企業研究
面接は何人くらいが受かるのか内定はどのくらいでるのか、通過率を公開します
ざっくり記事をまとめると

 

  1. 本記事は、大手の人気企業を元に解説をしています。
  2. 選考の通過率・合格率は一次二次三次最終の面接によっても異なります
  3. 新卒は一次面接から内定獲得にいたるのは5~10%程度です。

 

面接官
私が在籍をしている大手財閥企業のデータを元に公開をしています。全ての企業に当てはまらないかもしれませんが大手企業を目指す方は参考になると思います。
22年度の新卒採用は日本航空、全日本空輸、ジェイアール東日本・西日本などの就活生に人気のあった、大手企業が次々と新卒採用について縮小・停止を宣言し、厳しい採用活動が見込まれています。
私は、毎年2月-3月頃になると母校サークルの後輩から就活についての相談に乗るのが通例なのですが、2021年はコロナ禍ではありましたが、後輩の不安を払拭するために、正しい就活の戦略戦術の考え方を伝えるために、今年も会ってきました。
就活生の何人かは、既にWEB面接を受けており
「手ごたえがあるのに不採用を言い渡された」「手ごたえがなかったのに通過した」という声が上がりました。
やはり一次面接・二次面接・三次面接・最終面接のチェックポイント、そして各面接の合格率、通過率が気になる模様。
そのため、今回は当記事をご覧になってくれている方のために
大手企業における一次面接の通過率、二次面接の通過率、三次面接の通過率、最終面接の通過率について、面接官の確認ポイントも踏まえて解説させていただきます。

1.100名規模を採用したい大会社の選考通過率/合格率

会社の認知度や、人事の体制によって採用状況は異なります。
詳しく説明します。

(1)全国複数拠点で面接が可能な企業は、約2,000名の面接選考をしています。

大会社の人事の採用担当には毎年「○○人入社」という目標が課せられています。
例えば
私の前職である人材最大手の企業だと、平均勤続年数が3年でした。
つまり毎年退職者がでるため、事業継続には採用をし続けることが事業の生命線だったのです。そのため人事部の採用グループには、東日本・西日本にチームを作り何十名もの人員を投下していました。
こういった企業は、一次面接までたどり着きやすいのが特徴です。
この目標入社数を実現するためには、過去の傾向からどのくらい説明会に呼び、どのくらい面接を通過させ、内定をだし、内定式に参加させればよいか。という数値目標が立てられます。
これは企業によっても異なりますが。私の過去実績や、現在所属している恐らく全員ご存じの財閥企業の実績値を加味しお応えすると
入社人数を100名とした場合このような選考通過率/合格率になります。
超大手財閥企業の実例です
  • エントリー:選考者20,000名 通過率/合格率10%
  • 一次面接:選考者2,000名 通過率/合格率70%
  • 二次面接:選考者1,365名 通過率/合格率60%
  • 三次面接:選考者819名 通過率/合格率50%
  • 最終面接:選考者410名 通過率/合格率50%
  • 内々定:205名(約半数が内定辞退の想定)
数字は丸めていますので、企業により多少の変動はありますが
大まかなイメージでとらえてください。
エントリーは20,000人
書類選考や筆記試験により2,000人程度に絞ったうえで
1次面接はグループ面接で3名1組=650回
2次面接以降は個別面接で1対1面接:1,365回
3次面接も1対1面接:819回
最終面接も1対1面接:410回
企業は合計3,448回もの面接を実施します。
これが実現できる企業は条件があるため、いわゆる大手企業のみとなります。
・東京/大阪/愛知/福岡などの複数拠点での選考実施
・100名体制の面接官の用意
・面接を開催できるだけのスペース確保
(面接会場が本社のみ、自動車メーカーのようにホテルを使って短期間で実施する場合は状況が異なります)

(2)面接会場が本社やホテルなど限られている場合は1次面接までのハードルが高い

一方で
私が転職をした某大手財閥企業の場合、平均勤続年数が14.5年です。
自己都合の退職が少ないため、毎年定年退職者数の補完を、新卒採用で行っています。
そのため人事部の採用グループは5名しか在籍しておらず、大掛かりな採用ができません。
そのため、書類選考やWEBテストで足切りをし、面接を行うのが通例です。
分かりやすくイメージをお伝えすると
JAL、ANA、JTB、5大商社、自動車メーカーなど面接会場が限られている場合は、1次面接への通過ハードルを上げます。ということ。
ましてや就活人気企業のTOP20以内になると、エントリー数の桁が違います。

面接官
私が在籍している財閥企業は就活人気ランキングで20位内には入りません。それでも30,000エントリーはあるのです。TOP20のエントリー数はその倍くらいはあるかなと(汗)
  • エントリー:選考者50,000-100,000名 通過率/合格率1-2%
  • 一次面接:選考者750名 通過率/合格率75%
  • 二次面接:選考者563名 通過率/合格率65%
  • 三次面接:選考者366名 通過率/合格率55%
  • 最終面接:選考者201名 通過率/合格率50%
  • 内々定:101名(プラス有名企業にはゼミ推薦など別ルートでの内定が存在)
人気企業の場合は1次面接にたどり着くまでが大変です。
一方でエントリーシート・筆記試験で選別(スクリーニング)しているため選考者の質がいいために面接の通過率/合格率は若干上がる傾向にあります。

2.各選考での通過率/合格率の目安とチェックポイント

(1)一次面接の通過率/合格率は75% チェックポイントは社会人マナー

一次面接では、企業として数百回の面接を行います。
一次面接の特長はグループ面接。3人や4人ひと組で面接をします。
1時間の中で4-5人の話を聞くにはひとり10分程度しかありません。そのため、面接官は見極めをすることができません。
また、一般的な企業の人事部採用グループには5-10人程度しか在籍していません。
そのため、面接官は「2-5年前に新卒入社した、頑張っている先輩」であることが通例です。
そのため、企業は1次面接では変に選考をするのではなく「2次面接に通したらマズい人」を見つけようとします。

 

面接官
一次面接は70-75%以上が通過します。これは基本的には通過させることが前提にあるという意味です。
面接官がチェックするポイント
・社会人として対人マナーが問題ないか
・二次面接、三次面接と進む選考に対する意欲があるか
・会社の社風に沿っているか?
・自分のチームに入れたときにチーム関係が築けそうか?
実際に自分は大丈夫と思っている人もいると思いますが、面接をしていると4人にひとり位は、「声も小さい、目を見ない」という方がいます。
就活性がとるべき戦略・ポイント
可愛がられるつもりで挑んでください
・元気よく挨拶
・面接官の目を見て話す
・清潔感のある身だしなみ
・少し大げさでも構いません、大きな声、アイヅチ、笑顔、表情を意識
「志望動機を作り込み、アピールするんだ」と意気込む方もいらっしゃいますが、必要ありません。なぜなら、面接官は20代後半くらいの社員だからです。可愛い後輩がやってきた、その位に思ってもらえる会話のキャッチボールができれば良いのです。
新卒入社の場合、営業配属になることが多いです。
お客様へ訪問した際に、気持ちよくコミュニケーションが取れないと戦力になりません。そのため、一次面接も企業にとっては必要な関門なのです。
一次面接で不採用になる場合は、10分くらいの会話ですらコミュニケーションがとれない人っていうことです。社会人としてマナーを抜本的に見直す必要があります。

(2)2次面接の通過率/合格率は60% チェックポイントは人柄/コンピテンシー

2次面接からは1対1の面接になります。面接官は管理職(課長クラス)となり1時間かけてお互いの相互理解を深めることになります。

 

2次面接では、人柄や選考者が持っているコンピテンシーの見極めを主に行います。

面接官がチェックするポイント
・どのような考えで、就職活動と向き合い、弊社を志望しているのか
・チームに入れた際に、他のメンバーと円滑にコミュニケーションできそうか
・会社の新卒メンバーが持ち合わせているコンピテンシーが備わっているか?
※コンピテンシーとは主に主体性・達成志向・対人スキル・自己認知・思考力の5つです。

 

志望動機というものが必要になってくるのが二次面接から。

 

面接官は、数回面接を経験すると、選考者がこの時点では会社や仕事の理解が進んでいない可能性があることを理解してくれています。

 

そのため、厳しく確認はしません。ここで不採用になる場合は、いわゆるミーハー心がバレた人に多いです。

 

現場の管理職は、会社の業績に直接的な責任を持っています。

ぶら下がる社員を極端に嫌います(私も嫌っています)。ぶら下がるということは主体性や達成志向、思考力が欠如しているということ。

 

つまりコンピテンシーを重視した面接となるのです。

 

就活性がとるべき戦略・ポイント
どういう目的で就活をしているのかを自分の言葉で語ってください
・目的意識をもった行動をしていること
・何ができるようになりたいのか、どんな人生を歩みたいのかを語ること

・その企業なら、自分の目的が達せられると思考ロジックを語れること

 

新卒は育成枠ですから、完璧である必要はありません。

多少つたなくても、元気に笑顔で胸を張って自分の言葉で発言ができれば、二次面接は通過できます。

 

面接官
「大会社じゃないですか、安定していると思うんですよね」っていう人がいました。従業員はいつも高い目標にチャレンジしています。そんな“ぶら下がり脳”の学生は、このタイミングで不採用が言い渡されます。

 

 

(3)3次面接の通過率/合格率は50% チェックポイントはビジョン/コンピテンシー

3次面接は1対1の面接で、面接官は管理職(部長クラス)となります。
3次面接では、面接官の過去のマネジメント経験から人柄・ビジョンを総合的に鑑み、採用した上で活躍できる社員かの見極めを行います。
チェックするポイント
・選考者が自分の言葉でビジョンを語っているか
・質問の回答から地頭の良さやストレス耐性はありそうか
・入社した際にパフォーマンスを残しそうな成長意欲があるか
四次面接は最終面接(取締役面接)となることが多いため、
また二次面接で合否判断が難しい人も三次を受けるため、三次面接の通過が一番難易度が高いです。
部長というのは、中期経営計画を理解し、現状を分析し、足りない要素を埋めるための行動を策定する、いわゆる戦略脳を持っているのが特徴です。
そのため、こういった方には
より解像度の高い、「目的と到達手段」を自分の言葉で話すことが大事です。
就活性がとるべき戦略・ポイント
これまでの具体的な経験から
どういう人生を送りたいのか、なぜその企業なのかを自分の言葉で語ってください
・結論から話す事
・教えを乞う事
・その企業の事を知った上で話す事
三次面接は、就活面接の中で一番の難関です。
そのため最低限上記ポイントを理解し、準備を進めてください。
①事前にその企業のことを調べておくこと(企業分析と言います)
②自分が伝えたい事(アピール)、自分が得たい果実を言語化しておくこと(自己分析と言います)
③どんなに準備をしても社会人経験豊富な部長クラスに叶うわけありません、自分の準備が足りていない事に謙虚に気づいておくこと
このタイミングで不採用を言い渡されるのは、準備不足だったという事です。

(4)最終面接の通過率/合格率 50%

最終は役員・取締役・社長との面接です。基本的にはこれまでの選考で見極めが完了している状態ですが、最後に本当に企業にとって採用がマッチするのかの見極めを行います。
チェックするポイント
企業に入社する意思、想い、挑戦したいこと事などをヒアリングし本気度を確かめます
最終面接でも半分くらいは不採用になります。
役員以上ですので、この採用が会社にどのような貢献をもたらすのか。その1点だけを確認します。
本気度というのが重要です。過去の経験ですがNPOに興味があり将来的にはもう一度NPOの取り組みをやりたいといった学生さんが、役員から「なら遠まわししないで今やりなさい」といわれ一発で不採用となったケースもあります。
また、相手が社長になると、今まで以上に緊張してしまう学生が多く一貫性の無いことを急に話し出したりします。社長は事業の全責任を負っていますので、その責任者が投資をしたいと思える人は、本当に本気の人だけという事です。

3.まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

私は過去10年以上、100名を超える募集人数の多い採用に携わってきましたので、主に就職人気企業ラインキングTOP100社がどうなのかという視点で記事を作成しています。

 

そのため大会社の子会社や中小企業は少し状況が異なると思いますが面接の通過率/合格率自体はさほど変わりません。

 

そのため、目安と捉えてください。

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