年収調査

JSRの年収は?新卒/転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析

JSRの年収は?新卒/転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析


日本ゼオンと双璧をなす合成ゴム大手の化学メーカーです。

1957年に特別法に基づき合成ゴムの国産化に向け政府とブリヂストンなど民間企業の共同出資で設立し、1969年に純民間企業へ移行しました。タイヤ素材向けのエラストマーなど石油化学系事業から出発し、半導体材料、ディスプレイ材料、光学材料などのファイン事業に進出しました。現在は個別化医療のための研究・診断やバイオ医薬の創薬・製造などライフサイエンス事業にも注力しています。

今回は化学業界の中でも「JSR」の収入という観点に迫ります。

有価証券報告書に記載されている平均年収・平均年齢から、当メディア独自の算出により生涯賃金も割り出しています。
新卒採用の難易度、転職採用の難易度、そして学歴フィルター情報も参考にしてください。

 

 

 

1.JSRの平均年収は745万円

 

JSRの平均年収は745万円

 

2022年のJSRの年収の平均は、745万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は2,777名、平均年齢39.2歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定600~1,000万円程度と予測されます。

 

 

 

 (1) JSRの平均年収 推移(2010年から)

 

JSRの平均年収 推移(2010年から)

 

平均年収 JSR 業界平均 上場企業平均
2010年 704万円 701万円  
2011年 729万円 722万円 563万円
2012年 730万円 740万円 570万円
2013年 723万円 725万円 571万円
2014年 721万円 718万円 577万円
2015年 742万円 734万円 588万円
2016年 747万円 745万円 594万円
2017年 742万円 747万円 598万円
2018年 743万円 754万円 605万円
2019年 755万円 771万円 612万円
2020年 755万円 774万円 614万円
2021年 736万円 766万円 603万円
2022年 745万円 778万円 606万円

 

今回は、化学業界のJSRの年収推移をグラフ化しました。
計測は2010年から2022年まで。
JSRでは2010年から2022年の13年間で平均年収が41万円(106%)上昇しています。
化学業界の13年間の上昇平均は76万円(111%)なので、業界全体の賃金が上昇していることがわかります。また上場企業の平均では12年間で43万円(108%)です。


化学業界においても新型コロナウィルスの影響は少なくはありません。エネルギー・原材料などの価格の高止まり、物流の停滞、労働力不足などです。主要な国内化学メーカーの2020年度の業績は軒並み大幅な減益となりました。しかし、化学業界の回復は速く、取扱製品にもよりますが需要が急拡大し、2021年からは過去最高ともいえるくらいの好業績となりました。石油化学製品の価格上昇や半導体製品の需要拡大などが要因の一つとして考えられます。ただ、もともと石油化学製品は好・不況の影響を受けやすい為、昨年度の化学業界の増収増益は石油化学市況の高騰による影響を受けた一時的なものとなるでしょう。

世界中でカーボンニュートラルを目指す現在、化学業界に対する期待は大きいです。温室効果ガスを多く排出する化学業界にとっては今後どのようにしてカーボンニュートラルを実現していくのか、各社の動向に注目が集まるでしょう。

 

 

 

 (2) JSRの生涯賃金 推移(2010年から)

 

JSRの生涯賃金 推移(2010年から)

 

生涯賃金 JSR 上場企業の平均 上場平均との差額
2010年 2億7327万円 -  
2011年 2億8317万円 2億2450万円 5867万円
2012年 2億8336万円 2億2729万円 5607万円
2013年 2億8080万円 2億2939万円 5141万円
2014年 2億7987万円 2億3185万円 4801万円
2015年 2億8790万円 2億3631万円 5159万円
2016年 2億8985万円 2億3897万円 5087万円
2017年 2億8825万円 2億4046万円 4779万円
2018年 2億8856万円 2億4320万円 4536万円
2019年 2億9318万円 2億4610万円 4709万円
2020年 2億9299万円 2億4481万円 4818万円
2021年 2億8577万円 2億3421万円 5156万円
2022年 2億8911万円 2億3510万円 5401万円

 

JSRに新卒入社をしてから60歳まで勤務をした場合
2億8,911万円の収入を得る事ができます。

日本の上場企業の生涯賃金との差額は、2022年時点で5,401万円。
おおよそ日本の平均の1.23倍、化学業界の平均値の0.96倍となっています。

日本では上場企業とひとくくりにされますが、このように入社する企業で人生において5千万円以上の収入差が出てしまうのです。

 

 

 

 (3) JSRの平均年収を業界と比較

 

  JSRの平均年収を業界と比較

 

業界プレイヤー 平均年収 生涯賃金
大陽日酸 987万円 3億8303万円
住友化学 884万円 3億4306万円
三菱ガス化学 871万円 3億3825万円
信越化学工業 855万円 3億3178万円
三井化学 839万円 3億2571万円
日産化学 815万円 3億1634万円
東ソー 786万円 3億0518万円
三洋化成工業 762万円 2億9586万円
日本触媒 760万円 2億9501万円
カネカ 755万円 2億9322万円
旭化成 751万円 2億9166万円
日本ゼオン 751万円 2億9149万円
JSR 745万円 2億8911万円
エア・ウォーター 740万円 2億8724万円
ダイセル 739万円 2億8702万円
デンカ 732万円 2億8425万円
トクヤマ 722万円 2億8037万円
昭和電工 721万円 2億8003万円
ADEKA 716万円 2億7790万円
クラレ 705万円 2億7363万円
宇部興産 700万円 2億7188万円
上場平均 606万円 2億3510万円

 

今回は、化学業界21社(大陽日酸、住友化学、三菱ガス化学、信越化学工業、三井化学、日産化学、東ソー、三洋化成工業、日本触媒、カネカ、旭化成、日本ゼオン、JSR、エア・ウォーター、ダイセル、デンカ、トクヤマ、昭和電工、ADEKA、クラレ、宇部興産)の平均と、JSRの年収推移を比較しました。

結論、JSRは業界平均の0.96倍、上場企業の平均年収と比べると1.23倍の収入を得る事ができています。またJSR内でも、平均年収が2010年と比べ41万円あがっており、企業としての業績/収益が順調に伸びていることがわかります。

 

 

 

 (4) JSRの年収カースト

 

JSRの年収カースト

 

JSRの年収は745万円なので、カーストは“THE 中流層”です。年収カースト全体から見ると中の中に位置しています。
東京商工リサーチが日本の上場企業1841社を調査した所、平均年収700万円台の企業は304社で全体の16.51%でした。

上場企業の平均年収は606万円で”一人暮らし貴族”のランク。ここが全体で一番多い割合となっています。

 

 

 

2.JSRの給与制度/年収推移

 

JSRの給与制度/年収推移

 

2022年のJSRの年収の平均は、745万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は2,777名、平均年齢39.2歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定600~1,000万円程度と予測されます。

 

 

 

 (1) JSRの勤続状況の推移

 

JSRの勤続状況の推移

 

  平均年齢 平均勤続年数
2010年 38.8歳 15.0年
2011年 39.0歳 14.8年
2012年 39.0歳 13.8年
2013年 39.3歳 13.7年
2014年 38.3歳 12.6年
2015年 38.5歳 13.1年
2016年 38.4歳 13.0年
2017年 38.6歳 12.8年
2018年 38.7歳 12.6年
2019年 38.8歳 12.8年
2020年 38.9歳 13.1年
2021年 39.0歳 13.4年
2022年 39.2歳 13.6年

 

JSRの平均年齢は約38歳~約39歳、平均勤続年数は約13年~約15年の間で推移しています。

これは定年退職以外の退職が少ないということです。

これまでの終身雇用型企業の平均年齢が42歳前後 平均勤続年数は18-19年です。

JSRの数値もそれに近いものであり、安定して働ける企業といえます。

 

 

 

 (2) JSRの年齢別の年収推移

平均年収から年齢別の推定年収を算出しました。

JSRの年齢別の年収推移

 

年齢 JSRの推定年収 上場企業の平均年収
25歳 392万円 406万円
30歳 532万円 509万円
35歳 672万円 572万円
40歳 813万円 621万円
45歳 883万円 647万円
50歳 953万円 739万円
55歳 1,023万円 808万円
60歳 923万円 730万円

 

JSRの給与制度は、初任給が 総合職大卒で月給 237,000円、大学院卒で月給 267,000円、博士卒で月給 296,000円ですので、初年度は300~400万円ですが
50代半ばで年収1000万円を超え、最大年収を迎える50代の年収は900~1,090万円になります。

 

日本の上場企業の平均年収との比較するとその差は

25歳    -14万円
30歳    +23万円
35歳    +100万円
40歳    +192万円
45歳    +236万円
50歳    +214万円
55歳    +215万円
60歳    +193万円

となり、上場企業の平均よりも高い年収となっています。

※一般的には役職定年が55-58歳になります。
55-58歳になると年収が25%ダウンする企業もありますが部長級以上だと、その限りではありません。
また親会社の場合、子会社への“転籍”を促されますが、転籍の場合は年収が30%ダウンします。

当メディアは順調に昇給・昇格した場合の推定値を算出しております。
次は役職ごとの年収をご覧ください。

 

 

 

 (3) JSRの役職別の年収推移

 

役職

年齢

推定年収

役職なし

23歳〜27歳

300万円~600万円

主任

28歳〜

600万円〜750万円

係長

32歳〜

750万円〜900万円

課長

37歳〜

900万円〜1,100万円

部長

45歳〜

1,100万円〜1,300万円

(編集部独自に取得しているデータとJSRの平均年収を掛け合わせて算出)

 

30前後までほぼ年功序列ですが、優秀な人は早く昇格していくようです。昇給はプロセス評価、賞与は結果評価によって決まります。日常業務の進め方、業務スキルなどを鑑みて相対的に評価されるため、上司や部署によって差が出るというコメントが見られました。管理職になるためには試験があり、難易度は低くはないようです。

(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 

 (4) JSRの口コミ情報

 

 

20代女性

20代女性
20代女性

給与制度: 悪くはないと思う。そこそこ忙しい場所のために残業平均45時間。研究という職種もあり、忙しいながらも自分のペーススケジュールを決めることができるので、残業時間の割には辛くない。

評価制度: 目標設定のハードルが高いように感じる。自身の能力や事情を考慮して設定できれば、目標は達成に至ると思うが、目標をクリアできている人はそこまで多くはないと思う。また、目標の達成度を半期に一回評価するが、その後の上層部による細かいランク付に関しては詳細不明。基本的には平均の評価になるらしい。

月給 残業 賞与 年収
30万円 10万円 160万円 640万円

 

 

20代男性

20代男性
20代男性

給与制度: 伝統的な日本企業です。通勤手当、食事手当、住宅手当全て充実です。

月給 残業 賞与 年収
490万円

 

 

20代男性

20代男性2
20代男性2

評価制度: 期初に目標を設定し、その達成度合いに応じてボーナスが支給されるが、達成度合い評価は完全に上司のさじ加減で客観的な評価とは言えない。

月給 残業 賞与 年収
600万円

 

 

30代男性

30代男性
30代男性

給与制度: 給与面は比較的恵まれていると思う。ただ、定期的に給与体系の改悪が行われており、今後の見通しは不明。

評価制度: 基本的に上司の好き嫌いで判断される。上司と相性が悪いと全く評価されないので、それを理由に退社した同期が大勢いる。 また、管理職への登用は試験があり、3年連続で不合格の方もざらにいる。管理職を目指すのであれば、かなりの覚悟が必要。一度管理職になれば、まず降格はないので、管理職になったとたんに、皆さんパフォーマンスが下がっている。

月給 残業 賞与 年収
680万円

 

 

30代男性

30代男性2
30代男性2

給与制度: プロセス評価(賃金)と結果評価(賞与)に分かれる。これは一般的な日本企業で同様な問題を抱えていると思うが、会社として高得点を得られる人数の割合がそもそも限られているため、仮に部署の全員が優秀な成績を収めたとしても部門内で〇〇%しか高得点が付与されない、という問題がある。なので、一度昇格見込みが無いと上長から判断されたら連続して高得点を得ることは難しい。

月給 残業 賞与 年収
1,150万円

 

 

40代男性

40代男性
40代男性

給与制度: 昇給はその年の当人の成長度合いで上司より評価され決まる。賞与は当年度に設定した業績や個人業務目標の達成度に応じて決まる。この辺りの正確性、真剣度は正直、上司によってマチマチで不満を抱く社員も多い。

評価制度: 所定の評価シートを使用して面談を中心に評価がなされる。

月給 残業 賞与 年収
1,000万円

 

 

40代男性

40代男性2
40代男性2

給与制度: 一般社員は、職能資格制度+職務等級制度の併用となっている。給与においては、職能資格部分が大きく年功的な要素は強い。

評価制度: 賞与については、目標管理制度のもと、一定期間ごとに業務面接を行い目標設定、その進捗状況を確認し、支給額につながっている。 賃金評価については、能力評価がベースとなっている。

月給 残業 賞与 年収
1,300万円

(openwork、en Lighthouseに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 

 (5) JSRの福利厚生/待遇

 

JSRの福利厚生/待遇

 

JSRの福利厚生についてご紹介します。
就職・転職する時に求人票の情報だけでは、意思決定する時に情報が不足します。
実際にJSRでの勤務経験のある社員や元社員の方の福利厚生に関する口コミ情報も併せて紹介します。

 

2022年 新卒採用の募集要項

手当

家族手当、住宅手当、食事補助金、交通費手当、時間外手当・深夜手当、休日出勤手当 他

休日・休暇

 完全週休2日制(土・日)、年間休日127日(2019年度実績)、有給休暇(初年度14日・最高21日)、慶弔休暇、産前・産後休暇、介護休暇、ボランティア休暇 他

保険

各種社会保険完備

福利厚生・諸制度

制度: 退職金制度、企業年金制度、社員持株会制度、財形貯蓄制度、財形住宅融資制度、共済会、仕事と育児の両立支援制度(短時間勤務制度、在宅勤務制度、育児休業復職支援給付、ベビーシッター給付) 他
施設: 独身寮・社宅完備、各種保養施設、各種スポーツ施設 他

 

 

40代女性

40代女性2
40代女性

福利厚生: 社員持株会、財形貯蓄、寮、住宅補助、企業型確定拠出年金、退職金、welbox(福利厚生に関する総合サイト)

オフィス環境: カフェスペースがある。 大小さまざまな会議室があり、用途により使い分けている。 電話ボックスも設置され、急な電話対応も可能な環境となっているが、あまり使われていない印象がある。

 

 

20代男性

20代男性
20代男性

福利厚生: 寮や社宅は安く、福利厚生面の満足度は高い。また、持ち株会も継続して存在するので業績への関心度も高くなる。

オフィス環境: 工場内に研究所が併設されているかたち。複数の研究所が敷地の南北にわかれているため、部署間のつながりが希薄になりがち。

 

 

30代男性

30代男性
30代男性

福利厚生: 持ち家なのに家賃補助が出るのは嬉しい。 また、持ち株も20%付いてくるのはでかい。 社宅はかなり綺麗でいいマンション。セキュリティもしっかりしているので、安心して住める場所となっている。

オフィス環境: 一部はおしゃれで休憩所も過ごしやすい環境であるが、製造現場は昔ながらの事務所という感じで、場所のギャップはある。

 

 

30代男性

30代男性2
30代男性2

福利厚生: 退職金、住宅補助、社員寮(実家からの距離により入寮出来るかが決まる、誰でも入れる訳ではない)、持株会、財形貯蓄、スポーツジム

オフィス環境: 部署によるものが大きい。狭い会議室の様な場所で働く部署もあれば、大きいフロアで働く部署もある。

 

 

40代男性

40代男性2
40代男性2

福利厚生: 社宅、寮は完備。住宅保持者には月々の補助がある。工場には食堂がある。 持株会があり奨励金がつく。

オフィス環境: 工場は約60年近く経っているため、設備が古く隣接する事務所等も改修や増築等で新しさはない。 本社や事務方の職場は新築されているため新しい。

(en Lighthouseに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 

3.JSRに新卒/転職で入社するには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.JSRの過去10年間の業績推移、中期経営計画書を見るには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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面接官のホンネ 管理人

アラフォーの管理職。12歳と10歳の娘がいます。 新卒・中途採用に10年以上携わり、安定を手にするために私自身も財閥系企業に転職しました。次世代に知識と経験の継承を目的として「リアルな現場の声」をテーマに、“面接官のホンネ”を立ち上げました。わかりやすく、人事/採用の担当としての本音をお届けします。

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