明治海運の年収は？新卒/転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析

三井物産船舶部（現商船三井）の別組織として1911年に神戸で設立された海運名門です。

設立当初は三井鉱山の石炭輸送に限定されていましたが、現在は外航船舶オーナーとして自動車船、タンカー、バラ積み船、大型コンテナ船、木材チップ船などの外航船舶を所有し、国内外の有力海運会社、石油会社、電力会社等と中・長期の傭船契約を締結の上、運航しています。その他にも沖縄、北海道、神戸でのホテル業、東京、神戸の社有ビル（明海ビル）による不動産賃貸なども展開し、安定的な収益基盤を確保しています。

今回は海運業の中でも「明治海運」の収入という観点に迫ります。

有価証券報告書に記載されている平均年収・平均年齢から、当メディア独自の算出により生涯賃金も割り出しています。
新卒採用の難易度、転職採用の難易度、そして学歴フィルター情報も参考にしてください。

１．明治海運の平均年収は681万円

2021年の明治海運の年収の平均は、681万円（有価証券報告書調べ）、従業員数は87名、平均年齢37.9歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定660～930万円程度と予測されます。

　(1) 明治海運の平均年収 推移（2010年から）

今回は、海運業の明治海運の年収推移をグラフ化しました。
計測は2010年から2021年まで。

明治海運では2021年の平均年収は2010年に比べて159万円の上昇（130％）となっています。

海運業の平均年収は12年間で13万円の上昇（101％）、また上場企業の平均年収は11年間で40万円の上昇（107％）となっています。

日本は海に囲まれた島国で、輸出入の99％以上（重量ベース）を海運が担っています。海運企業は近年、厳しい業績が続いていましたが、新型コロナの影響で巣ごもり需要により注文が増え、荷物の量は急増しました。また、感染者が増えたことによって港湾の作業員が不足し、港湾が混雑しコンテナ不足、スペース不足に陥りました。その結果海上運賃が高騰し、業界全体としては順調に業績を伸ばしつつあります。

　(2) 明治海運の生涯賃金 推移（2010年から）

明治海運に新卒入社をしてから60歳まで勤務をした場合
2億6,457万円の収入を得る事ができます。

日本の上場企業の生涯賃金との差額は、2021年時点で3,036万円。
おおよそ日本の平均の1.13倍、業界の平均値の0.74倍となっています。

　(3) 明治海運の平均年収を業界と比較

今回は、海運業10社（商船三井、共栄タンカー、日本郵船、東京汽船、川崎汽船、飯野海運、乾汽船、NSユナイテッド海運、川崎近海汽船、明治海運）の平均と、明治海運の年収推移を比較しました。

結論、明治海運は業界平均の0.74倍、上場企業の平均年収と比べると1.13倍の収入を得る事ができています。また2010年と比べ明治海運内でも平均年収が159万円あがっており、企業としての業績/収益が順調に伸びていることがわかります。

　(4) 明治海運の年収カースト

明治海運の年収は681万円なので、カーストは中流階級の”一人暮らし貴族”です。

東京商工リサーチが日本の上場企業1841社を調査した所、平均年収600万円台の企業は527社で全体の28.63％でした。

上場企業の平均年収は603万円で、同じく”一人暮らし貴族”のランク。ここが全体で一番多い割合となっています。

２．明治海運の給与制度/年収推移

2021年の明治海運の年収の平均は、681万円（有価証券報告書調べ）、従業員数は87名、平均年齢37.9歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定660～930万円程度と予測されます。

　(1) 明治海運の勤務状況の推移

ここ12年間、明治海運の平均年齢は約33～39歳、平均勤続年数は約7～9年の間で推移しています。

これまでの終身雇用型企業の平均年齢が42歳前後　平均勤続年数は18-19年です。

明治海運の入社3年後の離職率は公表されていませんが、新規採用数はここ数年を見ると
2021年　新卒2名、中途2名
2020年　新卒3名、中途11名
2019年　新卒1名、中途非公表
2018年　新卒0名、中途4名
2017年　新卒0名、中途4名
と、なっています。同業界の他社と比べ平均勤続年数が短いのは、新卒採用数に対し中途採用数が多いことも要因の一つだと思われます。

　(2) 明治海運の年齢別の年収推移

平均年収から年齢別の推定年収を算出しました。

明治海運の給与制度は、初任給が陸上総合職・大卒で月給212,000円となっており、初年度は260～350万円ですが
最大年収を迎える50代の年収は850～980万円になります。

明治海運の推定年収を日本の上場企業の平均年収との比較するとその差は

25歳　　　　－47万円
30歳　　　　－22万円
35歳　　　　＋43万円
40歳　　  　＋123万円
45歳　　  　＋161万円
50歳　　  　＋133万円
55歳　　  　＋128万円
60歳　　  　＋115万円

となり、上場企業の平均よりも少し高い年収となっています。

※一般的には役職定年が55-58歳になります。
55-58歳になると年収が25%ダウンする企業もありますが部長級以上だと、その限りではありません。
また親会社の場合、子会社への“転籍”を促されますが、転籍の場合は年収が30％ダウンします。

当メディアは順調に昇給・昇格した場合の推定値を算出しております。
次は役職ごとの年収をご覧ください。

　(3) 明治海運の役職別の年収推移

（編集部独自に取得しているデータと明治海運の平均年収を掛け合わせて算出）

明治海運の企業カルチャー、組織体制、昇進、評価基準などについては情報収集次第追加します。

　(4) 明治海運の口コミ情報

情報収集次第追加します。

　(5) 明治海運の福利厚生/待遇

明治海運の福利厚生についてご紹介します。

実際に明治海運での勤務経験のある社員や元社員の方の福利厚生に関する口コミ情報は情報収集次第追加します。

2022年　新卒採用の募集要項

3．明治海運に新卒/転職で入社するには

4．明治海運の過去10年間の業績推移、中期経営計画書を見るには