2.企業が重視しているのは「何を実現させたいのか」という明確な意思
3.複数の内定を勝ち得ている人の多くは、この意思が明確
スマートフォンの普及によりインターネットからの情報獲得がより便利になりました。その結果就活の場において、多くの情報を活用して「それらしい解」をエントリーシートや面接で提示する学生が増えています。
しかしどんなに対策で武装しても、面接官は秒速で見抜きます。なぜなら似たようなことを前の選考者から聞いているからです。
「またか」というのが企業のホンネです。その先はまるで蝋人形と話しているかのように面接が進行していきます。
そのため、就活の成功とは一体何か?を最初に理解してもらうことにしました。
一人でも多くの方が、それぞれの理想となる社会へは羽ばたく事を願っています。
1.なぜ就活?一般企業でいいの?この整理が重要
海外の大学に留学する人
国家/地方の公務員を目指す人
弁護士や税理士などの難関職を目指す人
一般企業に進む人
これから就活を始めるみなさんは、いま人生の岐路に立っています。学生ですから、様々な道が用意されています。その中で何故一般企業に進もうとしているのか?
就職活動をするうえで、コア(骨太)となる重要な問いになります。
これが答えられる人は、大抵の面接でもスイスイ進めます。
なぜその道に進むのか「そんなの今決められないよ」と思う方も多くいます。
しかし、私の経験上10人にひとりは明確な意思をもっており
そういう方が複数の内定を獲得し、望むべき道を進むことができています。
あなたは自分の意思で、その道を歩もうとしていますか?この意思がが持てるかどうかが、今後の人生を大きく左右するポイントになります。
2.筆者なりの答えの出し方(参考にしてください)
(1)簡単に私のこれまでのお話
私は早く家庭を築きたいと考えていました。
そのために大学時代のアルバイトから貯蓄をしていたものです。
家庭を築くには安定的な収入が必要だ、そのくらいの気持ちで就活をしました。
しかし、そうやって入った企業では不満の連続。
業界の最大手でしたが、つらい・きつい・やめたい。
リーマンショックや東日本大震災も重なりその都度会社の業績は大きく揺れ
昇給なし・ボーナス支給なし・社員は子会社へ片道切符の出向と
学生時代に想像していた安定は手にできませんでした。
そういった時に気づくのです
本当の安定とは、「いかなる時でも自分で選択できるチカラを持つことである」と。
・業務をコントロールできるだけのチカラ
・希望の転職先を手にするだけのチカラ
そうしたときに、留学をしておくことも手でしたし、
公務員になっておくべきだったと後悔もしました。
(2)今の私はこう思っています。
友人や家族に囲まれた豊かな人生を歩みたい。
そういう人生を得るためには
・業界で通用するだけの最先端の技術を取り入れるチャレンジをすること
・自分で得た経験や知識は次の世代に余すことなく伝えること
・経験や知識がより役立つようできるだけ多くの人に影響を及ぼせる業務をこなすこと
・自分の子供に胸を張れるだけの仕事をすること
・その結果経験に見合うだけの収入を得ること
こうした経験を積むためには、やはり公務員ではできません。税理士や弁護士とも違います。一般企業でしか欲する経験は得られませんので、私は一般企業のこうした経験を得ることができる場所で毎日頑張っています。
3.自分なりの答えを出す方法
まず、いきなり答えを出すことはできません。大きく以下の4ステップを踏むのがいいと私は考えています。
- STEP1:将来のなりたい姿とは?
- STEP2:なりたい姿を得るために必要な条件とは?
- STEP3:条件を得るために得たい環境や経験とは?
- STEP4:その経験を得ることができる業界/企業とは?
こういった整理して相手に伝えることができる人は、コミュニケーション力が一定あると判断ができます。また、エピソードの中で主体性と自己認知・思考力が高いと判断ができるので総合的に環境適応能力が高そうだと評価ができます。
筆者の場合ですと
・将来のなりたい姿
→友人や家族に囲まれた豊かな人生を歩みたい。
・そのなりたい姿を得るために必要な条件
→周りに還元できるだけの知識と経験
→家族とゆとりある生活をおくるだけの収入/貯蓄/時間
・その条件を得るために必要な環境や経験
環境
→ベンチャーではなく一定規模の歴史ある企業
→新しい仕組みへの欲求が強くチャレンジを認めてくれる企業
→年次だけではなく行動や結果を評価につなげてくれる企業
経験
→最先端の技術を取り入れる経験
→チームを組織し経験を後進へ伝えられる経験
・仮説の整合をOB訪問や企業の情報を調べて選考に参加する
4.まとめ
就職活動は何のためにするのか?
それは、自分が目指すべき未来を実現させるため。です。
社会では、「意思を持つ人」が上にいける仕組みになっています。
しかし企業もそういった明確な意思がある人ばかりだとは思っていません。
そういう人のために「ソルジャー営業」という部隊が多くの営業企業にはあります。
今明確な意思がない人の多くは、
何も考えなくても行動し続けるソルジャー営業職に流れていきます。
つまり、この整理はしなくても道はあります
しかし、就職活動は幸せになるためにすべしです。
面接をしていると、明確に答えを持っている人が10人にひとりはいるものです。
そういう人は、即効で採用に向けた特別選考に切り替えをします。
この答は他の誰でもない、就活をはじめる最初の問いに対して答えを出さなくてはならない。
一般企業の面接では、有名企業になればなるほど、この“意思”が明確になっていないといけません。
この答えを出すことが第一
なぜ社会にでないといけないのか?
是非考えてみてください。