社内や社外で表彰を受けたことがある場合には、転職活動でもアピールポイントとして活用したいと思うものです。しかし実際どのようにアピールすればよいのかわからず困っていないでしょうか。
この記事では、過去に受けた表彰を、転職活動でアピールするため職務経歴書に記載するときのポイントや書き方、応募先でどのように評価されるのかなどを解説していきます。
1.表彰は職務経歴書でアピールするのがおすすめ
転職活動で、これまで社内や社外で受けた表彰をアピールする場は履歴書・職務経歴書・面接の3つが考えられます。
履歴書に賞罰欄があれば記載できますが、最近の履歴書には賞罰欄自体がないものが多いため、基本的には職務経歴書でアピールするようにしましょう。転職活動においては、履歴書よりも職務経歴書が重要視されるほうが多いため、採用担当者や面接官の目にもとまりやすいと考えられます。
職務経歴書に記載しておくと、面接時に詳しく質問してもらえる可能性も高くなるため、表彰の内容についてしっかりと答えられるようにしておきましょう。
2.表彰を職務経歴書に書くときのポイント
職務経歴書に表彰について記載するときのポイントは2つあります。
①簡潔に記載すること
アピールポイントとなるため詳しく書きたくなりますが、職務経歴書に記載するときには1行から長くても2行程度に簡潔にまとめましょう。
②必ず数字を入れること
表彰された内容やすごさが具体的にイメージできるよう、売上や販売数などの数字があるなら記載すると効果的です。
表彰された内容が、応募職種に深く関わることで、掘り下げてアピールしたい場合には、自己PR欄を活用するようにしましょう。
3.表彰は職務経歴書のどこに書く?
表彰を職務経歴書のどこに記載するかは、表彰の内容によって違ってきます。
社内表彰であれば、職務経歴書の職歴欄に、当時の勤務先の職歴に含めて記載するとよいでしょう。一方社外表彰の場合には、「表彰・受賞」の項目を作成し、そちらに記載しましょう。
【職務経歴書での記載例】

職務経歴書での記載例
4.表彰はどのように評価される?
一般的に応募先の企業では、表彰自体については評価されないと考えておきましょう。企業が関心を持つのは、表彰された内容と、それが応募職種にどのように関わってくるのかということです。
たとえば応募職種が営業職で、これまで営業成績で社内表彰を受けているような場合には、入社後も活躍が期待できる人材として高く評価される可能性が高いです。
一方これまでデザイナーをしていた方が営業職に転職を希望するような場合、デザイン賞を受賞した経歴は、興味を持ってもらえることはあっても評価される可能性は低いでしょう。
表彰の内容が、応募職とまったく関係がない場合には、それほど評価を受けた職種をどうして続けないのかと疑問を持たれ、質問をされる可能性もあるため、あえて書かないのもひとつの選択です。
5.表彰をアピールするときのポイント
表彰をアピールしたい場合には、その賞が応募する職種にどのように関係するかをうまく関連づけて説明する必要があります。
たとえば経理で表彰を受けた場合には、どれだけ綿密な計画を立て、スケジュールや数値管理を行ったのかをアピールできれば、営業職への応募においても評価してもらえる可能性は高くなります。
表彰を職務経歴書でアピールするときには、表彰を受けたスキルや能力を、応募先の企業でどのように活かし、貢献できるのかを伝えるようにしてください。
6.まとめ
社内や社外で表彰を受けた場合には、職務経歴書でアピールすると効果的です。面接で表彰について質問を受けたときには、表彰の内容を多く語るよりも、その経歴を応募先の職種や企業で活かしていきたいという意気込みを、しっかりと伝えることが大切です。