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楽天に転職するコツを紹介!選考フローや特徴・求められるスキルも解説

楽天に転職するコツを紹介!選考フローや特徴・求められるスキルも解説

楽天は、国内最大手のECモールを運営しており、海外も含めるとその利用者は12億人を超えるとされています。

 

利用者として身近な楽天に転職したいと考えているものの、ネットで検索しても情報が分散していて、結局よくわからない…という方に向けて、楽天の転職情報をまとめました。

 

楽天への転職のコツや、具体的な選考フローや特徴、求められるスキルまで詳しく解説していきます。

 

1.楽天の企業情報

 

まずは楽天の基本的な企業情報を確認しておきましょう。

 

社名 楽天株式会社
本社所在地 東京都世田谷区玉川1丁目14番1号 楽天クリムゾンハウス
代表者 代表取締役会長兼社長 三木谷浩史
設立 1997年2月7日
資本金 205,924百万円(2019年12月31日現在)
従業員 単体:7,288名
連結:1万2,981名(2019年12月31日現在)

 

 

楽天は、インターネットサービスを展開する東京都に本社を置くIT企業で、国内最大級のオンラインモールである「楽天市場」を運営しています。

 

楽天市場のほかにも、旅館予約サービスの「楽天トラベル」など、7つに分かれるさまざまなサービスを展開していることも特徴です。さらにFin Tech事業においては、楽天pay、楽天銀行、楽天カードなど多くのサービスを提供しています。

 

 

2. 楽天の採用情報

 

続けて、楽天の採用情報を見ていきましょう。

 

①楽天の採用職種

 

楽天では、セキュリティーエンジニアやアプリケーションエンジニア、ネットワークエンジニアなど、さまざまなエンジニアの採用を行っています。

 

ビジネス職においては、営業・コンサルタント、データサイエンティスト、戦略・経営企画などのほか、マーケティング・PRや広告運用など、幅広い職種での募集がされていることが特徴です。

 

②楽天の待遇

 

楽天の年収は、2019年度の有価証券報告書によると平均年間給与は約750万円とされていますが、口コミサイトでは350万円~2,000万円との回答があり、職種や年次、経験レベルによって異なることが分かります。

 

労働時間はIT企業としては短めで、ノー残業デーや有休消化を徹底している部署もあります。ただし、エンジニアや営業職に関しては、残業時間は長くなる傾向にあります。

 

福利厚生は充実しており、とくに女性の育児休業などへの支援体制が整っているので、出産後も復帰して活躍する女性が多いことが特徴です。

 

③楽天への応募・選考フロー

 

楽天の選考フローは公式に発表されていませんが、内定者の口コミなどを見ると以下の選考フローで行われています。

 

  1. 事業部を決めて応募
  2. 面接(23回程度)
  3. 筆記試験(SPI
  4. 提出物(健康状態についてのアンケート、TOEICスコア)

 

面接はケースによって異なりますが、一次面接はチームメンバーと、最終面接はマネージャーと行います。選考の途中段階で、代表の三木谷氏の著書に関する感想文の提出を求められることもあります。

 

 

3.楽天の中途採用の特徴

 

幅広い職種の募集がある楽天ですが、中途採用全体で共通する特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。大きく分けて4つご紹介します。

 

①楽天は英語力(TOEIC800点以上)が求められる

 

楽天では、社内公用語を英語としていることから、TOEICスコア800点以上は必須とされており、800点に満たないと給与や昇格などにも影響します。オフィシャルな資料やメールなども英語でやりとりされるため、英語ができないとかなり苦しくなるでしょう。

 

②楽天はITスキルも求められる

 

楽天がIT企業である以上、ITスキルも必須です。もちろん職種によって求められるスキルは異なりますが、「ITパスポート試験」に合格する程度のレベルは必要だと考えられます。

 

③楽天の面接内容は一般企業と変わらない

 

面接については、楽天独自の内容のものはとくになく、一般企業と変わりません。特別な事前準備は不用です。

 

④楽天採用の選考スピードは早い

 

楽天の選考スピードはかなり早めで、場合によっては2日ほどで結果が知らされます。それでも他社との選考の兼ね合いで結果を急ぐ事情があるなら、早く結果を出していただけるよう、エージェントなどを通して依頼するとよいでしょう。

 

4.楽天に転職するためのコツ

 

楽天に転職するためのコツを2つにまとめました。

 

①グループ会社に転職するのもあり

 

楽天はグループ内での異動が多いことも特徴です。例えば、楽天銀行から楽天本社などへの異動も珍しくはありません。企業としては、グループ内から人を採用したほうが、リスクが低いなどのメリットがあるためです。

 

本社採用での応募条件に満たないなどのケースでは、最初から本社をねらわずにグループ会社へ転職し、そこから本社への移動を希望するのも方法の一つです。

 

②転職エージェントを利用する

 

楽天に転職を希望するなら、転職エージェントの活用がおすすめです。転職エージェントは、ホームページなどに公開されていないような、独自の非公開情報を持っている可能性があります。

 

また過去に楽天に対して転職活動を行った転職者から、面接内容などの情報を持っている場合には、独自の対策を取ることも可能です。こちらからは切り出しにくい年収などについての交渉も、プロに任せれば安心です。

 

 

5.楽天から分かるIT企業で大切なこと 

 

楽天は、「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」を企業理念に掲げ、世界基準の革新的なサービスを生み出すことを目指しています。そして世界中の人々のさまざまなニーズに応えるために、多様な人とアイデアがオープンに行き交うダイバーシティに飛んだ職場環境を整えたいとメッセージしています。

 

これからも、そしてこれからも、国内外問わず成長し続ける企業として、新しい分野への挑戦を恐れずイノベーションを起こせる人物を求めているのです。

 

これは楽天だけではなく、IT企業に特徴的なポイントです。常に技術革新が起き、常識が変わっていくIT企業では、チャレンジ精神旺盛な人が求められているといえます。

 

 

6.まとめ

 

日本最大級のオンラインモール「楽天市場」を擁する楽天は、待遇や福利厚生も手厚く充実しています。社内言語を英語にするなどグローバルな環境にあるため、転職を希望するなら早めに最低でもTOEIC800点を押さえましょう。

 

楽天への転職を希望するなら、ノウハウのある転職エージェントを利用するのがおすすめです。

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面接官のホンネ 管理人

アラフォーの管理職。12歳と10歳の娘がいます。 新卒・中途採用に10年以上携わり、安定を手にするために私自身も財閥系企業に転職しました。次世代に知識と経験の継承を目的として「リアルな現場の声」をテーマに、“面接官のホンネ”を立ち上げました。わかりやすく、人事/採用の担当としての本音をお届けします。

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