ついに迎える新卒の入社日は、新たな社会人生活への期待と不安が入り混じる瞬間です。好印象でスタートを切れるように、準備万端で臨みましょう。
しかし、新卒だとビジネスシーンでどういった持ち物が必要になるのかあまりイメージが湧かないかもしれません。入社初日は何を持って行けばいいのでしょうか。
そこで、新卒が入社に備えて準備するべき持ち物や入社日に持っておくと良いアイテムを紹介します。
1.入社日の必要書類は前もって準備しよう
新卒で入社する際に忘れてはいけない持ち物が入社手続きの必要書類です。新入社員が求められる必要書類には次のようなものがあります。
- 卒業証明書
- 身分証明書
- 国民年金手帳のコピー
- 給与振り込み用の口座通帳
- 印鑑
卒業証明書が手元にない場合は大学などに問い合わせて発行してもらう必要があります。また、身分証明書は会社によって指示される書類がさまざまで、住民票のように市区町村の役場で発行するものもあるでしょう。
提出日の前日に、会社が指定する銀行の口座を作らないといけないことや、準備に時間がかかる書類が含まれていることに気がついても遅すぎます。提出書類の遅延で入社早々から印象が悪くなってしまわないよう、必要書類の確認は前もって行なうようにしましょう。
また、入社直後は何かと書類の記入があるため、押印用の三文判を持ち物に入れておくといつでも記入・提出ができます。朱肉付きケースに入れ、インク拭き取り用の懐紙をセットにして持っておくといいでしょう。業務で使う印鑑は支給されることが多いですが、念のためシャチハタのようなインク式の印鑑も用意しておくと安心です。
2.新卒社員が用意しておくべき持ち物を揃えて印象アップ
ビジネスパーソンとして必要な物をきちんと用意しているなら、新入社員として好印象を持ってもらえるのは間違いありません。そこで新卒での入社日から揃えておきたい持ち物を紹介します。
①.筆記用具とノートで意欲的に仕事を覚える
会社の規則、社内設備、仕事内容など新卒社員は入社初日から覚えることがたくさんあります。一度教えてもらったことをまた聞いてしまわないように、とにかくメモをきちんと取ることが欠かせません。
仕事を覚えるための持ち物である筆記用具とノートをきちんと用意して活用すれば、意欲的な新入社員として好印象を持ってもらえるでしょう。
ポケットに入るサイズのメモ帳を1つ持っておくと、何かを教えてもらったその場でさっと書き留めることができます。後から読み返した時にわかるように、日付や誰から聞いたかも一緒にメモしておきましょう。
座って研修や説明を受けるときは、図や色ペンを使って詳細まで書き残せるようA4やB5サイズの大きめのノートが必要です。必要事項をメモして資料の該当箇所に貼っていけるよう付箋も用意しておくと良いでしょう。
筆記用具はボールペン、赤ペン、マーカー、シャープペンシル、消しゴムをペンケースに入れて持ち歩きましょう。コンパクトでビジネスシーンに合うシンプルなデザイン・色のペンケースがおすすめです。
②.社会人として必要なビジネスアイテムを揃える
新卒で社会人になると、ビジネス用の持ち物を揃える必要があります。
まずビジネスパーソンに欠かせない名刺入れを忘れないようにしましょう。初日から自分の名刺が配布されることは少ないかもしれませんが、用意しておくといつ支給されても安心です。
名刺入れは外部の人の目に触れるアイテムなので、派手なものは避け、革製のシンプルなものがおすすめです。必要に応じて、定期や会社のIDを入れるパスケースも準備します。
また、入社して間もないころは色々な書類を持ち帰ることが多いため、汚れないようA4サイズのクリアファイルも持っておくといいでしょう。鞄は同じくA4サイズが入る大きさのものを用意します。
これまで使っていたスマホケースや手帳などを仕事でも使う際は、キャラクターものや装飾が多いデザインだとビジネスシーンでは浮いてしまいます。仕事の日の持ち物はシンプルなビジネス仕様のデザインのものに変えるようにしましょう。
③.身だしなみを整えるエチケットグッズも忘れずに
直接仕事に使うわけではありませんが、身だしなみを整えるための持ち物も社会人には欠かせません。ティッシュ、ウェットティッシュ、ハンカチや、女性なら予備のストッキング、化粧ポーチなども必要です。
外回りがある部署の配属なら、鞄にいつでも折りたたみ傘を入れておくと急な雨にも対応できるでしょう。携帯用のミラーがあるなら、取引先を訪問する前にさっと身だしなみをチェックできるので便利です。
- ノート
- 小さいメモ帳
- 筆記用具
- 名刺入れ
- パスケース
- A4サイズのクリアファイル
- ティッシュ
- ウェットティッシュ
- ハンカチ
- 予備のストッキング
- 化粧ポーチ
- 折り畳み傘
- 携帯用ミラー
3.まとめ
入社後、ここにあげた持ち物すべてを使うとは限りません。しかし、新卒で入社し、会社という新たな環境の中で「何かが足りない」となると一気に緊張感が増してしまいます。必要になる可能性がある持ち物を備えておくなら、どんな状況でも対応できるという安心感からリラックスして入社日を迎えられるでしょう。