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就活で押さえておきたい適性検査はこの5種類!概要と対策

就活で押さえておきたい適性検査はこの5種類!概要と対策

今や多くの企業が、応募者の振り分けに適性検査を活用しています。応募者の多い大企業では、適性検査の結果で応募者の足切りを行うところもあるほどです。

 

適性検査には多くの種類がありますが、今回は主な5種類のテストの内容を紹介します。しっかりと対策を行い、高スコアを目指すようにしてください。

 

 

1.就活で受験が求められる適性検査とは?

 

就活においては、多くの企業がESや面接と同時に、性格検査と能力検査からなる「適性検査」の受験を求めています。適性検査では一般常識や計算能力だけではなく、発想力や論理的思考、基本的な性格などをある程度把握できることが特徴です。

 

企業にとっては、自社の風土や企業理念に適した人材かどうかを判別できるため、選考時の大きな判断材料になります。

 

2. 就活でよく利用される適正検査は5種類

 

現在就活の現場でよく利用されている適性検査には5種類あります。どのような内容なのか、順番に見ていきましょう。

 

①SPI

 

SPIは、日本の大企業の約半数が導入しているといわれている、就活生なら聞いたことがない人はいないほどの代表的な能力検査です。SPIは、性格検査と能力検査の2つに分かれていて、企業が用意した会場もしくはテストセンターで受ける、自宅のパソコンで受けるなどさまざまな形式があります。

 

  • 性格検査
    設問数:約300問
    回答時間:30〜40分(実施方法により異なる)
  • 能力検査(言語・非言語)
    設問数:約40〜97問 (実施方法・テストの種類によって異なる)
    回答時間:35〜70分 (実施方法によって異なる)

 

能力検査は言語と非言語にわかれていて、言語は国語問題、非言語は数学問題が出題されます。

 

②玉手箱

 

玉手箱は、自宅受験型のテストでトップシェアを誇る能力試験で、以下の内容が出題されます。

 

  • 言語 論理的読解、趣旨判定、趣旨把握
  • 計数 四則逆算、図表の読み取り、表の空欄の推測
  • 英語 論理的読解、長文読解、
  • 性格
  • 意欲

 

企業はこれらの出題科目を自由に組み合わせられ、フレキシブルに利用できます。玉手箱は1つの出題科目からは同じ形式の問題しか出題されませんが、短時間に多くの問題を解く必要があるため難易度が高い試験です。

 

③GAB(C-GAB)

 

SPIに次ぐシェアを誇る能力試験で、GABは企業の用意した会場に出向いてのマーク形式、C-GABはテストセンターでのPCによる受験となります。

 

GABは言語・計数・パーソナリティの3分野で、C-GABは英語が追加されて4分野が範囲とされています。

 

問題数は玉手箱より少ないものの、やはりスピードを求められる試験です。

 

④CUBIC

 

CUBICは、性格検査と能力検査が用意されています。能力テストは言語・数理・図形・論理・英語の5科目でそれぞれ7種類(英語は4種類)の難易度があり、企業が自社にあわせて組み合わせて使用します。

 

⑤TG-WEB

 

TG-WEBは、テストセンター方式、WEB方式、マークシート方式の3種類の受験方式が用意されています。言語問題、非言語問題、性格適性検査がありますが、SPIや玉手箱よりも難易度が高いこと、問題形式が独特で対策が非常に難しいことが特徴です。

 

3.適性検査の対策方法

 

種類が多い適性検査ですが、対策はどのように行えばいいのでしょうか。

 

①問題集や過去問に取り組む

 

企業によっては、どの適性検査を採用しているのか公開しているため、まずはチェックしてみましょう。どのテストを採用しているかわかったら、問題集や過去問を購入して対策を行います。

 

能力検査は短時間で数多くの問題を解かなければならないものが多いため、効率よく問題を解くためには形式に慣れることが大切です。時事問題については、最新の問題集を購入して取り組むようにしてください。

 

②テストセンターで受験する

 

企業によっては、企業の用意した会場で受けるか、テストセンターで受けるかを選べるようになっています。

 

テストセンターで受ける場合は、これまでに受けたテストの中からもっとも良いスコアを提出できます。そのため、テストセンターでの適性検査を実施している企業を複数受験するのもひとつの手です。

 

③性格試験は対策しすぎない

 

性格試験は、企業が求める人材を意識するあまり、自分を偽って回答してしまうのはおすすめしません。性格試験は似たような問題が言葉をかえて繰り返し出されるため、嘘をつこうとすると回答がブレてしまい、かえってマイナス評価になる心配があります。

 

性格試験は、対策しすぎないようにして、ありのままで答えるようにしましょう。

 

4.まとめ 

 

企業が実施する適性検査は種類が多く、傾向が異なるため、事前にどのテストが採用されているのか確認すると安心です。

 

どの試験も短時間で多くの問題を解く能力が求められるため、あらかじめ過去問や問題集で傾向をつかみ、テスト慣れしておきましょう。しっかり対策を行い、高得点をとれるようにしてください。

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編集者 渡辺

人材業界の大手転職メディアの企画/編集を15年、そして10年以上新卒・中途採用の面接官を行い、年300人以上の就職者に耳を傾けてきました。特異分野は、各業界や企業の分析、データに基づいた役立つ記事を更新していきます。

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