企業研究
ゆうちょ銀行の年収は1000万円

 

2006年9月1日設立。2007年10月1日に「株式会社ゆうちょ」から「株式会社ゆうちょ銀行」に商号変更しました。

2007年の郵政民営化で旧郵政公社の郵便貯金を継承し、預貯金残高は国内首位となっています。直営の234店舗に加え、郵便局(日本郵便)が窓口業務を担っています。法人向け貸し付けや住宅ローンなどは認可されていないので運用は国債が中心となっており、外国証券投資など運用の多角化を目指しています。投信販売やスマホ決済など、キャッシュレスサービスにも注力しています。

今回はメガバンクの中でも「ゆうちょ銀行」の収入という観点に迫ります。

有価証券報告書に記載されている平均年収・平均年齢から、当メディア独自の算出により生涯賃金も割り出しています。
新卒採用の難易度、転職採用の難易度、そして学歴フィルター情報も参考にしてください。

 

1.ゆうちょ銀行の平均年収は675万円

 

ゆうちょ銀行の平均年収は675万円

 

2021年のゆうちょ銀行の年収の平均は、675万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は12,408人、平均年齢43.8歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定650~940万円程度と予測されます。

 

 (1) ゆうちょ銀行の平均年収 推移(2016年から)

 

ゆうちょ銀行の平均年収 推移(2016年から)

ゆうちょ銀行の平均年収 推移(2016年から)

 

平均年収ゆうちょ銀行メガバンクの平均上場企業平均
2010年-760万円 
2011年-738万円563万円
2012年-732万円570万円
2013年-733万円571万円
2014年-745万円577万円
2015年-751万円588万円
2016年650万円741万円594万円
2017年655万円734万円598万円
2018年655万円734万円605万円
2019年670万円738万円612万円
2020年676万円745万円614万円
2021年675万円749万円603万円

 

今回は、メガバンクの一角であるゆうちょ銀行の年収推移をグラフ化しました。
計測は2016年から2021年まで。
ゆうちょ銀行の2021年の平均年収を2016年と比べると平均年収は25万円(104%)の上昇となっています。

 

安定しているイメージの強い銀行業界ですが、新型コロナウィルスによる影響は少なくはありません。大手銀行5グループの2021年3月期の決算では三菱UFJフィナンシャル・グループとみずほフィナンシャル・グループは増益となりましたが三井住友フィナンシャル・グループなど3グループは2桁の減益となりました。というのも、コロナ禍による企業の資金需要は強く貸出金は増加しているのですが、融資の焦げ付きに備えた引当金の増加や海外市場部門の不振が減益の原因となっているためです。
もともと少子高齢化や長引く超低金利の影響で経営が厳しい状態でしたが、ここに新型コロナウィルスが追い打ちをかけることになりました。
そこで、預貸金業務中心の収益システムから新たなビジネスモデルを立ち上げようと各銀行とも取り組みをはじめました。 
業務の効率化を図るために、三井住友銀行は900枚の紙幣を一度で扱えるATMを導入し窓口で現金の受け渡しを行わない店舗、みずほ銀行は窓口カウンターがなく顧客がタブレット端末で手続きをする店舗をそれぞれ開設しました。
若い世代向けとしては、IT企業と連携しスマートフォン上で様々な金融サービスが受けられるシステムの開発も各銀行で進められています。
また、SDGsやESGへの意識が高まっているため、これからはSDGsやESG融資も加速していくと思われます。

 

 (2) ゆうちょ銀行の生涯賃金 推移(2016年から)

 

ゆうちょ銀行の生涯賃金 推移(2016年から)

ゆうちょ銀行の生涯賃金 推移(2016年から)

 

生涯賃金ゆうちょ銀行上場企業の平均上場平均との差額
2010年-- 
2011年-2億2450万円-
2012年-2億2729万円-
2013年-2億2939万円-
2014年-2億3185万円-
2015年-2億3631万円-
2016年2億5439万円2億3897万円1542万円
2017年2億5607万円2億4046万円1561万円
2018年2億5611万円2億4320万円1291万円
2019年2億6210万円2億4610万円1600万円
2020年2億6243万円2億4481万円1763万円
2021年2億6193万円2億3421万円2772万円

 

ゆうちょ銀行に新卒入社をしてから60歳まで勤務をした場合
2億6,193万円の収入を得る事ができます。

日本の上場企業の生涯賃金との差額は、2021年時点で2,772万円。
おおよそ日本の平均の1.12倍、メガバンクの平均値の0.90倍となっています。

日本では上場企業とひとくくりにされますが、このように入社する企業で人生においてかなりの収入差が出てしまうのです。

 

 (3) ゆうちょ銀行の平均年収を業界と比較

 

ゆうちょ銀行の平均年収を業界と比較

ゆうちょ銀行の平均年収を業界と比較

 

業界プレイヤー平均年収生涯賃金
三井住友銀行842万円3億2700万円
あおぞら銀行809万円3億1407万円
新生銀行788万円3億0611万円
三菱UFJ銀行773万円3億0017万円
みずほ銀行729万円2億8317万円
セブン銀行713万円2億7680万円
ゆうちょ銀行675万円2億6193万円
りそな銀行662万円2億5708万円
上場平均603万円2億3421万円

 

今回は、メガバンク8社(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行、新生銀行、あおぞら銀行、セブン銀行)の平均と、ゆうちょ銀行の年収推移を比較しました。

結論、ゆうちょ銀行は業界平均の0.90倍、上場企業の平均年収と比べると1.12倍の収入を得る事ができています。

 

 (4) ゆうちょ銀行の年収カースト

 

ゆうちょ銀行の年収カースト

ゆうちょ銀行の年収カースト

 

ゆうちょ銀行の年収は675万円なので、カーストは“一人暮らし貴族”です。

東京商工リサーチが日本の上場企業1841社を調査した所、平均年収600万円台の企業は527社で全体の28.63%でした。

上場企業の平均年収は603万円で同じく”一人暮らし貴族”のランク。ここが全体で一番多い割合となっています。

 

2.ゆうちょ銀行の給与制度/年収推移

 

ゆうちょ銀行の給与制度・年収推移

 

2021年のゆうちょ銀行の年収の平均は、675万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は12,408人、平均年齢43.8歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定650~940万円程度と予測されます。

 

 (1) ゆうちょ銀行の勤務状況の推移

 

ゆうちょ銀行の勤務状況の推移

ゆうちょ銀行の勤務状況の推移

 

勤務状況平均年齢平均勤続年数
2016年42.4歳19.0年
2017年42.5歳19.1年
2018年42.5歳19.0年
2019年42.8歳19.2年
2020年43.3歳19.5年
2021年43.8歳19.9年

 

ゆうちょ銀行の平均年齢も平均勤続年数もここ6年間で大きな増減をしておらず、一定といえます。

これは定年退職以外の退職が少ない企業の特徴です。

これまでの終身雇用型企業の平均年齢が42歳前後 平均勤続年数は18-19年です。
ゆうちょ銀行もこれに当てはまり、安定して働ける企業といえます。

 

 (2) ゆうちょ銀行の年齢別の年収推移

平均年収から年齢別の推定年収を算出しました。

ゆうちょ銀行の年齢別の年収推移

ゆうちょ銀行の年齢別の年収推移

 

年齢ゆうちょ銀行の推定年収上場企業の平均年収
25歳355万円406万円
30歳482万円509万円
35歳609万円572万円
40歳736万円621万円
45歳800万円647万円
50歳863万円739万円
55歳927万円808万円
60歳837万円730万円

 

ゆうちょ銀行の給与制度は、初任給が大卒で212,500~238,000円ですので、初年度は300~380万円ですが
最大年収を迎える50代の年収は840~990万円になります。

 

日本の上場企業の平均年収との比較するとその差は

25歳    -51万円
30歳    -27万円
35歳    +37万円
40歳    +115万円
45歳    +153万円
50歳    +124万円
55歳    +119万円
60歳    +107万円

となり、上場企業の平均よりも高い年収となっています。

※一般的には役職定年が55-58歳になります。
55-58歳になると年収が25%ダウンする企業もありますが部長級以上だと、その限りではありません。
また親会社の場合、子会社への“転籍”を促されますが、転籍の場合は年収が30%ダウンします。

当メディアは順調に昇給・昇格した場合の推定値を算出しております。
次は役職ごとの年収をご覧ください。

 

 (3) ゆうちょ銀行の役職別の年収推移

 

役職年齢推定年収
役職なし23歳〜27歳350万円~550万円
主任28歳〜610万円〜720万円
係長32歳〜710万円〜790万円
課長37歳〜780万円〜1,000万円
部長45歳〜1,010万円〜1,330万円

(openworkのデータを参考に編集部作成)

 

基本的には年功序列で、業績評価と職務行動評価の2つの側面からの評価となっているようですが、評価基準が曖昧というコメントが多く見られました。
新卒入社で総合職の場合、基本的には主任やマネジャーへと昇格していき、順調にいけば20代後半で主任、30歳過ぎでマネジャー、30後半では管理者となることが多いようです。

(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 

 (4) ゆうちょ銀行の口コミ情報

 

20代女性

20代女性
給与制度: 賞与は年2回(6月、12月)、営業手当も年2回(6月、12月)。
評価制度: 人事評価を行うが、きちんと評価されているかは不明。

月給残業賞与年収
20万円5万円100万円400万円
20代男性

20代男性
給与制度: 年に一度昇給はあるが、基本給があまりにも低い。ボーナスとは別で出る営業手当のみ。
評価制度: 店舗の順位が良く、さらにその中で順位をつけて評価される。

月給残業賞与年収
21万円1万円45万円400万円
20代女性

20代女性
給与制度: 営業手当が賞与とは別に出る。店舗の評価順位等によって店舗への手当金額が決まり、それを営業実績が一番の人の割合から、他の社員が何割もらえるかが決まるという感じ。 そのため営業社員が沢山いて、かつ店舗順位が低い店舗は、営業実績が一番の人でも沢山の金額は貰えないということになる。

月給残業賞与年収
24万円-140万円500万円
30代男性

30代男性
給与制度: 賞与は夏冬支給。夏は一律支給。冬は前年度の人事評価によって査定あり。昇給は年一回。基本の昇給以外に人事評価に基づいた査定を反映した昇給あり。
評価制度: 管理者は半期ごと、一般社員は年1回の人事評価を実施。役職や所属する組織に応じて評価される項目が異なる。

月給残業賞与年収
40万円5万円160万円700万円
40代女性

40代女性
給与制度: よほどのことがない限り微々たるものだが毎年昇給する。ボーナスは評価により違うが、仕事が出来なくても普通の人と同じようにもらえる。
評価制度: 営業ができれば多少の手当てが付くが、ありがとうと感謝されるだけのことも多い。評価は上がるが絶対評価ではないので枠や人数が決まっている。ずっとプラス昇給が続いていると今回は別の人、自分よりも成績の悪い人に回してあげて、と言われたことがある。

月給残業賞与年収
35万円5万円140万円650万円
40代男性

40代男性
給与制度: 毎年普通に昇給するが、55歳をピークに給料が頭打ちとなる。
評価制度: 勤務評価がすべてなので、実績をあげるだけでなく上司に対してのごますり等もきちんとしないと出世できない。

月給残業賞与年収
45万円5万円220万円820万円
(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 (5) ゆうちょ銀行の福利厚生/待遇

 

ゆうちょ銀行の福利厚生・待遇

 

ゆうちょ銀行の福利厚生についてご紹介します。
就職・転職する時に求人票の情報だけでは、意思決定する時に情報が不足します。
実際にゆうちょ銀行での勤務経験のある社員や元社員の方の福利厚生に関する口コミ情報も併せて紹介します。

 

2021年 新卒採用の募集要項

手当扶養手当、通勤手当、住居手当、超過勤務手当等
※住居手当は一般職を除く
※上記のほか、営業・勤務実績に応じて手当が支給される
休日・休暇4週8休制
年次有給休暇・特別休暇(夏期・冬期・結婚・産前・産後・忌引・ボランティア等)・病気休暇・育児休業・介護休業 等
保険社会保険、厚生年金、労働者災害補償保険、雇用保険
福利厚生・諸制度◆制度
・財形貯蓄制度
・保険料払込団体
・社員持株会
◆諸施設
・社宅(世帯用・独身用) ※所定の入居要件あり
・レクリエーション施設
・付属医療機関(逓信病院)

 

20代女性
福利厚生: 退職金、社宅(独身から管理職まで)、住宅補助、財形、持ち株…元公務員だけあって福利厚生はしっかりしており、どれも活用できる。 給与が安くても安定していて且つ手厚い福利厚生にしがみつく形で働いている人がほとんど。

20代男性
福利厚生: 福利厚生に関してはトップクラスにいいと思っている。社宅はキレイで6000円程度で住むことが出来るので、給料の低さに対して目をつぶることが出来る。

30代男性
福利厚生: 退職金は安い。自己都合退職時は勤続年数での掛け率があり、10年程度なら25%ほどしかもらえない。 45歳超では勧奨退職という公務員的な制度があり、時期を絞って早期退職者募集が毎年ある。その際は掛け率が90%程度に上がる。 社宅は全国至る所にあるが、古いところがほとんど。古い社宅も改装はしていっている。
オフィス環境: 本社こそ大手町の新築ビルだが、エリア本部や事務センターといった大型の現場施設は他の郵政グループと同じ建屋にあり、新しいところは皆無。しいて言うなら関東が新しいぐらい(それでもさいたま新都心)。 直営店は郡山と秋田以外は普通郵便局と併設。建物の都合で本店、博多店や名古屋中央店などの新築ビルはあるが、基本は古い。

40代女性
福利厚生: 正社員は充実 非正規雇用社員には退職金も住宅費補助もなし。
オフィス環境: 支社ビルは環境充実しているが、郵便局は正直古びている。

40代男性
福利厚生: 福利厚生は素晴らしい。休みの多さはトップレベル。 総合職、地域基幹職には住宅手当が2万7000円あるが、一般職にはない。
オフィス環境: 綺麗な店舗と古い店舗の差が激しい。新しい店舗は設備も充実している。
(en Lighthouseに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

3.ゆうちょ銀行に新卒/転職で入社するには

 

 

 

 

 

4.ゆうちょ銀行の過去10年間の業績推移、中期経営計画書を見るには

 

 

 

 

 

 

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