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自分にぴったり合う副業の種類を見つけよう!カオスマップで注目の副業8種類も詳しく解説!

自分にぴったり合う副業の種類を見つけよう!カオスマップで注目の副業8種類も詳しく解説!

 

2018年6月に成立した働き方改革により、 副業解禁や育児・介護との両立など多様化する現代のライフスタイルに合わせるように法律が改正されました。

近年では大企業でも副業を認める動きが続き、様々なスキルウェア業者が副業サイトを運営しています。

それに伴い副業の種類も、多種多様なものが提供されるようになり、かつては考えられなかった仕事もけして珍しくはありません。

 

そこで今回は、副業の種類について詳しく解説をしていきます。

これから増加していくと見られるサービスもご紹介しますので、これから副業することを検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

 

 

 

 

 

1.注目の副業系サービス「カオスマップ2020年版」が公開

 

 

2020年12月25日(金)に、副業マッチングサービス「シューマツワーカー」を運営する株式会社シューマツワーカー(本社:東京都渋谷区/ 代表取締役:松村幸弥)は、副業系サービスカオスマップの2020年版を公開しました。

 

ここではこちらのカオスマップを参照しながら、2020年以降の副業サービスについて動向を探っていきましょう。

 

 

副業カオスマップ2020版

図1 引用)朝日新聞デジタル「シューマツワーカーが自分に合う副業サービスが見つかる「副業系サービスカオスマップ 2020年版」を公開!」(https://www.asahi.com/and_M/pressrelease/pre_21310933/)

 

 

 

 

①「副業社員型」「ギグワーク」「配信・発信型」のサービスが増加傾向

 

2019年版と比較すると、全体的に新型コロナウイルスの影響とみられる変化が多く、「副業社員型」「ギグワーク」「配信・発信型」のサービスが増加傾向にあります。

ギグワークとは1~3時間などの短い時間だけ働く就業形態を指しており、継続した雇用関係はありません。

拘束されないのでサラリーマンが空いた時間を利用して、単発的に働けるのがメリットです。

感染予防のため、フードデリバリーのニーズが急増し、ギグワークの副業も、2019年は飲食店でのバイトが主な仕事でしたが、2020年はデリバリーや倉庫内作業の需要が増えました。

また感染防止のため、社員の在宅ワークが増加したことにより、YouTubeなどに作成した動画コンテンツを配信する人も増え続けています。

 

 

②「エンタメ×副業」の可能性が高まる見通し

 

外出自粛により在宅時間が増えたため、エンタメコンテンツの需要はますます増加し、「エンタメ×副業」の可能性がさらに高まる見通しです。

ライブ配信系サービスなどの「配信・発信型」は、2020年よりさらに参入する人も多いでしょう。

 

芸能人もテレビより、YouTubeやTikTokなどに参入する動きが見られ、個人が発信するプラットフォームは、将来的にさらに大きな市場へと成長することが見込まれています。

 

 

 

 

2.カオスマップで注目の副業8種類

 

 

カオスマップでは合計186個の副業系サービスを掲載しており、様々な副業の種類が提供されています。

ここでは副業の代表的な種類を8タイプに分けて、主な副業サイト、特徴、仕事例と報酬などを表にまとめましたので、ご参考にしてください。

 

 

①副業社員型

 

主な副業サイト 特徴 仕事例と報酬(円)
シューマツワーカー ・週末や平日夜などの空いてる時間に働ける企業をご紹介するサービス
・IT系で在宅でできる案件が多い
・フロントエンドのアプリケーション開発
(2,000~4,000/時)
・Webサイトのデザイン
(2,500/時〜)
Offers IT系のエンジニア・デザイナーのマッチングプラットフォーム 案件による

図2 参考)シューマツワーカー(https://shuuumatu-worker.jp/)、Offers(https://offers.jp/)を参考に筆者作成

 

②クラウドソーシング型

 

主な副業サイト 特徴 仕事例と報酬(円)
クラウドワークス ・2014年にマザーズ上場
・日本最大級のクラウドソーシング会社
・エンジニアなどハイスキルからデータ入力など案件が豊富
・ライティング
(1,500~20,000/1記事)
・ホームページ作成
(50,000~70,000/件)
ランサーズ ・2019年にマザーズ上場
・ライティング、データ入力からIT、経営などの専門分野まで幅広い案件がある
・データ収集・入力・リスト作成など
(1,000〜10,000/件)
・テープ起こし・文字起こしなど(90〜260/1分)

図3 参考)クラウドワークス(https://crowdworks.jp/)、ランサーズ(https://www.lancers.jp/)を参考に筆者作成

 

 

③スキル・時間販売型

 

主な副業サイト 特徴 仕事例と報酬(円)
ココナラ イラスト、占い、ロゴ作成から恋愛相談まで、個人のスキル売買のマーケット ・ロゴのアニメーション
(10,000〜30,000/件)
・占い(220~300/分)
タイムチケット 個人の時間を30分単位で売買できるサービス ・写真撮影
(13,500/時)
・キャリアコーチング
(13,500/時)

図4 参考)ココナラ(https://coconala.com/)、タイムチケット(https://www.timeticket.jp/)を参考に筆者作成

 

 

④ギグワーク型

 

主な副業サイト 特徴 仕事例と報酬(円)
シェアフル ・「1日単位で」「すぐに」「簡単に」働ける
・平均時給1,200円以上の1日単位のバイトを多数保有
・食品販売13:00 - 21:00
(11,000円 +交通費)
・清掃10:00 - 19:00
(総額9,600円 +交通費)
Uber Eats ・自転車や原付バイクで注文者の元に料理を届けるUber Eatsの配達パートナー
・好きな時に稼働でき、週単位で収入を得ることが可能
8時間稼働して約1万円など

図5 参考)シェアフル(https://sharefull.com/)、Uber Eats(https://www.uber.com/)を参考に筆者作成

 

 

⑤EC型

 

主な副業サイト 特徴 仕事例と報酬(円)
BASE BASEショップが集まったショッピングモールにショップを作成して作品や商品を販売 ・ハンドメイドマスク
(1,980/2枚)
・デコポン
(2,500/2.5キロ)
メルカリ ・要らなくなった不用品をサイトに出品して販売 ・ワンピース
(2,580/1枚)
・ブランドバッグ
(44,000/1個)

図6 参考)BASE(https://thebase.in/category)、メルカリ(https://www.mercari.com/jp/)を参考に筆者作成

 

 

⑥配信・発信型

 

主な副業サイト 特徴 仕事例と報酬(円)
YouTube 作成した動画に広告を表示させ、広告の再生数に応じて報酬を得る ・一般YouTuberは1再生あたり0.05~0.1円程度
・10万回再生されて10,000円(単価0.1円)
LINE LIVE ・スマホで簡単に配信
・スタンプやフィルターで
かわいくおしゃれにできる
・ライバーが獲得した配信スコアはLINEポイントに換算
・LINEポイントは1ポイント1円でLINEスタンプを購入、Amazonギフト券に交換が可能

図7 参考)PRESIDENT Online「フォロワー1000人で月収5000円「普通のYouTuber」の懐事情」(https://president.jp/)、LINE LIVE株式会社ノジマ「LINE(ライン)ライブとは?やり方やPCでの見方を解説」(https://www.nojima.co.jp/)を参考に筆者作成

 

 

⑦家事代行型

 

主な副業サイト 仕事内容 報酬
タスカジ 掃除や料理など家事の代行をする ・家事全般
(1,230〜2,150/時)
・交通費別途支給
キッズライン ベビーシッターとして週1から好きな時間に働ける ・仕事開始直後
(1,300~1,500/時)

図8 参考)タスカジ(https://taskaji.jp/)、キッズライン(https://kidsline.me/)を参考に筆者作成

 

 

⑧アフィリエイト型

 

主な副業サイト 仕事内容 報酬
A8.net 自分のサイトに企業の広告を掲載し、サイト訪問者がその広告から商品購入やサービスを利用すると、運営者に成果報酬が支払われる広告システム 広告により報酬金額が変わる
楽天アフィリエイト 楽天商品を自分のサイトに掲載し、商品が購入されたら成果報酬が支払われる 商品ジャンルにより2~8%

図8 参考)A8.net (https://www.a8.net/)、楽天アフィリエイト(https://affiliate.rakuten.co.jp/)を参考に筆者作成

 

 

 

 

3.地方などで場所にとらわれずに働く副業人材が増えている

 

 

2019年にフリーランス協会がインターネットで実施した調査によると、首都圏在住の人々が地方における副業・兼業(ボランティア含む)に対して、関心が高いことが明らかになりました。

回答者である会社員(潜在副業ワーカー)やフリーランスの8割以上が、地方における副業・兼業に対して意欲を示しています。

 

 

①金銭で報酬をもらう業務委託は34.3%で最も多い

 

下図9は雇用によらない形で、業務またはボランティア活動を実施した人の報酬についてまとめたものです。

「業務委託として金銭で報酬をもらう」人が最も多く、34.3%を占めています。

 

次に多いのはボランティア活動として「純粋に、無報酬で行う」人が25.2%で、副業としてではなく社会的な活動として地方に貢献しています。

 

以下は金銭的な報酬はもらわないが、交通費などの実費をもらったり、現物や金券など品物で報酬をもらったりするケースが続いています。

 

実施したことはないという人は37.8%であり、報酬の有無はさておき、地方で仕事を実施したことがあるという人は62.2%という結果が出されました。

 

 

会社員による副業実績と報酬形態

図9 引用フリーランス協会「フリーランス白書2020」P38(https://blog.freelance-jp.org/wp-content/uploads/2020/06/2020_0612_hakusho.pdf)

 

 

 

②正規従業員の割合は29.6%で雇用主は株式会社が最も多い

 

下図10はアンケートに回答した人の就業形態について、調査した結果をまとめたグラフです。

下図10(左)を参照すると、最も稼働時間が多いメインの就業形態は「個人事業主」の32.5%ですが、こちらはフリーランス協会が呼びかけたアンケート調査ということで、個人事業主の比率が高かったのでしょう。

 

しかし次に多いのは正規従業員の29.6%で、個人事業主とそれほど大きな差異がありません。

 

雇用している雇用主のタイプは「株式会社」が73.6%とダントツで多く(下図10 右)、正社員としてフルタイムで働いているサラリーマンが、地方での副業を意欲的にこなしていることが読み取れます。

 

 

就業形態雇用主のタイプ

図10 引用フリーランス協会「フリーランス白書2020」P37(https://blog.freelance-jp.org/wp-content/uploads/2020/06/2020_0612_hakusho.pdf)

 

 

 

 

4.まとめ

 

 

今回は「副業の種類」について詳しく解説をしていきました。

シューマツワーカーが発表した「副業系サービスカオスマップ」だけでも実に186もの副業サービス会社が存在しています。

副業の種類も在宅でできるIT系やハンドメイド系、外で稼ぐデリバリーサービスや家事代行など、様々な職種の副業が提供されています。

 

個人のスキルや能力、空いている時間などによって、こなせる副業にはそれぞれ違いがあります。

お金を稼ぐことも重要ですが、本業に支障が出ないような範囲内で、自分に合った副業を見つけてみてはいかがでしょうか。

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Editor14

フリーランスの転職・不動産ライター。複数のメディアで執筆中です。宅建の資格を活かし、家族が所有する投資用不動産の入居者管理もしています。住まいに関する資格である整理収納アドバイザー1級、福祉住環境コーディネーター2級も取得済みです。趣味は整理収納と料理。

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