総合商社兼松の創業は1889年(明治22年)。当時、貿易は外国商館に独占されていました。創業者である兼松房治郎は、「日本の繁栄のためには、貿易こそ日本人がやるべきだ」という意思のもと、豪州との羊毛取引に目をつけ単身シドニーに乗り込み商売を始めました。「これだ」と思ったら困難をものともせず道を切り開いていくフロンティア精神は現在も脈々と受け継がれています。しっかりとした裏づけがあれば、若手の提案であっても採用されますし、世界中のマーケット相手に自由に戦っていけるのも、その精神の表れと言えるでしょう。このよう ...