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就活写真はフォトスタジオで撮らないとだめ?準備する際におさえておくべきポイント

就活写真はフォトスタジオで撮らないとだめ?準備する際におさえておくべきポイント

就活では履歴書やエントリーシートに貼付する証明写真が欠かせません。これまで証明写真が必要なときにスピード写真を利用していたことも多いかもしれませんが、就活写真でもスピード写真を使うのはありなのでしょうか。

 

この記事では、就活写真はどこで撮影するといいのか、撮影場所による写真の違いをまとめました。

 

服装や髪型など身だしなみで気を付ける点、印象の良い写真にするためのポイントなど就活用の写真準備のあれこれについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

 

 

1.就活写真は就活生がどんな人物か事前に知るためのもの

 

書類選考において貼付されている証明写真は、就活生がどんな人物かイメージする材料の1つです。これは容姿ではなく、就活写真の表情や身だしなみ、さらには貼り方などから伺える人物像を見ています。

 

そのため、就活写真の服装や身だしなみは、面接と同じようにきちんと整えておくようにします。基本的にはスーツを着用し、髪型も写真を撮る前に整えておくといいでしょう。目元ははっきりみせ、口角を少しあげるとはつらつとした爽やかな印象を与えられます。

 

また、就活写真は面接時、手元の応募書類が面接者のもので間違いないか本人確認を行なうという役割もあります。面接で眼鏡をかけていく場合は、就活写真も眼鏡ありで撮影するなど、面接当日と同じようにするのがベターです。

 

 

2.就活写真はどこで撮るのが正解?

 

就活写真を準備するときはフォトスタジオでプロに撮影してもらうのがおすすめですが、状況によってはスピード写真を利用するのもありです。

 

スタジオ写真とスピード写真のメリット・デメリットを解説します。

 

①.写真のクオリティを重視するならスタジオ写真

 

写真館やスタジオでの撮影がすすめられるのは、なんといってもクオリティの高さです。撮影技術はもちろん表情や顔の角度、肩の位置、姿勢などきちんとチェックしてもらえます。モニター確認や撮り直しができるため、満足のいく就活写真の撮影が可能です。

 

修正技術も高く、顔色を良くするだけでなく、前髪の乱れやピンを消すなど加工を施しきれいな仕上がりになるでしょう。また、写真データも一緒にもらえることが多く、就活写真が足りなくなっても自分でプリントして追加できます。

 

就活で必要な写真の枚数は応募数によって異なりますが、平均すると2030枚ほど用意することが多いです。履歴書とエントリーシートなど1社につき複数枚必要なこともあるため、受ける企業数の倍は必要になるでしょう。

 

そのため、たくさん写真が必要な場合、撮影時のコストはかかりますが結果的にリーズナブルになることもあります。

 

ただし、営業時間内や予約可能な日時にスケジュールを合わせなければいけません。ピークである2月~3月は予約が埋まってしまうこともあるため、遅くとも提出の一週間前には準備できるよう早めに計画することをおすすめします。

 

②.スピード写真は低コストでいつでも撮影できるのが魅力

 

駅前などに設置されているスピード写真でも就活写真を撮ることは可能です。もちろんスタジオ写真と比べるとクオリティは劣りますが、最近のスピード写真は美肌モードや修正機能が付いているものもあり、一昔前のイメージよりきちんと撮れるでしょう。

 

深夜や早朝などいつでも撮影できるため、フォトスタジオの営業時間中に時間が取れないときやすぐに証明写真を用意したいときに利用するといいでしょう。

 

また、スタジオ写真より低価格なので、応募する業界や企業に合わせて服装やメイクを変えたい場合も気軽に何種類も撮影できます。

 

ただし、1シートの枚数が決まっているため、同じ写真がたくさん必要なときは何回も撮らなければいけません。また撮り直しできる回数が決まっているため、お金を入れる前に以下のチェックポイントを確認し、準備を整えるようにしましょう。

 

撮影前のチェックポイント
・カメラのレンズは汚れていないか
・フレームの中心に顔が映るよう椅子の高さはあっているか
・ネクタイや襟は曲がっていないか
・髪型は整っているか
・荷物でカメラのストロボを塞いでいないか

 

3.データ形式での写真の準備も必須になりつつある

 

Webエントリーが一般的になり、データ形式での証明写真が必要になる機会が増えています。データ付のスタジオ写真やスピード写真なら問題ありませんが、データなしでの撮影だった場合は、自分でデータ形式の就活写真を用意しなければいけません。

 

簡単なのは、写真をスキャンで読み込む方法です。スキャナーによって画質が異なるため、高画質で読み込めるスキャナーを使用するといいでしょう。

 

持っているスマホやデジカメの性能が良いなら、証明写真を写真で撮ってデータ化することも可能です。その際は電灯やフラッシュが反射しないように気を付けましょう。

 

どうしても手元の写真をデータ化できないなら、自宅で白い壁を背景にスマホやデジカメで撮影するしかありません。加工アプリなどは使わず、部屋に光が入るようにし、全体が明るくなるように撮影しましょう。

 

 

4.証明写真の準備をする際に気を付けたいポイント

 

一般的に履歴書の写真サイズは3×4cmですが、企業の独自フォーマットの履歴書やエントリーシートの場合、サイズが異なることがあります。先入観で間違ったサイズの写真を用意してしまわないように事前に指定サイズを確認しましょう。

 

それでもサイズがわからず迷った場合は、大きめのサイズにするとカットして調整できるので便利です。

 

また、貼付する際はスティック糊より両面テープの方が、粘着力が強いのでおすすめです。万が一はがれてしまっても誰の写真かわかるように裏面に大学名と氏名を記入しておきましょう。

 

 

5.まとめ

 

就活写真が直接合否に影響することはほとんどありませんが、あまりに雑な撮り方だと面接前にマイナスイメージを持たれてしまう可能性はあります。

 

写真そのものの質だけでなく、姿勢や身だしなみ、表情など写真映りが与える印象も重要です。たかが写真とは思わず、きちんと準備するようにしましょう。

 

 

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編集者 渡辺

人材業界の大手転職メディアの企画/編集を15年、そして10年以上新卒・中途採用の面接官を行い、年300人以上の就職者に耳を傾けてきました。特異分野は、各業界や企業の分析、データに基づいた役立つ記事を更新していきます。

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