企業研究
大ブーム『鬼滅の刃』を生んだ集英社の採用情報と傾向〜面接やESなど就活対策を紹介

電子書籍市場の拡大やコロナ禍に伴う読書への関心など、出版業界にとってはチャンス期と言える昨今。

国内3大出版社の一角である集英社の新卒採用は例年人気が高く、20名にも満たない採用人数*1に対し、多くの学生が挑む難関企業の1つです。

 

『鬼滅の刃』でも話題を集めて動向が注視される集英社。採用情報や選考ステップ、面接などの対策をみていきましょう。

 

1.集英社の多彩な職種と初任給

 

集英社では、編集や営業、デジタルといった職種別の採用は行われていません。

入社して所定の研修期間を経た後、下記の要素を考慮したうえで配属部署が決定されます*1。

 

・本人の志望

・業務適性

・人員配置計画

 

希望通りの配属になるとは限られませんが、集英社には多彩な仕事があるため、幅広い興味を持つと良いでしょう。

編集・営業・ライツ・デジタルといった部署の垣根を越えた取り組みも多くなる中、広い視野で出版ビジネスを見通す力も必要となります。

 

集英社は総合出版社であり、数多くの出版物を刊行。

社内には100以上の部署があり、各部署が連携して作品づくりをしています。集英社の職種は以下の通りです*2。

 

・雑誌編集(少年・男性コミック誌、少女・女性コミック誌、ファッション誌、ジャーナリズム誌、芸能誌)

 

・書籍編集(文芸書・児童書・ライトノベル、新書・ノンフィクション)

 

・デジタル・通販(電子書籍・電子コミック・雑誌電子版・通販サイト)

 

・版権(ライツ事業)

 

・営業(販売、宣伝イベント事業、広告、資材・制作)

 

・管理

 

例えば、雑誌編集では、少年・男性コミック誌などの様々な雑誌の編集業務をします。作家との打合せから、原稿の受け取り、入稿、校了作業など。

 

さらに、新人作家の発掘と育成、コミックスや企画本の発行、作品のアニメ化・映像化、キャラクターグッズの監修など、マンガ作品に関わるすべての業務があります。

 

集英社における新卒(22歳)の初任給は、2020年度実績で262,300円。家族手当や通勤手当、住宅手当などがつくほか、財形積立、退職年金育児休業、介護休業、語学研修援助などの諸制度も整っています。*3

 

2.選考ステップと重視されるポイント

 

集英社における選考の第一ステップは4つあります*1。

 

・エントリー

・書類選考

・WEBテスト受験

・第1次面接(オンライン)

 

第2次面接以降の日程・実施方法は、通過者に直接連絡が行われます。

 

選考の中でもポイントとなるのが、エントリーシートと面接です。

 

まずエントリーシートでは、志望動機に加えて「作文」の提出が求められます*4。

受け売りでない「自分の言葉で書くこと」を心がけてください。

 

出版社だからと言って、難しい言葉を並べる必要ありません。

自らひねり出した表現で、多数のエントリーシートに埋もれることにない個性を発揮できると良いでしょう。

 

また、書類選考後を見越し、「面接で聞かれたいことを意識して書く」こと。

自分らしさが表れているかどうか、家族や友達に見せて添削してもらうのがおすすめです。

 

面接のポイントとしては、質問に対して答えを返すときは「理由」を加えると良いでしょう。実例やエピソードなどを添えると会話に深みやオリジナル性が出てきます。

 

第1次面接はオンライン対応が求められるため、必要となるツールはあらかじめテストしておくこと。

 

Wi-Fiの不調で画面が映らないなど、「ハプニングが起こって当然」と考え、何が起きても落ち着いて対応しましょう。

面接担当者はいろいろな角度からあなたを見ています。

 

3.集英社の社風と傾向、就活で欠かせない対策

 

集英社の選考を受けるうえで知っておきたいのが同社の社風です。

 

若手社員のインタビューページによると、集英社は「若者が自己実現できる環境が整っている」といいます。

優秀なクリエイターが集まってくる土壌や、クリエイターを応援するシステムもしっかりあります*5。

 

「大ヒット作品を生み出してみたい」という意欲がある人にとっては、最適な職場環境と言えるでしょう。

 

集英社には野球、バスケットボール、サッカー、ヨガ、囲碁部など様々なサークル活動があり、多くの社員が参加しています。

 

部署や年代を超えて交流することで社内の人脈を広げたり、新しい仕事のアイデアやコラボレーションを生んだりすることも。

良い仕事のためには、オフタイムの充実も大切にするカルチャーが根付いています*6。

 

また、集英社の就活対策で欠かせないのは、「自分にしか話せない話をひとつでも多く持つこと」。

様々な環境に飛び込み、経験を積み重ねることで大きな自信につながっていきます。*7。

 

あらゆる分野に興味を持っていたおかげで、予期しない質問も答えられたという先輩社員もいます*8。

例えば、「『週刊プレイボーイ』を若い人に広めるための新連載を考えてください」と聞かれたら、即興できますか?

 

普段から本や映画の感想を記録として残し、何が面白かったか、何が気に入らなかったかなど、自分の言葉で表現する訓練をしておくことも大切です。

 

他には、作文対策が必須です*8。

作文で必要なのは、これまでの経験談など具体的な材料。作文の課題はその場にならないとわかりませんが、自己分析をしておくことで対策ができます。

 

自分がこれまでに何を考え、何をしてきたか。できる限りのエピソードを書き出し、誰が読んでもわかる文章を書く練習を何度もしておきましょう。

 

4.集英社の採用情報まとめ&参考にしたいサイトなど

 

集英社の選考では固定観念を持たずに様々な職種や業務に興味を持ち、「自分らしさ」をいかに表現できるかを追求してください。

 

また、エントリーシートを書いたり面接を受けたりする度に、「本やエンタメに対する愛情が沸き起こるのを止められなかった」という先輩がいます。

自分が「好き」だと感じることを信じて、全力で思いをぶつけてみましょう*10。

 

また、集英社を就活するうえで、新卒採用サイトは必ず閲覧すること。

 

新卒採用サイト

www.shueisha.co.jp/saiyo/

 

さらに、集英社の採用担当者が発信するTwitterやnoteのフォローも行いましょう。採用に関する最新情報が入手できるほか、noteでは社内の様子なども紹介しています。

 

集英社採用担当者のTwitter

twitter.com/shueisha_saiyo

 

集英社採用担当者のnote

note.com/shueisha_saiyo

 

また、集英社はもちろん、出版業界を理解するためには、オンラインインターンシップへの参加がおすすめです。社内の雰囲気を感じられたり、共に就活する仲間に会える貴重な場だとなります。

 

インターンシップ・説明会|集英社 2022年度定期採用情報

www.shueisha.co.jp/saiyo/recruiting/schedule/

 

最後に、集英社の今後の経営戦略についても把握しておく良いでしょう。『鬼滅の刃』における集英社のマーケティングは、他社や他業界も注目するものです。ぜひ目を通しておいてください。

 

『鬼滅の刃』が6000万部 集英社の“2.5次元”マーケを分析:日経クロストレンド

xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01000/

 

世界市場を狙う集英社、「ジャンプ」の勝ち目 | ゲーム・エンタメ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

toyokeizai.net/articles/-/351056

 

 

参考文献/参考サイト
*1 募集要項|集英社 2022年度定期採用情報
www.shueisha.co.jp/saiyo/recruiting/requirements/
*2 職種紹介|集英社 2022年度定期採用情報
www.shueisha.co.jp/saiyo/works/department/
*3 会社概要|集英社 2022年度定期採用情報
www.shueisha.co.jp/saiyo/company/profile/
*4 2021年度内定者座談会|集英社 2022年度定期採用情報
www.shueisha.co.jp/saiyo/recruiting/talk/
*5 『鬼滅の刃』担当編集者座談会|集英社 2022年度定期採用情報
www.shueisha.co.jp/saiyo/works/special/kimetsu/talk/
*6 研修・その他|集英社 2022年度定期採用情報
www.shueisha.co.jp/saiyo/company/welfare/
*7 新入社員紹介|集英社 2022年度定期採用情報
www.shueisha.co.jp/saiyo/people/new_staff/15/
*8 新入社員紹介|集英社 2022年度定期採用情報
www.shueisha.co.jp/saiyo/people/new_staff/14/
*9 新入社員紹介|集英社 2022年度定期採用情報
www.shueisha.co.jp/saiyo/people/new_staff/11/
*10 2021年度版就活アンケート|集英社 2022年度定期採用情報
www.shueisha.co.jp/saiyo/recruiting/talk/faq/

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