ヒューリックの年収は1,000万円を超える？新卒/転職に役立つ企業研究、平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析編

不動産賃貸事業を中核とし、首都圏を中心とした駅近で好立地にある多くの物件を通じた不動産サービスを提供しています。

1957年設立。2007年に商号をヒューリックに変更。既存ビルの建て替えによる高層化によって急成長しました。賃貸可能面積では総合不動産に次ぐ規模。ホテル、商業施設、高齢者住宅、賃貸マンションなどの流動化や収益不動産の転売にも積極的です。

今回は不動産業界の中でも不動産賃貸事業等で業績を伸ばしている「ヒューリック」の収入という観点に迫ります。

有価証券報告書に記載されている平均年収・平均年齢から、当メディア独自の算出により生涯賃金も割り出しています。
新卒採用の難易度、転職採用の難易度、そして学歴フィルター情報も参考にしてください。

１．ヒューリックの平均年収は1,904万円

ヒューリックの平均年収は1,904万円

ヒューリックの年収は、この10年を見てもかなりのペースで上昇しており、東証一部上企業の中でも年収はトップクラス。

2022年のヒューリックの年収の平均は、1,904万円（有価証券報告書調べ）、従業員数は 202人、平均年齢39.8歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定1850～2,150万円程度と予測されます。

　(1) ヒューリックの平均年収 推移（2010年から）

ヒューリックの平均年収 推移（2010年から）

今回は、不動産業界の中でも不動産賃貸事業等で業績を伸ばしているヒューリックの年収推移をグラフ化しました。
計測は2010年から2022年まで。
ヒューリックでは2010年から2022年の13年間で平均年収が996万円（210％）上昇しています。
不動産業界の13年間の上昇平均は205万円（122％）です。また上場企業の平均では12年間で57万円（110％）です。

新型コロナウイルスが日本国内に上陸してから、新築マンションの内見率は8割以上も減少しています。内見率の減少に比例して、物件の成約数も大幅に減少する可能性があります。しかし賃貸物件においてはレジデンス（住居系）には影響は出ていないようです。
賃貸物件の中ではオフィスや店舗などテナントには影響が出ています。商業施設やホテル、不動産仲介店舗の休業のほか、外出自粛によって貸駐車場や貸会議室の利用も減少しました。しかしその売り上げも改善傾向にあり、不動産取引そのものは大きな痛手は負ってないようです。

　(2) ヒューリックの生涯賃金 推移（2010年から）

ヒューリックの生涯賃金 推移（2010年から）

ヒューリックに新卒入社をしてから60歳まで勤務をした場合
7億3,936の収入を得る事ができます。

日本の上場企業の生涯賃金との差額は、2022年度時点で4億9,848万円。
おおよそ日本の平均の3.07倍のゆとりある生活が送れることを意味します。不動産業界の平均値よりも1.68倍ですので、高所得業界の中でも好待遇を約束される企業といえます。

日本では上場企業とひとくくりにされますが、このように入社する企業で人生において5億円近くもの収入差が出てしまうのです。

　(3) ヒューリックの平均年収を業界と比較

ヒューリックの平均年収を業界と比較

今回は、不動産業界9社（三井不動産、三菱地所、住友不動産、野村不動産、東急不動産、ヒューリック、東京建物、平和不動産、ダイビル）の平均と、ヒューリックの年収推移を比較しました。

結論、ヒューリックは業界平均と比べると1.68倍、上場企業の平均年収と比べると約3.07倍の収入を得る事ができています。またヒューリック内でも2010年より平均年収が996万円もあがっており、企業としての業績/収益が順調に伸びていることがわかります。

　(4) ヒューリックの年収カースト

ヒューリックの年収カースト

ヒューリックの年収は1,904万円なので、カーストは“富裕層”です。

東京商工リサーチが日本の上場企業3235社を調査した所、平均年収1000万円以上の企業は66社しかありませんでした。

ヒューリックはその一角。上場企業の中でも2.0％しかない上流階級。
その中でも、ヒューリックは平均年収1,904万円ですので、日本企業の中でもトップクラス中のトップであることがわかります。
ヒューリックは、早ければ20代で年収1,000万円を超えますので、金銭的には豊かな暮らしができると断言できます。

２．ヒューリックの給与制度/年収推移

ヒューリックの給与制度・年収推移

ヒューリックの年収は、この10年を見てもかなりのペースで上昇しており、東証一部上企業の中でも年収はトップクラス。

2022年のヒューリックの年収の平均は、1,904万円（有価証券報告書調べ）、従業員数は 202人、平均年齢39.8歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定1850～2,150万円程度と予測されます。

　(1) ヒューリックの勤続状況の推移

ヒューリックの勤続状況の推移

ヒューリックの平均年齢はここ12年間で大きな増減はありません。
一般的に終身雇用型企業の平均年齢が42歳前後　平均勤続年数は18-19年といわれています。

ヒューリックは少数精鋭の会社のため、忙しいときには激務な状況もあるかもしれませんが、就労条件としては非常に優れているといえます。実際新卒の3年以内の離職率は0％で、不動産業界という特殊な業界において、新卒3年後の離職率が0％というのは決して多いケースではありません。また、一般社員の離職率も1.8％と非常に少ないです。

ヒューリックの平均勤続年数は低い値となっていますが、ここ数年の採用状況を見てみても新卒採用数と同じくらい中途採用をしていることも要因の一つだと推測されます。
また、ヒューリックでは若手の時期は関連会社に出向し、経験を積んで本社に配属されるということがあるようなので、平均勤続年数が一度リセットされているのではないかと推測されます。

　(2) ヒューリックの年齢別の年収推移

平均年収から年齢別の推定年収を算出しました。

ヒューリックの年齢別の年収推移

ヒューリックの給与制度は、初任給が大学卒で月給 275,000円、修士了で月給 310,000円ですので、初年度は330～430万円ですが
20代後半に年収1000万円を超え、最大年収を迎える50代の年収は2,250～2,650万円万円になります。

日本で管理職（課長職級）になるのは40歳で70％と言われています。
そのため産休や休職、一般職への転換などがない限りは、40代で2,000万円に到達します。

日本の上場企業の平均年収との比較するとその差は歴然

25歳　　　＋　676万円
30歳　　　＋　917万円
35歳　　　＋1,160万円
40歳　　　＋1,401万円
45歳　　　＋1,522万円
50歳　　　＋1,642万円
55歳　　　＋1,763万円
60歳　　　＋1,592万円

ヒューリックは、日本の上場企業の中でもトップレベルの年収を得る事が可能です。

※一般的には役職定年が55-58歳になります。
55-58歳になると年収が25%ダウンする企業もありますが部長級以上だと、その限りではありません。
また親会社の場合、子会社への“転籍”を促されますが、転籍の場合は年収が30％ダウンします。

当メディアは順調に昇給・昇格した場合の推定値を算出しております。
次は役職ごとの年収をご覧ください。

　(3) ヒューリックの役職別の年収推移

（編集部独自に取得しているデータとヒューリックの平均年収を掛け合わせて算出）

ヒューリックの役職ごとの年収は他企業と比べてもとても高いのですが、出世難易度も比較的高いです。
というのも、ヒューリックは少数精鋭で優秀な社員が多く、それぞれが多くの実績を残しているからです。
その中から自身が出世するのは簡単ではありません。
また、実績以外にも人柄やコミュニケーション能力の高さなども求められるため、出世難易度は高いといえます。

　(4) ヒューリックの平均年収の口コミ情報

20代男性

20代男性

評価制度： 年2回の評価面談を通じて半期ごとにフィードバックが所属部長より行われる。理不尽な評価や定性的な評価に偏り過ぎることはなく、バランスが取れている印象。一方で評価軸は不明瞭な点もある。

月給

残業

賞与

年収

-

-

-

-

20代男性

20代男性2

給与制度： 新卒入社後数年は評価によらず一定額。3年目くらいから評価によって給与に差が出てくる。同年代に比べると年収は高い（ボーナス比率高い）。他のデベロッパー大手の同年代と比較すると同水準。

評価制度： 所属長が評価者となり、期初に設定した目標への到達度によって評価される。年に1回程度人事との面談があり、半期に1回所属長との面談がセットされる。

月給

残業

賞与

年収

-

-

-

-

30代男性

30代男性

給与制度: 昇給は新卒の場合、ほぼ同じスピードで管理職まで、年1回の査定で進む 。賞与の割合が年収に対して高く、40〜50%程度。 福利厚生は非常に重視しており、資格補助費、寮は無料、朝昼の弁当支給など沢山有り。

月給

残業

賞与

年収

118万円

0万円

475万円

1900万円

（openwork、en Lighthouseに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成）

　(5) ヒューリックの福利厚生/待遇

ヒューリックの福利厚生・待遇

ヒューリックの福利厚生についてご紹介します。
就職・転職する時に求人票の情報だけでは、意思決定する時に情報が不足します。
実際にヒューリックでの勤務経験のある社員や元社員の方の福利厚生に関する口コミ情報も併せて紹介します。

2023年　新卒採用の募集要項

上記のほかにもヒューリックには
・積立休暇…失効した年次有給休暇を最大６０日積み立てが可能。
・連続休暇取得の奨励…1週間・3連休などの連続休暇取得を奨励。入社初年度から有給休暇の取得が可能。
・ノー残業デー…過重労働による健康障害を防止する為、午後7時、8時にはチャイムを鳴らし注意喚起。
・健康診断…人間ドック並みの健康診断（頸部超音波、大腸内視鏡検査、胸部CT、マンモグラフィ等のオプションも充実）を実施。
・その他各種補助制度…保育所利用料や延長保育料、学童クラブ費用、病児保育費用、ベビーシッター利用料など、様々な費用に対する補助制度有。
・在宅勤務制度…育児・介護等の事情がある場合、終日在宅or半日在宅にて利用可能。
・時差出勤制度…希望者は勤務時間を1時間前倒し（8:00〜16:15）、もしくは後ろ倒し(10:00～18:15)にすることが可能。
・ジョブ・リターン制度…結婚・出産・育児、ご家族の介護などでやむなく退職した従業員を退職時の処遇条件で再び受け入れ。
など、様々な制度があり、働きやすい環境整備に取り組んでいるようです。

20代男性

20代男性

デスクの面積は広く快適。 会議室もたくさんあり困らない。 ただし、フリースペースやパーソナルスペース等の多目的に使うスペースは不足している。

20代男性

20代男性2

残業時間は45時間と定められており、それを上回る場合は申請が必要となる。残業時間は部署にもよるが、概ねこの枠内に収まっている。年間有給日数も部署にはよるが100パーセント取得を目指す部署も多く、休日の取り方はかなり自由である。配属部署によってはその上司による。

30代男性

30代男性

同期や他の女性も、育休後はほぼ復帰しており、働きやすい職場と制度が整っているんだと思う。

20代男性

20代男性

ワークライフバランスが取れるため、業務のメリハリはつけられる。 毎年5連休と3連休が与えられる他、繁忙状況に合わせ気軽に有休取得ができる点もよい。

（openwork、en Lighthouseに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成）