企業研究
自分に合ったインターンシップの選び方と探し方とは?就活の勝負は大学3年生の夏から始まる!

 

日本の企業の大多数は、夏からインターンシップを開催するところが多く、大学3年生の夏休み以降は、就活に関する「最初の勝負どころ」となっています。

 

ただ、インターンシップへの参加を考えてはいても、

「インターンシップ先の企業をどうやって探したらいいのかわからない」

という方も、中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回は、初めてインターンシップに挑戦する就活生を対象に、自分に合ったインターンシップの選び方や探し方などを詳しく解説していきます。

 

ぜひ、インターンシップを利用して、目指す企業の内定を勝ち取りましょう!

 

 

1.インターンシップの選び方

 

 

下図1は、厚生労働省がまとめた「インターンシップ参加企業の選び方」です。

 

  1. 業界・企業・職種
  2. 内容
  3. 条件

 

の3つから、インターンシップに参加する企業を選び出していきます。

 

 

インターンシップ参加企業の選び方

図1 引用)厚生労働省「第3章:テーマ③インターンシップを行うに当たって」P87(https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/pdf/daigakumukeshiryou_3_3.pdf)

 

 

 

①業界・企業・職種

 

興味のある業界や企業、職種が決まっている人は、こちらの中から選択をしましょう。

 

もし、ターゲットとなる企業が特に定まっていない場合には、「業界」「職種」のどちらか一方から選び出してみるのも一つの方法です。

 

また、気になる企業はあるけれど、その企業がインターンシップを実施していない、募集人数が多くないといった場合には、仕事内容が近い同じ業界内で探してみるのもおすすめします。

 

同業種の会社の情報があると、気になる企業の業務内容についても理解を深めることができるうえに、業界の将来性や課題などの情報も入手しやすくなるといえるでしょう。

 

興味のある業界がある人は、同業種の中で複数の企業に参加してみると、様々な企業の特色が把握できるため、こちらもおすすめします。

 

 

②内容(体験できる内容・専攻内容を活かせる・身につくスキル)

 

特に興味のある業界や企業がないという人は、プログラムの内容で選ぶのをおすすめします。

 

コツとしてはプログラムの内容を確認して、どんなメリットが得られるのかを考えてから、選ぶようにしてください。

 

「仕事体験型」では、実際に日常業務の一部を体験できるものもあり、理系の実践方式の場合では、アシスタントとして研究に参加可能なこともあります。

 

「プロジェクト型」としては、会社が与えた課題に対して、チームでディスカッションを行う「グループディスカッション(GD)」があり、同時期に就活している他の学生のレベルを知ることができるでしょう。

 

「会社説明会型」の会社・業界セミナーを受けると、実際にそこで働いている社員から、会社や業界の説明をリアルに聞けます。*1

 

明確な目的がない場合は様々なインターン求人を見たり、自分が興味を引かれるプログラムが複数ある場合は、その共通点を考えてみたりするのも良いかもしれません。

 

インターンシップを体験することで、何を学んでみたいのか、どんな職業に就いてみたいのかを把握するきっかけになる場合もあるからです。

 

 

③条件(開催時期・実施日数・開催地域)

 

興味のある業界や企業が特にないという人は、実施期間で選ぶのもよいでしょう。

 

実施期間は、数日間という短期のものから、数週間~1か月以上にもなる長期のものがあります。

 

「なるべく複数企業のインターンシップを体験してみたい」という人は短期型のものを、「じっくりと体験してみたい」という人は、長期型のインターンシップへの参加がぴったりです。

 

長期のインターンシップの中には、受けると大学側で単位認定をしてくれるものあり、単位の心配がいらない場合もありますからチェックをしておきましょう。

 

 

2.インターンシップの探し方

 

 

インターンシップの探し方には、おもに下記の3つの方法があります。

 

  1. 企業の公式サイト
  2. 大学のキャリアセンター・インターンシップ紹介専門サイト
  3. 先輩や友人からの紹介

 

ここでは、インターンシップの探し方について、簡単に解説をしていきましょう。

 

 

①企業のホームページ

 

企業によっては、求人情報サイトなどにインターンシップの情報を掲載していない場合もあります。

 

もし見当たらないときには、直接、企業の公式サイトを確認してみましょう。

なかにはインターンシップ向けのページが用意され、詳しくプログラム内容が掲載されている場合もあります。

 

専用の応募フォームから申し込む場合もありますので、ぜひ、お目当ての企業がある場合には、その会社の公式サイトを確認してください。

 

 

②大学のキャリアセンター・インターンシップ紹介専門サイト

 

多くの大学にあるキャリアセンター(就職部や就職センターなどの名称も)も、就活生の心強い味方です。

 

様々な業界別の就職ガイダンスなども行われており、社会で活躍している卒業生による講演会や懇談会などのイベントを、開催することも少なくありません。

 

キャリアセンターの職員が個別相談に乗ったり、専門家による相談も受けられることもあります。

 

各大学に届いた求人票も公開しており、条件の良い限定求人が見つかる場合も多いでしょう。

 

また、近年では、インターンシップの紹介サイトも数多くあり、業種や職種が明確に決まっているのであれば、それに特化した専門サイトのサービスを利用するのも一つの方法です。

 

決まっていない場合でも、総合的に調べられるサイトもありますので、安心して利用してください。

 

 

③先輩や友人からの紹介

 

「先輩や友人から紹介を受ける」という方法も有効的です。

 

実際にその会社で働いている人の話を聞けるので、リアルな情報を手に入れられるのがメリット。

 

会社の知られざる内情なども知ることができるので、ネットなどでは得られない事実がわかるようになります。

 

企業との相性をリサーチするためにも、先輩や友人から正しい情報を仕入れて、納得出来たらインターンシップに参加するというのも、良い選択肢の一つでしょう。

 

 

3.インターンシップに参加した大学生の実情

 

 

ここでは、実際にインターンシップに参加したことのある大学生の実情をご紹介します。

 

 

①参加時期は大学3年生の1~3月が最も多い

 

下図2によると、インターンシップに参加した時期については、大学3年生の「1月~3月」の参加割合が約5割で最も多く、次いで大学3年生の「7月~9月」の割合が多くなっていることがわかります。

 

大学3年の「10月~12月」も約3割程度おり、就活を目前に控えた大学3年の夏以降から開始する人が多いといえるでしょう。

 

一方、大学4年生の「4月~6月」になると、参加割合は一気に5.9%に下がり、その後は限りなくゼロに近い状態になっていきます。

 

このことからも、インターンシップを実践する時期は、大学3年生の夏から冬の時期にかけてが一番多いです。

 

 

インターンシップ参加時期

図2 引用)内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」P42(https://www5.cao.go.jp/keizai1/gakuseichosa/pdf/301010sokuhou.pdf)

 

 

 

 

②参加日数は「1日」が年々増加

 

2018年度に内閣府が行った調査では、インターンシップを体験する日数としては、「1日」が36.8%となり、最も多い割合を占めました。

 

次に多いのは「5日~10日」の29.8%となり、やや長めの日数を選ぶ人も少なくありません。

 

2017年度までの調査では、「5日~10日」を選ぶ人が最も多くいましたが、年々「1日~4日」の短期間を選ぶ人が増加傾向にあり、1つの企業だけでなく、様々な企業のインターンシップを体験する人が増えつつあります。

 

 

インターンシップ参加日数

図3 引用)内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」P43(https://www5.cao.go.jp/keizai1/gakuseichosa/pdf/301010sokuhou.pdf)

 

 

 

 

③インターンシップを体験すると業界や業種への理解が深まる

 

インターンシップを体験することにより、学生は様々なメリットが得られます。

 

一番多いメリットは、「業界・業種を理解することができた」となり、「1日」のインターンシップでは84.5%になりました。

 

「2日間以上」では、77.8%となり、約8割前後の学生が、インターンシップを受けることにより理解を深めています。

 

ただ、特徴的なのは、「業界・業種を理解することができた」に関しては、「1日」が満足度が高かったものの、その他以外の全ての項目においては、「2日間以上」インターンシップを体験した人の方が、参加して感じた効果は高い結果となっています。

 

特に、

「自分の将来設計(キャリアプラン)を考えるのに役だった」

「自分自身のスキルや能力についてよく考えるきっかけとなった」

という点においては、両者間では2倍以上の差があります。

 

業界や業種については、比較的短期間でも理解できますが、キャリプランやスキル能力など、実務に関する事柄には、多少の時間がかかるのかもしれません。

 

 

インターンシップ参加後の感想

図5 引用)内閣府「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」P47(https://www5.cao.go.jp/keizai1/gakuseichosa/pdf/301010sokuhou.pdf)

 

 

 

4.まとめ

 

 

今回は、インターンシップの選び方や探し方を中心に、詳しく解説をしていきました。

 

就職情報会社マイナビが行った最新の調査によると、近年では、内定先のインターンシップに参加した学生の割合は半数を超えており、年々増加傾向にあります。

 

2021年卒では、50.4%の学生が内定先のインターンシップに参加しており、2人に1人が内定先のインターンシップに参加しているという状況です。*2

 

いまや、早期内定を勝ち取るには、インターンシップに参加することが重要な要素となっています。

 

新型コロナの影響で、就職説明会の開催が中止になることも多く、インターンシップの重要性はさらに増していく可能性が高いです。

 

また、インターンシップを体験すると、自分の適性に合っている業界もしくは企業なのかを、見極めることができます。

 

ぜひ、インターンシップに参加して、自分に合った仕事を見つけてみましょう。

 

 

参考資料/参考データ
*1 参考)「就職四季報」就職四季報「企業・インターンシップ版 2022年」P14-15
*2 参考)NHK「大学生とつくる就活応ニュースゼミ」
www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/syukatsu/syukatsu511/

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