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履歴書の本人希望欄には何を書く?書き方のルール

履歴書の本人希望欄には何を書く?書き方のルール

転職活動で履歴書を作成するときに、最後にある「本人希望欄」はどのような内容を記載する欄なのかわからない方は以外と多いです。希望する条件を記載してもよいものか、迷っている方もいるのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、履歴書にある本人希望欄に記載するべき内容と、記載しないほうがよい内容、また記載することがないときにはどうすればよいのかを紹介します。

 

1. 履歴書の本人希望欄の使い方

 

転職活動で提出する履歴書にある「本人希望欄」には、入社をするにあたってどうしても叶えたい内容、それが実現しなければ入社が難しい内容を記載するためのスペースです。

 

「希望欄」とされてはいますが、実際には「入社する条件」と捉えられることが多いため、記載する内容は慎重に考える必要があります。単に希望する条件を書き連ねてしまった場合には、採用担当者に良い印象を与えない場合もあるでしょう。

 

履歴書の本人希望欄は、やむを得ない事情があって、どうしてもその希望を叶えなければ入社が難しいことについてだけ記載するようにしてください。

 

 

2.履歴書の本人希望欄に記載すべき内容

 

転職活動で履歴書の本人希望欄に記載するべき内容を紹介します。

 

入社希望時期

 

転職者の採用を検討する担当者にとって、応募者がいつから入社できるのかはとても大切な情報です。急いで人を見つけなければならない場合には、入社可能な時期が早い人から優先的に採用を検討する必要がある場合もあるでしょう。

 

そのため、既に退職済みで、いつでも入社が可能な場合には、「即日入社可」「即日勤務可」などと記載し、採用されたらすぐに働けることをアピールするのがおすすめです。

 

また、在職中の場合にも、入社可能な時期は明記するようにしましょう。退職日が決まっている場合には、「退職日:20XX年3月31日 入社可能日:20XX年4月1日」のように、日にちまで伝えておくと採用スケジュールを組みやすくなります。

 

ただし、退職日が決まっていない場合には、あえて書かないほうが無難です。もし「入社決定後、3カ月以内に入社可」などと記載し、その通りに進まなかった場合には、応募企業に迷惑がかかり、採用が見送られる可能性もあるでしょう。

 

連絡可能時間帯

 

転職活動で面接をする場合、採用担当者から電話連絡が来ることが考えられます。まだ在職中で、電話に出られない時間帯がある場合には、連絡が取れる曜日や時間帯を記載しておくようにしましょう。

 

記載するときには、「連絡可能時間帯:平日の17時以降(留守番電話にメッセージを残して頂いた場合には、確認後すぐに折り返しいたします)」などと具体的に記載するようにします。

 

応募先の企業の勤務時間帯をきちんと確認し、それ以外の時間帯を指定するしかない場合には、採用担当者の負担に十分配慮することが大切です。

 

その他どうしても伝える必要がある内容

 

本人希望欄には、他にどうしても伝えなければならない内容があれば記載しておきましょう。例えば、親の介護などの事情で、転勤はどうしても受け入れられないような場合には、入社前に伝えておかないとのちのちトラブルになる可能性が考えられます。

 

その際には、「母の介護のため、勤務先は東京都内として頂けましたら幸いです」と、理由と勤務希望地を明確に伝えます。「転勤はできません」といった、ネガティブ表現は可能な限り避けるよう心がけましょう。

 

3.履歴書の本人希望欄に記載すべきではない内容

 

「本人希望欄」には、横に小さく「特に給料・職種・勤務時間・その他希望があれば記入」などと書かれていることが多いため、希望することは何でも書いてOKと思う人がいます。しかし、給料や待遇などについての希望は、記載しない方が良いとされています。

 

もし本人希望欄に希望する給与や休暇についての希望などが記載されていた場合、採用担当者からは自分本位でわがままな印象を持たれてしまう可能性が高まります。こういった条件面は、面接が進み、実際に採用が検討される段階になってから交渉するものです。

 

基本的に履歴書の本人希望欄には、給料などの待遇面については記載を控えるようにしてください。

 

4.本人希望欄に記載することがないとき

 

本人希望欄に記載したい事項がない場合は、「貴社の規定に従います」と書くようにしましょう。記入漏れと誤解されるため、本人希望欄を空白のまま提出することは厳禁です。

 

基本的に履歴書は、自分のこれまでの職歴を端的に伝えるものであり、要望を伝えるためのものではありません。応募先企業との交渉は、選考が進んでから直接擦り合わせを行うものであり、基本的には応募先企業の規定に準じる姿勢を見せることが大切です。

 

 

5.まとめ 

 

転職活動の履歴書にある本人希望欄は、希望する内容をなんでも書いてよいものではありません。今後の採用スケジュールで応募企業が必要とする情報、そして入社に際してどうしても伝えておく必要があることだけに絞り、端的に伝えるようにしましょう。

 

細かな希望条件などは履歴書には記載せず、採用に向かって進んでいった場合に話す機会が用意されるため、そのときにすり合わせるようにしてください。

 

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面接官のホンネ 管理人

アラフォーの管理職。二人の娘がいます。 新卒・中途採用に10年以上携わり、安定を手にするために私自身も転職。次世代に知識と経験の継承を目的として「リアルな現場の声」をテーマに、“面接官のホンネ”を立ち上げました。わかりやすく採用現場の本音をお届けします。

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