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就活の山場!二次面接でアピールすべきポイントをおさえよう

就活の山場!二次面接でアピールすべきポイントをおさえよう

一次面接を通過したら、次は二次面接へ進みます。面接前の対策で大切なのが、一次面接と二次面接の違いを把握し、それに合わせた準備を行うことです。

 

就活の二次面接ではどんなポイントを見られているのでしょうか。またどんな答え方が面接官に好印象を与えるのでしょうか。

 

この記事では、就活の二次面接対策について詳しく説明します。

 

 

1.一次面接と二次面接ではチェックポイントが異なる

 

一次面接の目的は、論理的な思考ができるか、コミュニケーション力があるかといった社会人としての基本的な能力をチェックして、ある程度の人数に絞ることです。

 

二次面接はその中から、自社に合った人材を見極めるために、就活生がどんな価値観や特質を持っている人物かをチェックしています。特に企業とのマッチ度、志望度合いの高さ、将来のビジョン、企業・業務への理解度に重きを置いて評価される傾向があります。

 

そのため、二次面接は、現場の社員や役職者、または人を見る目に肥えている人事担当者によって行われることが多いです。

 

「人柄」「能力」のアピールが効果的だった一次面接とは異なり、二次面接を勝ち抜くためには「自分が企業の求める人物像に一致する」ことを伝えなければいけません。一次面接と同じ要領で準備するのではなく、二次面接に合わせた回答や面接対策をとりましょう。

 

 

2.二次面接の目的に合わせた回答で印象アップ

 

二次面接では、二次面接の目的に沿って、よく聞かれる質問があります。そんなときはツボを押さえた答え方で面接官に好印象を残すようにしましょう。

 

①.将来のビジョンから価値観・人となりを知ってもらう

 

二次面接で最も重要なのが、「自分は企業が求める人材である」という点のアピールです。企業も、利益を上げて会社に貢献する人を採用したいもの。企業がイメージする働きができるということを伝えなくてはいけません。

 

そこで、二次面接では就活生の思い描く将来像が企業の求めているものとマッチしているかを図る質問をされることが多くあります。

 

質問例
・入社したらやりたいことはなんですか?
・将来役職についたら、どのように部署を引っ張っていきたいですか?
・働く際はどんな目的を持って仕事に取り組んでいきたいですか?
・10年後どうなっていたいですか?

 

こういった質問に表れる価値観が社風と合っているかがチェックされているため、事前に社風や経営理念など企業が求める人物像を調べておく必要があります。それに沿った将来のビジョンを組み立てることで、企業へのマッチ度を評価してもらいやすくなります。

 

②.企業への理解度で入社意欲をみせる

 

入社への熱意を見せるために、企業の特徴や業務内容をきちんと理解しておくことも大切です。理解度が高いと、入社後イメージと違ったという理由で退職するリスクも少なくなるため、企業側もよくチェックするポイントです。

 

企業への理解度を測る質問では「あまりうちの会社のことをわかっていないのかな?」「この業界への関心が低そうだ」と思われないように注意しましょう。

 

質問例
・当社の強みは何だと思いますか。
・この業界の将来性についてどう考えますか。
・うちの会社に入ったら、どんな部署でどのような働きをしたいですか。

 

③.会社の求める人物像に合わせて人柄をアピール

 

面接官は、一次面接では把握しきれなかった就活生の特徴をもっと知りたいと思っています。加えて、二次面接ではその特徴が「会社の求める人物像」と一致しているかも確認します。

 

質問に答えるときはただ単に自分の強みをアピールするのではなく、企業から高評価を得そうな特徴に結び付けて話すようにしましょう。

 

質問例
・これまで「すごいことをやり遂げた」と感じた経験を教えてください。
・大きな失敗をしたエピソードはありますか。
・学生時代、真剣に取り組んだことはなんですか。
・あなたの長所と短所を教えてください。またそれを人生にどう活かせると思うか教えてください。

3.企業と業界をリサーチして二次面接の準備を整えよう

 

回答するときに注意したいのが「社会的に高評価を得る特徴」と「企業が評価する特徴」は一致するとも限らないということです。

 

例えば「好奇心が旺盛」という特徴は、ポジティブなイメージがあり何か新しいアイディアが求められる分野では評価されますが、言い方を変えれば「同じことの繰り返しより新しいものを好む」ということ。1つのことを地道にコツコツと行う業務には向いていないと思われるかもしれません。

 

自分の特徴やエピソードをあげるときは、そのことのネガティブな面とポジティブな面を考え、二次面接を受ける企業にとって、良い印象になりやすいものを選ぶようにしましょう。

 

そのためには企業研究を行ない、採用ページや会社説明会から読み取れる「企業の求める人物像」を知ることが大切です。また適職診断ツールなどで一般的にその業界に適性がある人の特徴を調べ、それに沿った回答を準備するのもいいでしょう。

 

 

4.まとめ

 

企業とのマッチ度、入社意欲、企業への理解度を重視する二次面接では、入念な企業研究が欠かせません。それを元に、企業が求める人物像に結び付けた回答を準備することが二次面接を乗り切る秘訣です。

 

二次面接を超えたら内定はもうすぐそこです。この会社に入社して活躍したいという意欲を、自信を持って伝えられるようしっかり対策を練っていきましょう。

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編集者 渡辺

人材業界の大手転職メディアの企画/編集を15年、そして10年以上新卒・中途採用の面接官を行い、年300人以上の就職者に耳を傾けてきました。特異分野は、各業界や企業の分析、データに基づいた役立つ記事を更新していきます。

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