年収700万円台 年収調査

デンカの年収は?新卒/転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析

デンカの年収は?新卒/転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析

1915年に三井系資本で発祥の総合化学メーカーです。

無機・有機系の工業用原料、土木・建築用材料、電子材料、食品包装材料、医薬品など幅広い領域で事業を行っています。中でもカーバイド(炭化カルシウム)は国内首位、半導体封止材向け溶融シリカは世界首位となっています。現在電子先端分野が成長中のほか、インフルエンザワクチンや検査試薬なども手掛けています。

今回は化学業界の中でも「デンカ」の収入という観点に迫ります。

有価証券報告書に記載されている平均年収・平均年齢から、当メディア独自の算出により生涯賃金も割り出しています。
新卒採用の難易度、転職採用の難易度、そして学歴フィルター情報も参考にしてください。

 

 

 

1.デンカの平均年収は732万円

 

デンカの平均年収は732万円

 

2022年のデンカの年収の平均は、732万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は4,081名、平均年齢40.8歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定550~950万円程度と予測されます。

 

 

 

 (1) デンカの平均年収 推移(2010年から)

 

デンカの平均年収 推移(2010年から)

 

平均年収 デンカ 業界平均 上場企業平均
2010年 601万円 701万円  
2011年 604万円 722万円 563万円
2012年 604万円 740万円 570万円
2013年 600万円 725万円 571万円
2014年 602万円 718万円 577万円
2015年 601万円 734万円 588万円
2016年 630万円 745万円 594万円
2017年 646万円 747万円 598万円
2018年 667万円 754万円 605万円
2019年 707万円 771万円 612万円
2020年 724万円 774万円 614万円
2021年 704万円 766万円 603万円
2022年 732万円 778万円 606万円

 

今回は、化学業界のデンカの年収推移をグラフ化しました。
計測は2010年から2022年まで。
デンカでは2010年から2022年の13年間で平均年収が131万円(122%)上昇しています。
化学業界の13年間の上昇平均は76万円(111%)なので、業界全体の賃金が上昇していることがわかります。また上場企業の平均では12年間で43万円(108%)です。


化学業界においても新型コロナウィルスの影響は少なくはありません。エネルギー・原材料などの価格の高止まり、物流の停滞、労働力不足などです。主要な国内化学メーカーの2020年度の業績は軒並み大幅な減益となりました。しかし、化学業界の回復は速く、取扱製品にもよりますが需要が急拡大し、2021年からは過去最高ともいえるくらいの好業績となりました。石油化学製品の価格上昇や半導体製品の需要拡大などが要因の一つとして考えられます。ただ、もともと石油化学製品は好・不況の影響を受けやすい為、昨年度の化学業界の増収増益は石油化学市況の高騰による影響を受けた一時的なものとなるでしょう。

世界中でカーボンニュートラルを目指す現在、化学業界に対する期待は大きいです。温室効果ガスを多く排出する化学業界にとっては今後どのようにしてカーボンニュートラルを実現していくのか、各社の動向に注目が集まるでしょう。

 

 

 

 (2) デンカの生涯賃金 推移(2010年から)

 

  デンカの生涯賃金 推移(2010年から)

 

生涯賃金 デンカ 上場企業の平均 上場平均との差額
2010年 2億3342万円 -  
2011年 2億3457万円 2億2450万円 1007万円
2012年 2億3465万円 2億2729万円 736万円
2013年 2億3304万円 2億2939万円 365万円
2014年 2億3376万円 2億3185万円 190万円
2015年 2億3343万円 2億3631万円 -289万円
2016年 2億4443万円 2億3897万円 545万円
2017年 2億5081万円 2億4046万円 1035万円
2018年 2億5911万円 2億4320万円 1591万円
2019年 2億7445万円 2億4610万円 2836万円
2020年 2億8105万円 2億4481万円 3625万円
2021年 2億7334万円 2億3421万円 3913万円
2022年 2億8425万円 2億3510万円 4915万円

 

デンカに新卒入社をしてから60歳まで勤務をした場合
2億8,425万円の収入を得る事ができます。

日本の上場企業の生涯賃金との差額は、2022年時点で4,915万円。
おおよそ日本の平均の1.21倍、化学業界の平均値の0.94倍となっています。

日本では上場企業とひとくくりにされますが、このように入社する企業で人生において5千万円近くの収入差が出てしまうのです。

 

 

 

 (3) デンカの平均年収を業界と比較

 

デンカの平均年収を業界と比較

 

業界プレイヤー 平均年収 生涯賃金
大陽日酸 987万円 3億8303万円
住友化学 884万円 3億4306万円
三菱ガス化学 871万円 3億3825万円
信越化学工業 855万円 3億3178万円
三井化学 839万円 3億2571万円
日産化学 815万円 3億1634万円
東ソー 786万円 3億0518万円
三洋化成工業 762万円 2億9586万円
日本触媒 760万円 2億9501万円
カネカ 755万円 2億9322万円
旭化成 751万円 2億9166万円
日本ゼオン 751万円 2億9149万円
JSR 745万円 2億8911万円
エア・ウォーター 740万円 2億8724万円
ダイセル 739万円 2億8702万円
デンカ 732万円 2億8425万円
トクヤマ 722万円 2億8037万円
昭和電工 721万円 2億8003万円
ADEKA 716万円 2億7790万円
クラレ 705万円 2億7363万円
宇部興産 700万円 2億7188万円
上場平均 606万円 2億3510万円

 

今回は、化学業界21社(大陽日酸、住友化学、三菱ガス化学、信越化学工業、三井化学、日産化学、東ソー、三洋化成工業、日本触媒、カネカ、旭化成、日本ゼオン、JSR、エア・ウォーター、ダイセル、デンカ、トクヤマ、昭和電工、ADEKA、クラレ、宇部興産)の平均と、デンカの年収推移を比較しました。

結論、デンカは業界平均の0.94倍、上場企業の平均年収と比べると1.21倍の収入を得る事ができています。またデンカ内でも、平均年収が2010年と比べ131万円あがっており、企業としての業績/収益が順調に伸びていることがわかります。

 

 

 

 (4) デンカの年収カースト

 

 デンカの年収カースト

 

デンカの年収は732万円なので、カーストは“THE 中流層”です。年収カースト全体から見ると中の中に位置しています。
東京商工リサーチが日本の上場企業1841社を調査した所、平均年収700万円台の企業は304社で全体の16.51%でした。

上場企業の平均年収は606万円で”一人暮らし貴族”のランク。ここが全体で一番多い割合となっています。

 

 

 

2.デンカの給与制度/年収推移

 

デンカの給与制度/年収推移

 

2022年のデンカの年収の平均は、732万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は4,081名、平均年齢40.8歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定550~950万円程度と予測されます。

 

 

 

 (1) デンカの勤続状況の推移

 

デンカの勤続状況の推移

 

  平均年齢 平均勤続年数
2010年 40.3歳 18.9年
2011年 40.2歳 18.6年
2012年 39.9歳 18.1年
2013年 39.6歳 17.8年
2014年 39.8歳 18.0年
2015年 39.7歳 18.0年
2016年 39.9歳 18.0年
2017年 40.1歳 17.7年
2018年 40.5歳 18.1年
2019年 40.6歳 17.1年
2020年 40.7歳 17.1年
2021年 40.5歳 16.5年
2022年 40.8歳 16.8年

 

デンカの平均年齢は約40歳~約41歳、平均勤続年数は約17年~約19年の間で推移しています。
これは定年退職以外の退職が少ないということです。

これまでの終身雇用型企業の平均年齢が42歳前後 平均勤続年数は18-19年です。
デンカの数値もそれに近いものであり、安定して働ける企業といえます。

 

 

 

 (2) デンカの年齢別の年収推移

平均年収から年齢別の推定年収を算出しました。

デンカの年齢別の年収推移

 

年齢 デンカの推定年収 上場企業の平均年収
25歳 386万円 406万円
30歳 523万円 509万円
35歳 661万円 572万円
40歳 799万円 621万円
45歳 868万円 647万円
50歳 937万円 739万円
55歳 1,006万円 808万円
60歳 908万円 730万円

 

デンカの給与制度は、初任給が 大卒で月給 230,470円、修士了で月給 247,447円ですので、初年度は300~350万円ですが
50代半ばで年収1000万円を超え、最大年収を迎える50代の年収は880~1,070万円になります。

 

日本の上場企業の平均年収との比較するとその差は

25歳    -20万円
30歳    +14万円
35歳    +89万円
40歳     +178万円
45歳     +221万円
50歳     +198万円
55歳     +198万円
60歳     +178万円

となり、上場企業の平均よりも高い年収となっています。

※一般的には役職定年が55-58歳になります。
55-58歳になると年収が25%ダウンする企業もありますが部長級以上だと、その限りではありません。
また親会社の場合、子会社への“転籍”を促されますが、転籍の場合は年収が30%ダウンします。

当メディアは順調に昇給・昇格した場合の推定値を算出しております。
次は役職ごとの年収をご覧ください。

 

 

 

 (3) デンカの役職別の年収推移

 

役職

年齢

推定年収

役職なし

23歳〜27歳

300万円~550万円

主任

28歳〜

550万円〜700万円

係長

32歳〜

700万円〜850万円

課長

37歳〜

850万円〜1,000万円

部長

45歳〜

950万円〜1,250万円

(編集部独自に取得しているデータとデンカの平均年収を掛け合わせて算出)

 

近年は実力主義に向けて改革が進められているようですが、まだ年功序列の傾向が強いようです。賞与は良いが昇給は少ないというコメントも見られました。

(openwork、en Lighthouseに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 

 (4) デンカの口コミ情報

 

 

20代男性

20代男性
20代男性

給与制度: 主事になるまでは毎年5000円〜1万円/年のペースで昇格。

評価制度: かなり細かく評価基準が設定されているが、目標が高すぎるため満点を取るのは至難の業。結局ほとんどの人が似たような査定結果となっている。 自分で目標を設定し、賞与に影響する制度もあるが、どれほど関連性があるか不透明。

月給 残業 賞与 年収
28万円 7万円 150万円 570万円

 

 

20代男性

20代男性2
20代男性2

給与制度: 業界平均より少し低いくらいか。ただ近年はベースアップも実施しており、少しずつ改善される傾向ではある。

評価制度: ここ数年で新しい評価制度が導入されたが、評価する側もされる側も正しく理解できていない印象。

月給 残業 賞与 年収
27万円 3万円 140万円 500万円

 

 

40代女性

40代女性
40代女性

給与制度: 昇給は不透明。新入社員から数年たったら給料は少しずつ上がる様子。賞与はどの企業と同様に業績によるが 、製品ポートフォリオが安定志向であるため、一定額は入る。

評価制度: 非常に不透明。昇進は期待しないほうが良いと思う。

月給 残業 賞与 年収
40万円 3万円 200万円 700万円

 

 

30代男性

30代男性
30代男性

給与制度: 高くも低くもない。同業界の競合に比べると少し低い水準。賞与は毎年しっかり出る。

評価制度: 管理職になる前までは評価の差はそれほど無く給与の差も大きく変わらない。

月給 残業 賞与 年収
45万円 5万円 200万円 820万円

 

 

20代男性

20代男性
20代男性

給与制度: 残業代は何年か前に監督署から厳しい指導を受けたこともあり、ちゃんとつけられるようにう。

評価制度: 評価制度は変わったものの、相対評価自体は維持しているため皆が納得感が得られているとかは言い難い。

月給 残業 賞与 年収
32万円 10万円 150万円 660万円

 

 

30代男性

30代男性2
30代男性2

給与制度: 最近業績の良さを反映し賞与は他社並みには出る。ただ昇給や手当は一部上場企業の割には少ないほうだと思われる。

評価制度: 典型的な年功序列。人事評価制度を2-3年前に見直しているが、ドラスチックな昇進・昇給は無い。

月給 残業 賞与 年収
56万円 0万円 320万円 1,000万円

(openwork、en Lighthouseに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 

 

 (5) デンカの福利厚生/待遇

 

デンカの福利厚生/待遇

 

デンカの福利厚生についてご紹介します。
就職・転職する時に求人票の情報だけでは、意思決定する時に情報が不足します。
実際にデンカでの勤務経験のある社員や元社員の方の福利厚生に関する口コミ情報も併せて紹介します。

 

2022年 新卒採用の募集要項

手当

通勤費全額支給、家族手当、住宅手当、地区手当、時間外手当 他

休日・休暇

完全週休2日制(土日)
年間休日:122日
※入社時から使用可
休暇制度:GW休暇、年末年始休暇、慶弔休暇、産前・産後休暇、育児休暇、介護休暇
備考:祝日 他

保険

社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労働災害補償保険(労災))

福利厚生・諸制度

社宅・寮全国完備、共済会、財形、持株会、住宅融資、ダイバーシティ関連制度(育児・介護による時短勤務、配偶者の転勤による勤務地変更、結婚・育児・介護による勤務地限定制度等)、年次有給積立制度(100日迄)等

 

 

20代男性

20代男性
20代男性

福利厚生: 住宅補助:1万円。 寮:勤務地より50km?以上離れた場所に住んでいる一般社員には借り上げ社宅あり。おおよそ、8万円程度の賃貸。 財形貯蓄、社員持株会:有。持株会は最大5万円/月まで可能。

オフィス環境: 営業や管理系の東京オフィスの環境は他一部上場企業と比較しても遜色なし2020年にオフィスリニューアルを行い、今まであった「閉鎖的」な設計から、中央に自由に利用できる空間をもうけるなど「開放的」な環境となった。その他、2022年にWeb会議用の個人ブースや部屋を複数導入するなど、オフィス環境の改善には熱心。 現在の会社には珍しく、オフィスの中に喫煙所が設けられている。

 

 

20代男性

20代男性2
20代男性2

福利厚生: 以前までは築年数の古い社員寮に若手も管理職も入れられていたが、いまは借り上げ社宅に住めるようになった。ただ、借り上げ社宅や社宅に住まない場合の家賃補助は1万円しか出ないため、自身の住みたいところに住むのは難しい。

オフィス環境: 数年前からカフェスペースや個人ミーティングルームの設置などに取り組んでいる。また、新型コロナの影響で、最近は在宅勤務ができるように各社員にポケットWiFiを支給したりしてくれている。

 

 

30代男性

30代男性
30代男性

福利厚生: 社宅補助は非常に手厚く可処分所得の増加に繋がるため大変ありがたい。特に独身者は間取りの縛りはあれど、家賃上限額が高いため都心にも関わらず新築や駅近に住めるため非常に魅力的。妻帯者になると謎のUR縛りが発生するようで、住環境で苦しんでいる先輩がいた。

オフィス環境: 本社は素晴らしい。さすが三井タワー。そのほかは知らないが悪くはないと思う。

 

 

40代男性

40代男性
40代男性

福利厚生: 社宅に住めば自己負担額は1万円程度だが、自身で契約した場合の住宅補助はかなり少ない。

オフィス環境: アクセスの便利なところに事務所はあるため、営業や管理系であれば、環境は良い。工場勤務の場合は僻地にあり、都市圏出身者が配属された場合は慣れるまで時間がかかると思う。

(en Lighthouseに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

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面接官のホンネ 管理人

アラフォーの管理職。二人の娘がいます。 新卒・中途採用に10年以上携わり、安定を手にするために私自身も転職。次世代に知識と経験の継承を目的として「リアルな現場の声」をテーマに、“面接官のホンネ”を立ち上げました。わかりやすく採用現場の本音をお届けします。

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