2.英語が必要な業務であればTOEIC750-800点以上なければ足切り
3.業務上必要のない採用であればTOEICの点数は加点ポイントにはならない
1.企業によって英語力の捉え方が違います
(1)海外との交渉が主力の企業では、英語力は足切りの対象
有名どころで言うと、5大商社は海外出張も多く現地の方との交渉が必要であることから英語力は必須となります。また国内勤務であっても交渉サポートを考えると相応の英語コミュニケーション力は求められます。
・丸紅はビジネスレベルの英語力が必須
つまり、ビジネスで英語が必要な企業はTOEIC730点以上ないとそもそも選考の対象にはならない
その他、3大自動車(トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業)の総合職採用はグローバル展開が事業の主軸ですので、新卒採用される方は将来的に海外勤務や出張を考えると、採用の時点でも英語力が備わっていないと難しいです。
(2)国内事業が主力の企業では、加点ポイントにはしていません
最近では楽天のように社内公用語を英語にする企業が出てきていますが、ビジネススピードを考えるとまだまだ日本語だけで通用するのが日本社会。 国内の採用において、TOEICが資格欄に記載されていても「頑張ったんだな」と思う程度です。有利になぞまったくなりません。 TOEICの点数そのものは有利にはなりませんが、以前別記事でも載せましたが書き方次第では、一貫した努力は武器になります。
しかしながら資格は資格、PRと混同しないようにしましょう。
2.英語力が必要な企業かどうかの見分け方
(1)各企業の中途採用の募集欄を見てください
新卒採用の募集要項には、語学力の有無は基本載せません。
なぜなら大抵の新卒の場合はポテンシャル採用であるため、100名の採用を実現したい場合は数万名と事前に接触し、選考者を1万弱程度にすることがが必要不可欠だからです。 裏を伝えると、エントリーシートの獲得を6,000~9,000名集めると、その中から大学や語学力を絞っても1,000名弱は残り、そこからグループ面接・個人面接3回程度で内定150~200名出せるのです。
エントリーシートの獲得件数も人事には目標となっているので、下手な制約は募集要項には載せません。
しかし中途採用は違います。
中途採用は、担当業務を既にありますのでピンポイントでマッチングできるよう詳細の資格が記載されています。 ためしに住友商事を確認すると
住友商事_2019年新卒の募集要項 応募条件に、語学力の記載はありません。
しかし、中途採用には応募資格のMUST要件に英語力の記載があります。 国内勤務である人事部ですらTOEIC730点が求められ、
グローバル業務部はTOEIC800点以上が必須となっています。
3.まとめ
英語に苦手意識がある方も、新卒採用は怖がる必要はありません。
私の場合海外出張にはネイティブの方が一緒についていってもらえるので、特に不便はありません。今勉強中です、でも楽しいです。 しかし日本の人口は先細りであり、今後の日本社会を考えると今後国内事業縮小は免れません。
大企業も積極的な海外展開を進めているのが現状です。 将来の日本を牽引されるみなさんに関しては、学生の内に語学力を積極的に磨いていただき、社会に出てきて欲しいなと、願っております。