スーツは男女問わず社会人にとって欠かせないアイテムです。スーツ勤務の方はもちろんのこと、オフィスカジュアルでの勤務の会社でも、商談や重要な会議などフォーマルな場でスーツを着用する機会があります。新社会人になるなら少なくとも1着はスーツを持っておくようにしましょう。
そこで新卒入社を迎える方に向けて、新入社員のビジネスシーンにふさわしいスーツの選び方を説明します。
1.社会人はリクルートスーツ以外にもスーツが必要
新卒で入社する場合、持っているスーツはリクルートスーツのみかもしれません。新卒入社社員であれば、入社後もリクルートスーツを着てもOKですが、本来、黒スーツはブラックフォーマルの印象があるためビジネスシーンでは着ないものです。リクルートスーツを使うのは新入社員研修や最初の半年~1年の間までにしておき、徐々にビジネススーツに切り替えるようにしましょう。
スーツは毎日同じものを着るのではなく、1回着た後は2日休ませた方が長持ちすると言われていています。スーツ勤務だと、スーツを着回すためには最低でも3着は必要なので、リクルートスーツ以外にビジネススーツをいくつか買い足す必要があります。
スーツの価格はブランドや生地によってピンキリですが、新卒社員がスーツを揃える際には2~4万円台のものがいいでしょう。
2.新卒社員は入社前にスーツの準備をしておこう
新卒採用が決まったなら、早めにスーツの準備をしておきましょう。入社後は忙しく時間を取りにくいだけでなく、入社時期には手ごろなスーツが品薄になって選択肢が狭まってしまいます。裾直しに日数がかかることも考え2月~3月頃に用意しておくと安心です。
それでは入社前にスーツを買うときの選び方を見てみましょう。
①.スーツはベーシックなものがおすすめ
どのようなスーツを選ぶかは会社のドレスコードや社風に合わせる必要あります。ただし新卒社員がスーツを用意するときは、ベーシックなデザインのスーツを選ぶことがおすすめです。新入社員だから悪目立ちしないように、という理由だけではなく、ベーシックなスーツは流行や年齢が変わっても着続けられるという利点からです。
またベーシックなスーツの方がフレッシュな新卒社員らしさがあり、様々なシーンで着られるため着回しもしやすいでしょう。
②.ダークカラーと柄ものを組み合わせて着回す
最初にそろえるスーツの色は大人っぽいグレーや引き締まって見えるネイビーなどダークカラーがおすすめです。ブラックは柄があるものやグレーが強いものを選べばビジネスシーンでも着ることができます。
新卒社員はシーンやドレスコードを選ばずに着やすい無地を中心にスーツを揃え、アクセントとして柄ものも1着取り入れるといいでしょう。
ストライプやチェックなど柄ものを選ぶときには、色のコントラストが強いものやラインが太いものは目立つので、シャドーストライプや織物柄のような、ラインやチェックの幅が狭くて薄いものがおすすめです。
③.機能性もチェック
着心地やお手入れのしやすさなど機能性も考えてスーツを選びましょう。例えば家で洗えるウォッシャブルスーツであれば、汚れたときもすぐに自宅で洗濯できます。
また、形態安定はシワ、型崩れを防ぎ、スラックスの折り目も取れにくいので、きれいなスーツスタイルをキープしてくれるでしょう。ストレッチ素材のスーツなら、着心地が良く、毎日かっちりしたスーツを着て仕事することに慣れていない新入社員には重宝します。
機能性が高いと値段が上がることもありますが、これからの社会人生活で着続けるスーツ。快適に過ごせて、使いやすいものを選ぶことが大切です。
3.スーツに合わせる小物の準備も忘れずに
社会人生活の準備としてスーツに気を取られがちですが、ワイシャツやネクタイ、ベルトなどスーツに合わせるアイテムの準備も欠かせません。
ワイシャツは白やサックスブルーだと清潔感があり爽やかな印象を与えることができます。ストライプやチェックなど柄ものは白ベースで取り入れると派手になり過ぎないでしょう。
ネクタイは5本くらい用意し使い回すと、毎日印象を変えることができます。ネイビー、グレー、えんじなど落ち着きのある色をベースに、ストライプやチェック、小紋柄などベーシックな柄・デザインを選ぶのがおすすめです。
靴もローテションして履かないと痛みが早くなってしまいます。就活で使っていた黒革靴に加えて、ダークブラウンやデザインの異なるものを買い足すといいでしょう。ベルトと靴の色は合わせるとスーツ姿にまとまりが出ます。
4.まとめ
スーツ数着とワイシャツ、ネクタイ、靴など新卒入社準備には揃えるものがたくさんです。しかしどれもこれからの社会人生活でフル活用するもの。着心地の良いもの、使いやすいものを選んで、社会人としてふさわしいスタイルで入社を迎えましょう。