年収700万円台 年収調査

みずほ銀行の年収は1000万円を超える?新卒/転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析

みずほ銀行の年収は1000万円を超える?新卒・転職に役立つ平均年収・給与制度、生涯賃金を徹底分析
「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」とともに「3大メガバンク」と呼ばれています。 第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が純粋持ち株会社を設立して誕生しました。店舗の統廃合や人員削減など構造改革を進めています。また、AIを用いた融資サービスなどITを駆使した新規事業も積極的に行っています。 今回はメガバンクの中でも「みずほ銀行」の収入という観点に迫ります。 有価証券報告書に記載されている平均年収・平均年齢から、当メディア独自の算出により生涯賃金も割り出しています。 新卒採用の難易度、転職採用の難易度、そして学歴フィルター情報も参考にしてください。

1.みずほ銀行の平均年収は729万円

みずほ銀行の平均年収は729万円 2021年のみずほ銀行の年収の平均は、729万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は27,659人、平均年齢38.1歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定720~1,040万円程度と予測されます。

 (1) みずほ銀行の平均年収 推移(2010年から)

みずほ銀行の平均年収 推移(2010年から)

みずほ銀行の平均年収 推移(2010年から)

平均年収 みずほ銀行 メガバンクの平均 上場企業平均
2010年 664万円 760万円
2011年 671万円 738万円 563万円
2012年 673万円 732万円 570万円
2013年 673万円 733万円 571万円
2014年 726万円 745万円 577万円
2015年 738万円 751万円 588万円
2016年 758万円 741万円 594万円
2017年 745万円 734万円 598万円
2018年 738万円 734万円 605万円
2019年 737万円 738万円 612万円
2020年 736万円 745万円 614万円
2021年 729万円 749万円 603万円
今回は、メガバンクの一角であるみずほ銀行の年収推移をグラフ化しました。 計測は2010年から2021年まで。 みずほ銀行では2010年から2021年の12年間で平均年収が65万円(110%)上昇しています。 メガバンクの12年間の上昇平均は-11万円(99%)とほぼ横ばいなので、業界の中でも賃金が上昇していることがわかります。また上場企業の平均では11年間で40万円(107%)です。 安定しているイメージの強い銀行業界ですが、新型コロナウィルスによる影響は少なくはありません。大手銀行5グループの2021年3月期の決算では三菱UFJフィナンシャル・グループとみずほフィナンシャル・グループは増益となりましたが三井住友フィナンシャル・グループなど3グループは2桁の減益となりました。というのも、コロナ禍による企業の資金需要は強く貸出金は増加しているのですが、融資の焦げ付きに備えた引当金の増加や海外市場部門の不振が減益の原因となっているためです。 もともと少子高齢化や長引く超低金利の影響で経営が厳しい状態でしたが、ここに新型コロナウィルスが追い打ちをかけることになりました。 そこで、預貸金業務中心の収益システムから新たなビジネスモデルを立ち上げようと各銀行とも取り組みをはじめました。 業務の効率化を図るために、三井住友銀行は900枚の紙幣を一度で扱えるATMを導入し窓口で現金の受け渡しを行わない店舗、みずほ銀行は窓口カウンターがなく顧客がタブレット端末で手続きをする店舗をそれぞれ開設しました。 若い世代向けとしては、IT企業と連携しスマートフォン上で様々な金融サービスが受けられるシステムの開発も各銀行で進められています。 また、SDGsやESGへの意識が高まっているため、これからはSDGsやESG融資も加速していくと思われます。

 (2) みずほ銀行の生涯賃金 推移(2010年から)

みずほ銀行の生涯賃金 推移(2010年から)

みずほ銀行の生涯賃金 推移(2010年から)

生涯賃金 みずほ銀行 上場企業の平均 上場平均との差額
2010年 2億5793万円 -
2011年 2億6057万円 2億2450万円 3607万円
2012年 2億6146万円 2億2729万円 3417万円
2013年 2億6343万円 2億2939万円 3404万円
2014年 2億8397万円 2億3185万円 5211万円
2015年 2億8874万円 2億3631万円 5243万円
2016年 2億9649万円 2億3897万円 5751万円
2017年 2億9128万円 2億4046万円 5082万円
2018年 2億8874万円 2億4320万円 4554万円
2019年 2億8843万円 2億4610万円 4233万円
2020年 2億8569万円 2億4481万円 4089万円
2021年 2億8317万円 2億3421万円 4896万円
みずほ銀行に新卒入社をしてから60歳まで勤務をした場合 2億8,317万円の収入を得る事ができます。 日本の上場企業の生涯賃金との差額は、2021年時点で4,896万円。 おおよそ日本の平均の1.21倍、メガバンクの平均値の0.97倍となっています。 日本では上場企業とひとくくりにされますが、このように入社する企業で人生においてかなりの収入差が出てしまうのです。

 (3) みずほ銀行の平均年収を業界と比較

みずほ銀行の平均年収を業界と比較

みずほ銀行の平均年収を業界と比較

業界プレイヤー 平均年収 生涯賃金
三井住友銀行 842万円 3億2700万円
あおぞら銀行 809万円 3億1407万円
新生銀行 788万円 3億0611万円
三菱UFJ銀行 773万円 3億0017万円
みずほ銀行 729万円 2億8317万円
セブン銀行 713万円 2億7680万円
ゆうちょ銀行 675万円 2億6193万円
りそな銀行 662万円 2億5708万円
上場平均 603万円 2億3421万円
今回は、メガバンク8社(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行、新生銀行、あおぞら銀行、セブン銀行)の平均と、みずほ銀行の年収推移を比較しました。 結論、みずほ銀行は業界平均の0.97倍、上場企業の平均年収と比べると1.21倍の収入を得る事ができています。また2010年よりみずほ銀行内でも平均年収が65万円あがっており、企業としての業績/収益が順調に伸びていることがわかります。

 (4) みずほ銀行の年収カースト

みずほ銀行の年収カースト

みずほ銀行の年収カースト

みずほ銀行の年収は729万円なので、カーストは“THE 中流層”です。 東京商工リサーチが日本の上場企業1841社を調査した所、平均年収700万円台の企業は304社で全体の16.51%でした。 上場企業の平均年収は603万円で”一人暮らし貴族”のランク。ここが全体で一番多い割合となっています。

2.みずほ銀行の給与制度/年収推移

みずほ銀行の給与制度・年収推移 2021年のみずほ銀行の年収の平均は、729万円(有価証券報告書調べ)、従業員数は27,659人、平均年齢38.1歳です。ただしこれは一般職を含めた平均年収。当メディアの独自調査結果によりますと、総合職のみの平均年収は推定720~1,040万円程度と予測されます。

 (1) みずほ銀行の勤務状況の推移

みずほ銀行の勤務状況の推移

みずほ銀行の勤務状況の推移

勤務状況 平均年齢 平均勤続年数
2010年 35.6歳 13.0年
2011年 35.9歳 13.1年
2012年 36.5歳 13.7年
2013年 36.8歳 14.0年
2014年 37.5歳 14.4年
2015年 37.8歳 14.5年
2016年 37.8歳 14.4年
2017年 37.7歳 13.9年
2018年 37.5歳 13.7年
2019年 37.7歳 13.8年
2020年 38.2歳 14.3年
2021年 38.1歳 14.5年
みずほ銀行の平均年齢、平均勤続年数は12年で少しずつ伸びています。 これは定年退職以外の退職が減少しているということです。 これまでの終身雇用型企業の平均年齢が42歳前後 平均勤続年数は18-19年です。 みずほ銀行もほぼこれに当てはまり、安定して働ける企業といえます。

 (2) みずほ銀行の年齢別の年収推移

平均年収から年齢別の推定年収を算出しました。
みずほ銀行の年齢別の年収推移

みずほ銀行の年齢別の年収推移

年齢 みずほ銀行の推定年収 上場企業の平均年収
25歳 384万円 406万円
30歳 521万円 509万円
35歳 659万円 572万円
40歳 796万円 621万円
45歳 864万円 647万円
50歳 933万円 739万円
55歳 1,002万円 808万円
60歳 904万円 730万円
みずほ銀行の給与制度は、初任給が大卒で205,000円ですので、初年度は300~350万円ですが 最大年収を迎える50代の年収は910~1,120万円になります。 日本の上場企業の平均年収との比較するとその差は 25歳    -22万円 30歳    +12万円 35歳    +87万円 40歳    +175万円 45歳    +217万円 50歳    +194万円 55歳    +194万円 60歳    +174万円 となり、上場企業の平均よりも高い年収となっています。 ※一般的には役職定年が55-58歳になります。 55-58歳になると年収が25%ダウンする企業もありますが部長級以上だと、その限りではありません。 また親会社の場合、子会社への“転籍”を促されますが、転籍の場合は年収が30%ダウンします。 当メディアは順調に昇給・昇格した場合の推定値を算出しております。 次は役職ごとの年収をご覧ください。

 (3) みずほ銀行の役職別の年収推移

役職 年齢 推定年収
役職なし 23歳〜27歳 350万円~700万円
主任 28歳〜 720万円〜870万円
係長 32歳〜 820万円〜990万円
課長 37歳〜 960万円〜1,320万円
部長 45歳〜 1,380万円〜1,950万円
(openworkのデータを参考に編集部作成) 基本的には年功序列型の人事制度であるため、課長代理というポジションに30代で昇格すれば年収1,000万円に届きます。8年目に役職がつくかどうかが初めての出世コースの別れ目で、早い人であれば30歳で課長代理につくので、30歳過ぎに年収1,000万円を狙えます。 30歳でストレートに昇進しなくとも、総合職であればほとんどの職員が課長代理にまでは上がれます。しかし、その先の課長以上への昇進は実力主義と言われているようです。 (openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 (4) みずほ銀行の口コミ情報

20代女性

20代女性
20代女性
給与制度: 給与はこれまで年間5000円ずつアップしてきた気がする。 賞与は年に2回。12月の賞与は事務入社の4.5年目は40万円の一律。6月の賞与は支店の業績と自分の支店長からの評価で決まる。評価はc.b.a.sの4段階。支店長とどれだけコミュニケーションをとることが出来て、自分を理解してもらえたかで評価は変わる気がする。 しかし、人事制度の変化で支店長業務は以前より多忙になっており、昨年の制度変更前の面談数が年間4回に対して、今年度は11月の段階で1度しかしていない状況。
月給 残業 賞与 年収
23万円 2万円 100万円 400万円

20代男性

20代男性
20代男性
給与制度: 年功序列でアップしていく。 入社時は一人暮らしも満足にできない水準だが、6年目の7月に700万円台に乗る。 評価制度: ある程度のレベルまでは年功序列。 8年目に役職がつくかどうか、ここが初めての出世コースの別れ目。役職につくことができれば1000万円コースと思われる。ストレートで昇進できれば10年目に課長になる。優秀な人は全員課長までストレートで昇進している印象。
月給 残業 賞与 年収
700万円

30代女性

30代女性
30代女性
評価制度: 営業の場合、実績の通りに評価されるが、担当顧客が実績に大きく関係してくるので、運の要素も強い。 本部の場合(部署によるが)、役職に依存しない給与体制に変更されつつある。役職付きになっても仕事ができないと判断された場合、担当より給与が低くなることもあるので、結構シビア。
月給 残業 賞与 年収
31万円 14万円 140万円 680万円

30代男性

30代男性
30代男性
給与制度: 給与は年齢からしたら高いものを貰っていると感じる。最短でマネジメントになれば、30代前半で1,200万程の給与が貰えるが、同期の中でも昇格人数は限られており、毎年の人事評価の積み上げと、支店のトップがいかに昇格に対して熱心に人事に働きかけてくれるかによるかと思う。 評価制度: これまでは定量的な結果に基づいての評価だったが、人事制度が新しくなり、年度を通してどれだけ成長したかをメインに評価をされるように変わってきている。定性的な面も多分にあるので、評価者次第で大きく評価が変わるものでもあり、評価者の資質が求められると思う。
月給 残業 賞与 年収
1,200万円

30代男性

30代男性2
30代男性2
給与制度: 4年目、6年目までは概ね横並びで昇進する。 ここまでで年収700万〜800万クラス。 8年目で半分、10年目でもう半分がストレートで昇進し、ここで年収1000〜1200万クラス。 ここまでの昇給ピッチは早く30歳過ぎで年収1000万はそう難しくない。 評価制度: 所属長(最終評価者)の裁量が大きいため時に不平等感もあるが、上司も入れ替わるので実力があるのに全く評価されないということはほぼないが、降格もないのでたまに全く使えないのにそこそこのポストにいる人間もいる。
月給 残業 賞与 年収
51万円 15万円 300万円 1,092万円

30代男性

30代男性
30代男性
給与制度: 20代中盤~後半でリーダー職階になれば年収600~800万程度 30代前後で調査役になれば年収1000万程度 支店でマネジメント職階なら1,000万~1,200万程度。
月給 残業 賞与 年収
60万円 15万円 200万円 1,100万円
(openworkに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

 (5) みずほ銀行の福利厚生/待遇

みずほ銀行の福利厚生・待遇 みずほ銀行の福利厚生についてご紹介します。 就職・転職する時に求人票の情報だけでは、意思決定する時に情報が不足します。 実際にみずほ銀行での勤務経験のある社員や元社員の方の福利厚生に関する口コミ情報も併せて紹介します。 2021年 新卒採用の募集要項
手当 通勤補給費全額支給、昼食費補助等
休日・休暇 土日、祝日、年末年始 その他長期休暇制度等の有給休暇あり、年間休日日数120日以上
保険 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金 等
福利厚生・諸制度 持株会制度、事業所内保育所、ベビーシッター育児割引制度、社員毎のニーズに応じた住宅関連制度、財産形成支援制度、余暇支援制度等

20代女性

20代女性
20代女性
福利厚生: 数社の中から自由に選べる福利厚生あり。 カフェテリアポイントを使用すれば月額費も安くなるため、加入して損はない。 オフィス環境: 本部組織は大手町と丸の内に集約された。どちらのオフィスも綺麗かつ快適な環境となっており、現代に合わせたフリーアドレス仕様にもなっているが、人が多くコロナ渦でも在宅があまり進んでいないことがわかる。 ビルからの景色はとても良く、リフレッシュにもなる。

20代男性

20代男性
20代男性
福利厚生: 住宅関連補助は新制度で改悪されたとはいえ、世間一般からすれば手厚いと思われる。建物・設備は老朽化してきているが、それでも都内一等地に格安で住むことが可能。退職金や年金は新制度になり、こちらも条件は悪くなった。 オフィス環境: 丸の内に新オフィスを構えたが、直前のレイアウト変更があったのか、非常に狭い。

30代男性

30代男性
30代男性
福利厚生: 福利厚生が充実。住宅補助や寮、社宅など、住宅関連の制度に関しては不便を感じない。独身時代から結婚、出産(家庭を持つ)まで、住むことに関しては大して悩まなくてすむ。多くを求めなければ自己負担が軽いので、趣味や勉強に充分な金を使える。職場環境に左右される部分はあるが産前・産後休暇や育児休業も取得しやすい。実家の支援を受けづらい環境だったとしても、『仕事と家庭の両立ができないこと』を理由に追い詰められるような環境ではないし、制度も整っている。条件はつくが保育料の補助もあり、共働き世帯や女性職員の職場復帰に関するハードルもそれなりに低い。財形などの資産形成制度も充実。若い年次から始めることで、気づいた頃には、多くはないが少なくもない金額が積立てられていることが良い。インフルエンザの予防接種にも補助がつき、かつ、部署によっては職場で接種が可能なため、わざわざ職員個人で病院の予約をしなくても良いのは楽。総括すると、福利厚生制度は充実しており、各種制度を駆使すれば給料以上のメリットを感じることができる。若すぎると制度が多すぎて何が使えるか把握できないこともあるが、ある程度の年次になればそのメリットを実感できる。

30代女性

30代女性
30代女性
福利厚生: 20年勤続した人は確定給付企業年金の対象、それ以下の勤務年数(主に転職組)には企業年金なし。確定拠出年金制度には全員加入。職位別の拠出額。持株会、財形の補助あり。社員寮や借上住宅制度あり。毎月約7万円の家賃補助あり。

40代男性

40代男性
40代男性
福利厚生: 産休育休は積極的に推進している。休暇については他に迷惑がかけなければ大丈夫だが、支店では本部ほど融通は利かない。福利厚生はかなり充実している。 オフィス環境: 本社は新築であり快適。支店は改善されているが、築年数が経っているものも多く、本社との差は大きい。 共有スペースはコロナで利用されていない場所もあるが、それなりに充実している。
(en Lighthouseに寄せられた社員口コミを参考に編集部作成)

3.みずほ銀行に新卒/転職で入社するには

4.みずほ銀行の過去10年間の業績推移、中期経営計画書を見るには

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面接官のホンネ 管理人

アラフォーの管理職。12歳と10歳の娘がいます。 新卒・中途採用に10年以上携わり、安定を手にするために私自身も財閥系企業に転職しました。次世代に知識と経験の継承を目的として「リアルな現場の声」をテーマに、“面接官のホンネ”を立ち上げました。わかりやすく、人事/採用の担当としての本音をお届けします。

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