーやリキッドなどいろいろなタイプがありますが、肌が乾燥気味ならリキッドやクリームファンデーションがおすすめです。ただしパウダータイプよりも崩れやすいので注意しましょう。

図1基本のベースメイクHOW TO
(出所「【就活メイク完全版】基本のメイクから業界別おすすめヘアメイクまで徹底解説♪」資生堂)(https://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/DB009213/)
ファンデーションは、トラブルや悩みが集中しやすい頬(①)をしっかりカバーしつつ、Tゾーンや目、口周り(②)は薄くなじませるようにしてメリハリをつけるときれいに見えます。フェイスライン(③)はブラシやスポンジに残ったファンデーションを、さっとなじませる程度に抑えましょう。顔に陰影がつき、顔立ちがはっきりとします。
②眉は知性を表現
眉は「知性を表す」といわれるほど、顔の中では重要なパーツです。眉を描くときには、パウダータイプとペンシルタイプの両方を用意しましょう。眉の色は髪色よりも少し明るめのものを選ぶと、明るくフレッシュな印象を与えます。
眉は目頭の真上から眉頭に、小鼻と目尻を結んだ線の延長に眉尻を収めましょう。眉の形は眉山の位置を白目の終わりにあわせ、眉頭と眉尻を水平にするとバランスがよくなります。

図2基本の眉メイクHOW TO
(出所「【就活メイク完全版】基本のメイクから業界別おすすめヘアメイクまで徹底解説♪」資生堂)(https://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/DB009213/)
眉の太さは自分の眉の形を活かしつつ、細くなりすぎないよう、5ミリ以上の太さにします。パウダータイプで描きたい眉の形に足りない部分を補い、ペンシルタイプで眉尻など細かい部分を仕上げるようにしてください。
③アイメイクは控えめに
アイメイクは、必要以上に派手にならないよう、控えめを意識するようにしてください。ビューラーでまつげを上げて、少量のマスカラをつけると眼力が出ます。

図3基本のアイメイクHOW TO
(出所「【就活メイク完全版】基本のメイクから業界別おすすめヘアメイクまで徹底解説♪」資生堂)(https://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/DB009213/)
アイシャドウをつけたい場合には、肌なじみのいいブラウン系がおすすめです。普段つけまつげやエクステンションをしている人もいると思いますが、就活の場にはそぐわないので避けるようにしてください。
④チークは健康的な印象を重視
チークは必須ではありませんが、入れると血色がよく見えます。チークブラシを鼻先と耳の中央を結んだ線の真ん中に置き、ななめ楕円状に薄くいれるようにしてください。

図4基本のチークHOW TO
(出所「【就活メイク完全版】基本のメイクから業界別おすすめヘアメイクまで徹底解説♪」資生堂)(https://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/DB009213/)
チークは入れる位置によっては子どもっぽく見えるため注意が必要です。また濃く入れすぎると厚化粧に見えて、就活の場では不自然な印象を与えるため避けましょう。
⑤リップは色選びがポイント
人と話をするときには、相手の口元につい目がいってしまいます。リップはきちんと塗っておくようにしましょう。リップを選ぶときには、自分の肌の色にあった、健康的な色を選ぶことがポイントです。手の甲など実際に自分の肌の色とあわせて選ぶようにしてください。

図5基本のリップメイクHOW TO
(出所「【就活メイク完全版】基本のメイクから業界別おすすめヘアメイクまで徹底解説♪」資生堂)(https://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/DB009213/)
リップにはツヤのあるものもありますが、就活ではマットな落ちついたタイプのほうがきちんとした印象を与えます。選んだリップをライナーや紅筆で輪郭を取ってから、ていねいに塗り込むようにしてください。口角がすっきりと上がって見えるように仕上げると、意欲的に見せる効果があります。
⑥ヘアスタイルは顔周りを意識
ヘアスタイルも顔の印象を大きく左右します。とくに就活では、眉と耳を出して表情がはっきりとわかるヘアスタイルが求められます。顔周りの髪がぐずついて見えないようにヘアスタイル剤でしっかりと抑え、きっちりと見えるようにしておきましょう。

図6基本のヘアスタイルHOW TO
(出所「【就活メイク完全版】基本のメイクから業界別おすすめヘアメイクまで徹底解説♪」資生堂)(https://www.shiseido.co.jp/sw/beautyinfo/DB009213/)
とくに前髪を流して固める場合には、あいさつをしても落ちてこないか確かめておくことが大切です。前髪が落ちてしまうと、アイメイクをこすってくずれてしまうかもしれないので要注意です。
3.まとめ
就活メイクのポイントは、「社会人としての身だしなみ」を意識して、清潔感を大切にすることです。過度で派手なメイクはかえって逆効果になるため、自分の顔色や肌質にあったメイク用品を、ひと通りそろえるだけで十分です。
今回紹介した就活メイクのポイントを押さえれば、外面の印象は問題ないはずです。面接では自信を持って自分の中身をアピールしてください。