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新卒入社後はSMARTに目標設定しよう!フレームワーク活用のすすめ

新卒入社後はSMARTに目標設定しよう!フレームワーク活用のすすめ

 

新卒で入社すると、多くの新入社員研修で「目標設定」をする機会が設けられます。目標設定は何のために行われ、またどのようなことを目標にすればよいのでしょうか?

 

この記事では、新卒入社で目標設定をする理由と、目標設定をするときに役立つフレームワーク「SMART」を紹介します。

 

 

 

1. 新卒入社で目標設定をする3つの理由

 

 

新卒で企業に入社すると、最初に「新入社員研修」が行われることが一般的です。そのなかで必ずと言っていいほど取り入れられているのが「目標設定」。新入社員研修で目標設定が行われる理由を3つ紹介します。

 

 

①.モチベーションを上げる

 

大学を卒業し、社会人になったばかりだと、出社しても何をすればよいのか分かりません。これからどのように仕事が進んでいくのか、自分にはどのような役割が与えられるのか分からず不安に感じてしまいます。

 

しかし、目標を設定すると、自分がこれからするべきことが明らかになります。進むベき方向性が定まれば、仕事に対するモチベーションが上がるでしょう。

 

 

②.自主性が育つ

 

目標は、与えられるのではなく自分で考えなければなりません。入社した企業、配属予定の部署での業務を詳しく知り、そのなかで自分にできることは何なのかを自分の頭で考えることはとても重要なことです。

 

仕事について理解を深め、自分なりの目標を考えることは、仕事を自分事としてとらえ自主的に取り組んでいこうという姿勢を育てるのに役立ちます。

 

 

③.進捗や結果が確認できる

 

目標がなければ、どこまで進んだのか、自分がどの位置にいるのかが分からないまま漠然と仕事に取り組むことになります。目標があるからこそ現状を知り、対策を立てることができるのです。

 

また、結果や実績はどうだったのかを振り返れば、今後仕事をしていくうえでの改善点を考えられます。

 

 

 

2.新卒入社時の目標はSMARTに立てよう

 

 

「目標を設定してください」と言われても、どう考えればよいのか分からない人も多いでしょう。ここでは新卒入社時に目標を設置するときに役立つフレームワーク、SMARTを紹介します。

 

 

①目標設定フレームワークSMARTとは

 

目標設定フレームワークとして知られるSMARTは、次の5つの要素から成り立ち、それぞれの頭文字をとって名づけられました。

 

  1. Specific(具体的である)
  2. Measurable(測定できる)
  3. Achievable(達成できる)
  4. Relevant(上位目標に結びつく)
  5. Time bound(期限がある)

 

これらの要素が満たされていれば、自ずと実現可能な目標を設定できます。それぞれの要素を詳しく説明しますので、これらの要素に沿って目標設定をしてみましょう。

 

 

a. Specific(具体的である)

 

まず、目標はブレることがないように、具体的なものでなければなりません。

 

Specificの例>

「毎日お客様に電話をする」→「毎日10人のお客様に新商品案内の電話をする」

 

 

b. Measurable(測定できる)

 

設定する目標は、測定可能なものかどうかを確認しましょう。振り返って改善を考えるためにも、定量的な数値目標にしておくことは重要です。

 

Measurableの例>

「毎日商品を販売する」→「毎日○○ツアーを2名に販売する」

 

 

c. Achievable(達成できる)

 

非現実的な目標は、かえって逆効果となります。頑張れば手が届くレベルの目標にすることが大切です。

 

Achievableの例>

「毎月100万の利益をあげる」「毎月2人と新規契約する」

 

 

d. Relevant(上位目標に結びつく)

 

その目標を達成することが、所属する部署や企業全体の利益に結びついているかどうかを確認しましょう。

 

Relevantの例>

「毎日10件の飛び込み営業をする」「毎月1社と新規契約する」

 

毎日10件の飛び込み営業をすること自体は、経験を積む、営業トークを学ぶといった点で考えると決して悪い目標というわけではありません。しかし、飛び込み営業そのものを目標としてしまうと、成果が0でも目標を達成したと自己満足してしまう可能性があります。

 

飛び込み営業は、契約を目指して行うことです。目標を契約としなければ、利益に結びつきません。結果が業績に反映されない目標は設定しないようにしましょう。

 

 

e. Time bound(期限がある)

 

「今月はダメだったけれどまた来月」を繰り返すようでは、目標設定する意味がありません。目標には期限を設定し、そこまでに達成できるように努力することが重要です。

 

Time boundの例>

TOEIC800点を取る」10月までにTOEIC800点を取る」

 

 

 

3. 新卒入社で目標を立てるときの注意点

 

 

新卒入社で目標を立てるときには、短期目標だけではなく長期的な目標も立てるようにしましょう。目の前の目標だけでは数字に追われ、かえって意欲がそがれてしまう可能性もあります。

 

例えば、「3年以内にチームリーダーになる」など、年単位で叶えたい目標を持つことも、長く企業で勤めていくモチベーションになるでしょう。

 

 

 

4.まとめ 

 

 

新卒入社で目標設定する意味と方法、そして注意点を紹介しました。目標を立てることは、自分がその企業を深く知り、そこで働く意味を考えることにつながります。目標設定をするときには、フレームワークであるSMARTを意識し、実現可能なものを考えるようにしてください。

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面接官のホンネ 管理人

アラフォーの管理職。二人の娘がいます。 新卒・中途採用に10年以上携わり、安定を手にするために私自身も転職。次世代に知識と経験の継承を目的として「リアルな現場の声」をテーマに、“面接官のホンネ”を立ち上げました。わかりやすく採用現場の本音をお届けします。

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