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就活に活かそう!OB・OG訪問のマナーや質問例をご紹介

就活に活かそう!OB・OG訪問のマナーや質問例をご紹介

 

就活対策のひとつとして、OBOG訪問があります。OBOG訪問で先輩達とのつながりを作ることで、実際の会社の雰囲気を知ったり、実践的なアドバイスを受けたりできる大切な活動です。

 

OB・OG訪問は就活成功のためにも欠かせないものですが、訪問時には失礼のないマナーや対応が求められます。

 

今回は、OBOG訪問の方法やマナー、質問する内容などをご紹介します。

 

 

1.OBOG訪問はいつからスタートする?

 

OB・OG訪問が始まるのは、本格的に就活がスタートする大学3年の3月より少し前辺りといわれています。

 

本格的に就活がスタートすると、プレエントリーを開始したり、企業説明会へ参加したりと慌ただしくなるため、その前にOBOG訪問を済ませておく人が多いようです。

 

しかし、就活が本格的に始まった後でも、合間をみてOBOG訪問をするのは問題ありません。就活に無理が出ないように進めてください。

 

 

2.OBOG訪問を行うメリットは?

 

OB・OG訪問のメリットは、実際に働いている先輩の生の声を聞けることでしょう。実際に働いていなければわからない会社の社風や人間関係について詳しく聞ける絶好のチャンスです。

 

また、入社して23年の先輩の経験はフレッシュで、選考方法や研修内容などもそれほど差がないため、就活に役立てられます。悩みに対するアドバイスや分からないことにも親身に対応してもらえるケースが多く、モチベーションアップにもつながるでしょう。

 

 

3.OBOG訪問の流れ

 

それでは、実際にOBOG訪問するときの流れについて見ていきます。

 

(1) 訪問を受け入れてくれるOBOGを探す

一般的に、自分の大学の就職課やキャリアセンターから名簿・データをもらい、OBOGを探します。訪問したい人を見つけたら、窓口へ相談して連絡先を教えてもらいましょう。

 

その他にも、ゼミの教授やサークル・バイト先の先輩など、いろいろな縁をたどって見つけるという方法もあります。

 

(2) メールや電話で訪問依頼をする

大学の窓口経由で訪問依頼をお願いできるのであればお願いし、できない場合はメールにて訪問依頼をするのが一般的です。

 

メールは就業時間の間に送るようにし、深夜や早朝、就業開始直後など忙しい時間帯は避けるようにします。もし電話番号しか分からない場合は電話でアポイントを取りますが、電話をかける時間も同様に常識的な時間にかけるのがおすすめです。

 

メールを送る際、社会人は一日に大量のメールを受信するため、「OG訪問のお願い」など分かりやすい件名をつけるようにしましょう。

 

<依頼メール例>

件名:OG訪問のお願い(□□大学△△学部 ○○(氏名))
株式会社 ■■■■
▲▲部 ●●●● 様

初めてメールさせて頂きます。
□□大学△△学部の○○と申します。

大学の就職課にて●●様を知り、
OG訪問のお願いをしたくご連絡させて頂きました。

現在大学3年生で、就職活動をしております。
学生時代より国際経済に興味を持ち、商社への就職を希望しており、
貴社の貿易関連業務にとても魅力を感じました。

お忙しいところ恐れ入りますが、
以下の日程でご都合の良い日にちと時間をお知らせ頂くことは可能でしょうか。

<候補日程>
・12月1日(月)
・12月3日(水)
・12月5日(金)

突然のメールでのお願いで大変恐縮ですが、
何卒よろしくお願いいたします。

---------------------------------------
○○(氏名)
□□大学△△学部
携帯番号 080‐0000 - 0000
E-Mail  abc@abc.jp
---------------------------------------

 

 

特に34月は業種によって非常に忙しくなりますので、訪問日の候補は何日か余裕を持つようにしましょう。

 

(3) 訪問先の情報をリサーチする

社会人である先輩方は、忙しい時間をやりくりして時間を作ってくれています。会話をスムーズに進めるために、ある程度訪問先の会社や業界、その人の職種についてリサーチしておきましょう。

 

(4) 実際に訪問する

訪問当日は、遅刻厳禁ですので余裕をもって家を出るようにしましょう。

 

ツールを使ってオンライン面談する場合も同様です。アクセスするだけと高をくくらず、ログイン方法を確認する、マイクテストを行うなど事前準備は怠らないようにします。

 

1分でも遅刻すると「だらしがない学生だな」と思われる可能性があるので、時間はきちんと守るようにしてください。

 

(5) 質問する

笑顔で挨拶と感謝を述べ、いざOBOG訪問のスタートです。

 

緊張することを想定して質問事項を書き出すという人もいますが、一方的に質問してしまっても、一問一答のようになっていまい、聞きたい情報が聞き出せないまま終わってしまう可能性もあります。

 

大切なのは「会話をすること」です。会話がはずめば、先輩方も親切に色々教えてくれるかもしれません。リアクションをきちんと取り、返答してくれたことに質問を重ねるなどで会話のキャッチボールを心がけましょう。

 

(6) お礼をする

訪問が無事に終了したら、忘れずにお礼をします。お礼はお会いした当日もしくは次の日にはメールで伝えてください。

 

感謝の気持ち、参考になった部分などを添えて出すと印象が良くなります。

 

<お礼のメール例>

件名:OG訪問のお礼(□□大学△△学部 ○○(氏名))
株式会社 ■■■■
▲▲部 ●●●● 様

お世話になっております。
〇月○日にOG訪問でお世話になりました、
□□大学△△学部の○○(氏名)です。

この度は、ご多忙の中お時間を頂き
誠にありがとうございました。

●●様より貴重なお話を聞くことができ、ますます仕事への関心が高まりました。
同時に目まぐるしく動く貿易業界の厳しさも知ることができ、とても参考になりました。
この経験を活かし、就職活動に臨みたいと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
---------------------------------------
○○(氏名)
□□大学△△学部
携帯番号 080‐0000 - 0000
E-Mail  abc@abc.jp
---------------------------------------

 

4.OBOG訪問で聞いておきたい質問

 

OB・OG訪問時に聞いておきたいのは、その会社で働いている人の生の意見です。会社の雰囲気(緊張感のある職場なのか、アットホームな感じであるのか)や仕事の流れ、残業時間ややりがいなど、率直な意見を聞いてみると良いでしょう。

 

<質問例>

  • 会社はどのような社風ですか?
  • 入社前の情報と現在のお仕事にギャップはありましたか?
  • ●さんは、なぜこの会社を選んだのですか?
  • ハードな仕事だと伺っておりますが、大変だなと感じることはありますか?

 

 

5.まとめ

 

今回は、就活で活かせるOBOG訪問のマナーや質問などについてご紹介して参りました。

 

OB・OG訪問を希望する場合、大学の就職課などを通じアポイントを取り、メールなどで連絡を取ってからお会いするとスムーズでしょう。

 

訪問時はマナーに気をつけ、時間厳守と挨拶を行うようにし、訪問後はお礼の連絡を入れることを忘れずに行います。

 

OB・OG訪問は、実際に会社で働いている方の話を聞くことが出来る貴重な機会です。その貴重な経験を活かし、成功に一歩近づきましょう。

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編集者 渡辺

人材業界の大手転職メディアの企画/編集を15年、そして10年以上新卒・中途採用の面接官を行い、年300人以上の就職者に耳を傾けてきました。特異分野は、各業界や企業の分析、データに基づいた役立つ記事を更新していきます。

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